F1 マックス・フェルスタッペン
フェラーリの地元イタリアのメディアは、マックス・フェルスタッペンのシャルル・ルクレールへの接触にペナルティが科せられなかったのは、レッドブル・リンクに来場したマックス・フェルスタッペンのファンの影響だとFIAスチュワードを非難した。

残り3周でマックス・フェルスタッペンはターン3でシャルル・ルクレールをオーバーテイク。しかし、そこで軽い接触があり、ルクレールはコース外に押し出されることになった。

この接触はレース後の審議対象となり、数時間に及ぶ議論の結果、レーシングインシデントとして処理され、マックス・フェルスタッペンの今季初勝利、レッドブル・ホンダの初勝利、ホンダとして13年ぶりの勝利が確定した。

この裁定にフェラーリの地元イタリアメディアは不満を示している。

Corriere della Sera の記者ジョルジオ・テッルッツィは、裁定にはマックス・フェルスタッペンの大勢のファンが影響を及ぼしたと考えている。

「パドックの周りにオランダ人のファンが多すぎたのだろうか。それともレッドブルが所有するトラックだから起こったのだろうか。あるしはFIAとフェラーリとの間で何か不思議なことが起こっているのかもしれない」とジョルジオ・テッルッツィは語った。

La Gazzetta dello Sport も、フェラーリとFIAとの関係を疑う。

「フェラーリへの攻撃。カナダの後、マラネロは再びスチュワードによって不利な条件に置かれた。そして、F1は信頼を失った」と同紙は伝えた。

「同時にセルジオ・マルキオンネの死後、フェラーリの政治的な重みについての懸念が浮き彫りになった」

Corriere della Sera もその意見に同意する。

「スチュワードによるこの決定を受け入れるのは容易ではない。攻撃しているドライバーにしか権利はなく、防御するドライバーに慈悲がないのは明らかだ。カナダでのベッテル。オーストリアでのルクレール」

フェラーリは、F1カナダGPでのセバスチャン・ベッテルの裁定について一戦前のフランスGPで異議を申し立てたが、再審請求を却下されている。

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