マックス・フェルスタッペン、肖像権侵害をめぐる裁判で敗訴
レッドブル・ホンダのF1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンは、オンラインスーパーマーケット『ピクニック』との肖像権侵害を巡る裁判に敗訴した。

数年前、ピクニックは、レッドブルのオーバーオールを着たマックス・フェルスタッペンにそっくりな男性が、同社の配送車に乗って商品を届けるコマーシャルをリリース。映像ではフェルスタッペンのパーソナルスポンサーであるジャンボの前を横切り、途中にはピットストップを模した配送シーンもはさまれた。

マックス・フェルスタッペンは肖像権侵害を主張して、損害賠償を求めた裁判を起こした。2018年の第一審では、裁判所は著作権侵害を認め、ピクニックに15万ユーロ(約1800万円)の損害賠償を命じた。

しかし、ピクニックはこれを不服として控訴。また、マックス・フェルスタッペン側も損害賠償額が低すぎるとして判決に不満を訴えていた。

控訴審では、ピクニック側の主張が認められた。裁判所によると、コマーシャルに出演しているのはマックス・フェルスタッペンではないことは明らかであり、パロディであることは明白だと判断した。

また、裁判所は、マックス・フェルスタッペンの名誉と評判は影響を受けておらず、フェルスタッペンの事業利益も影響を受けていないとし、第一審の判決を取り消し、訴えを棄却した。



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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1