レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン 「失望しないように考え方を変えた」
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、昨年、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンがタイトルを獲得したことに失望しないように考え方を変えることを余儀なくされたと明かした。

マックス・フェルスタッペンは、2020年に11回の表彰台と1回のポールポジションを獲得し、F1 70周年記念GPとF1アブダビGPで優勝を果たしてキャリア通算10勝に到達してシーズンを終えたが、RB16にはメルセデスとタイトルを争うスピードはなかった。

元レッドブルのF1ドライバーであるデビッド・クルサードとのインタビューで、メルセデスに対抗できないことにフラストレーションを感じているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「文字通り、そんな感じだった」とコメント。

「対抗したという信念を持っているし、『実現できるはずだ。実現できるだろう』と考えても、毎年それが起こらなければ、少しイライラするものだ」

「今年は自分自身に『勝てないことにずっとイライラするかもしれない。ある意味、とにかくそれは不可能だと見なすべきかもしれない。とにかく自分にできるベストを尽くして、自分から最大限を引き出し、楽しいことを見つけるべきだ』と言い聞かせた。それが僕が今やろうとしていることだ」

「ずっとイライラしたままではフルシーズンを続けることはできないと思う」

父親のジョス・フェルスタッペンは、2020年にレッドブルがもっとメルセデスに挑戦することを期待していたとし、早い段階でメルセデスに対してペースが不足していることに「失望した」と認める。

「シーズン序盤は、怒っているとは言わないが、失望していた」とヨス・フェルスタッペンは語った。

「『レッドブルはチャンピオンシップに勝つ可能性がある』という話をいつも耳にするが、それは実現しない。また、それが実現しなかったことに少し腹を立てた。良いことは、私たちはいつもマックスとレイモンド(バーミューレン/マネージャー)と話し合っており、レイモンドはヘルムート(マルコ/レッドブル・モータースポーツアドバイザー)と話し合っている。我々は一緒にじっくり話し合っている…そういったことを実際に話し合えるのは良いことだ」

ヨス・フェルスタッペンは、メルセデスに対するペース不足についてレッドブルとオープンな話し合いをしていると語った。

「それに我々はレッドブルと長期契約を結び、世界選手権に勝つチャンスに賭けるという決定をしたので、来年もまた挑戦することになるだろう。だが、私としては彼らに挑戦して、チャンピオンシップのために戦いだい」

マックス・フェルスタッペンは2023年末までレッドブルと契約を結んでいる。2021年にはセルジオ・ペレスをチームメイトに迎える。そして、2022年にF1レギュレーションの新時代が幕を開けるが、エンジンサプライヤーのホンダはF1撤退を決定しており、まだマシンのどのエンジンが搭載されるかは決定していない。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1