マックス・フェルスタッペン、モンツァの1コーナーを嘆く「ほぼ止まっていた」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1イタリアGPのスタート後の1コーナーでミッドフィールドのマシンが“ほぼ止まっている”ように感じたと嘆いた。

エンジン交換のペナルティによってグリッド後方からスタートしたマックス・フェルスタッペンは、モンツァの1コーナーでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のリアに接触。フロントウイングにダメージを負った。

皮肉にも、マックス・フェルスタッペンは、レース終盤にセルジオ・ペレスの後ろで多くの時間を費やして8位までしか挽回することができなかった。

1コーナーのインシデントについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「ブレーキを遅らせてさえいなかった。とにかく、どんどん詰まってきて・・・」とコメント。

「突然、すべてがほぼ静止した。避けようとしたけど、それでもセルジオのリアタイヤだったと思うけど、接触してしまった。フロントウイングが少し下がってしまったてピットに入った」

マックス・フェルスタッペンは、残りのレースは“奇妙”だったとコメント。タイヤ交換を行った直後にカルロス・サインツ(マクラーレン)がホイールが緩んでストップ。バーチャルセーフティカーが入り、周りのクルマがピットインしたことで順位を失った。

「ペースは良かった。かなり多くのクルマを追い抜いたけど、その後、セルジオの後ろでスタックしてしまった。彼らはかなり高いトップスピードがを持っていたので、抜く機会がなかった」

「それにバーチャルセーフティカーも不運だった。それによって2~3台がピットストップで僕を追い越してしった。レース全体がすべて僕たちに味方してくれなかったし、うまくいかなかった」

「去年のオースティンのようにそれがうまく機能することもあるけど、もちろん常にそのようになることを期待することはできない」

セルジオ・ペレスもエンジン交換のペナルティで18位からスタートし、7位でフィニッシュ。バーチャルセーフティカーでピットインしたドライバーの一人だった。

マックス・フェルスタッペンを抑えたことについてセルジオ・ペレスは「最後の15~20周はとてもトリッキーだったし、最後までプッシュした」とコメント。

「本当に厳しかったし、彼はとても速かった。すぐに僕に迫ってきた。幸運にも、(アントニオ)ジョビナッツィを抜くときにタイムを失うことはなかったし、すべてが僕たちにとってうまくいった」

セルジオ・ペレスとのバトルについてマックス・フェルスタッペンは「抜きたいし、スタックしていまうのはあまり楽しいものではない。でも、もちろん、レッドブルを抑えたことが彼らにとって良い成績であることは理解できる」と答えた。

マックス・フェルスタッペンは、上位でスタートできれば、レッドブル・ホンダにはメルセデスとフェラーリに匹敵するペースがあったと考えている。

「前のドライバーについていくことができていた。スクリーンで彼らを見ることができたし、自分の進捗を追っていた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

彼らのラップタイムを知っていたし、負けてはいなかった。もちろん、トラフィックに巻き込まれたときはタイムを失っていたけど、僕がフリーエアの中にいるときには彼らはそんなに速くはなかった」

「僕たちが通常であれば競争力がなかったコースでそれはもちろん非常に有望だ。去年のオースティンのように後方からスタートして素晴らしくうまくときもあるけど、もちろん、常にそうなるとは期待できない」

「今日は生き残り、数ポイントを獲得しようとしていた。僕たちはそれを達成したけど、ペナルティがあったので、今はシンガポールで再び上位からスタートするのを本当に楽しみにしている。トラブルも解決して、パフォーマンスに集中できることを願っている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1イタリアGP