笹原右京、2戦連続ポイント獲得 (フォーミュラ・ルノー2.0 NEC)
笹原右京が、5月23〜25日にシルバーストンで開催されたフォーミュラ・ルノー2.0 NECのレース週末を振り返った。
笹原右京は、初めて走るサーキット、さらに事前調整が不十分なクルマに苦労しながらも、2戦連続でポイントを獲得してドライバーズ・ランキング4位に浮上した。
本大会には開幕大会同様、フォーミュラ・ルノー2.0でも上位シリーズに相当するフォーミュラ・ルノー2.0 ユーロカップのドライバーが顔を見せ、参加台数は27台に上った。
23日(金)の予選前に実施された練習走行では、1 回目が12番手で2 回目が19 番手。路面はところどころで濡れており、新品タイヤを履かなかったという事情もあったが、それを差し引いても不本意なラップタイム/ポジションに終わった。
ドライコンディションで迎えた同日の予選1 回目、笹原右京は新品のスリックタイヤでタイムアタックを実行したが1分59秒813で11番手だった。5 分のインターバルを挟んでの予選2 回目、セッション開始とともに雨が降り始め、最初は新品のスリックタイヤでコースインした。しかし、雨脚が徐々に強くなったためウェットタイヤへ交換。思いどおりのタイムアタックは叶わず、2分16秒235で8番手だった。
24 日(土)の決勝レース1、11 番グリッドの笹原右京はスタートで失速しながらも順位は維持して周回を重ねた。しかし、クルマの操縦性に悩まされて終始ペースを上げられず、先行車両のスピンにより10位でチェッカードフラッグを受けるので精一杯だった。
25日(日)の決勝レース2、笹原右京はチームと相談してクルマに大幅な調整を施して臨んだ。上々のスタートを切り、1周目に早くも5番手へ浮上。しかし、操縦性は相変わらず不安定でコースオフを喫し、一時は9番手へ後退した。それでもすぐに8番手を奪い返し、先行車両のリタイアもあり7位となった。
フォーミュラ・ルノー2.0 NECの第3大会は、6月13〜15日、F1ドイツGP の開催地でもあるホッケンハイムで実施される。
笹原右京
「初めてのシルバーストンだったので、練習走行1回目はブレーキングポイントの確認に専念しました。少し濡れた路面をスリックタイヤで走ったため、難しさは感じたもののすぐに覚えました。クルマはいまひとつでしたが、どうにかトップグループに迫るラップタイムを記録できました。練習走行2 回目は完全なドライコンディションに恵まれました。しかし、クルマは相変わらずいまひとつでした。高速コーナーの連続するセクター1 はトップグループと遜色ありませんが、テクニカルなセクター2 はトップグループから0.5〜0.8 秒も後れ、最後のセクター3 はまずまずという状況でした」「新品スリックタイヤを履かなかった事情こそありましたが、練習走行のラップタイムが遅く、不安を抱えたまま予選を迎えました。ドライコンディションの1 回目は、うまくタイムアタックを決めたつもりでしたが11 番手でした。ウェットコンディションの2 回目は、ライン取りを確認しつつセクター2 のタイムを縮めて8 番手となりました」「サーキットの路面はところどころ濡れていたものの、決勝レース1はスリックタイヤを履いて臨みました。クルマはリアがひどいオーバーステアで、苦労しながらも10 位となりました。しかし、トップの自己ベストタイムから1秒以上も遅く、これはかなり深刻な問題でした。決勝レース1 より改善されたとはいえ、決勝レース2 も不安定なクルマを無理やりなだめて走っていたためコースオフ。なんとか乗りこなしての7 位確保がやっとでした。とはいえ、苦しい状況の中でも大幅なセッティング変更データは今後に必ず役立つはずですし、実際ポイントはモンツァ大会よりも多く獲得できました。これはチャンピオンシップを争ううえでとても大きいと思います。僕らはさらに進化できるはずです。今後もチーム一丸となって戦っていきます」
カテゴリー: F1 / 笹原右京
笹原右京は、初めて走るサーキット、さらに事前調整が不十分なクルマに苦労しながらも、2戦連続でポイントを獲得してドライバーズ・ランキング4位に浮上した。
本大会には開幕大会同様、フォーミュラ・ルノー2.0でも上位シリーズに相当するフォーミュラ・ルノー2.0 ユーロカップのドライバーが顔を見せ、参加台数は27台に上った。
23日(金)の予選前に実施された練習走行では、1 回目が12番手で2 回目が19 番手。路面はところどころで濡れており、新品タイヤを履かなかったという事情もあったが、それを差し引いても不本意なラップタイム/ポジションに終わった。
ドライコンディションで迎えた同日の予選1 回目、笹原右京は新品のスリックタイヤでタイムアタックを実行したが1分59秒813で11番手だった。5 分のインターバルを挟んでの予選2 回目、セッション開始とともに雨が降り始め、最初は新品のスリックタイヤでコースインした。しかし、雨脚が徐々に強くなったためウェットタイヤへ交換。思いどおりのタイムアタックは叶わず、2分16秒235で8番手だった。
24 日(土)の決勝レース1、11 番グリッドの笹原右京はスタートで失速しながらも順位は維持して周回を重ねた。しかし、クルマの操縦性に悩まされて終始ペースを上げられず、先行車両のスピンにより10位でチェッカードフラッグを受けるので精一杯だった。
25日(日)の決勝レース2、笹原右京はチームと相談してクルマに大幅な調整を施して臨んだ。上々のスタートを切り、1周目に早くも5番手へ浮上。しかし、操縦性は相変わらず不安定でコースオフを喫し、一時は9番手へ後退した。それでもすぐに8番手を奪い返し、先行車両のリタイアもあり7位となった。
フォーミュラ・ルノー2.0 NECの第3大会は、6月13〜15日、F1ドイツGP の開催地でもあるホッケンハイムで実施される。
笹原右京
「初めてのシルバーストンだったので、練習走行1回目はブレーキングポイントの確認に専念しました。少し濡れた路面をスリックタイヤで走ったため、難しさは感じたもののすぐに覚えました。クルマはいまひとつでしたが、どうにかトップグループに迫るラップタイムを記録できました。練習走行2 回目は完全なドライコンディションに恵まれました。しかし、クルマは相変わらずいまひとつでした。高速コーナーの連続するセクター1 はトップグループと遜色ありませんが、テクニカルなセクター2 はトップグループから0.5〜0.8 秒も後れ、最後のセクター3 はまずまずという状況でした」「新品スリックタイヤを履かなかった事情こそありましたが、練習走行のラップタイムが遅く、不安を抱えたまま予選を迎えました。ドライコンディションの1 回目は、うまくタイムアタックを決めたつもりでしたが11 番手でした。ウェットコンディションの2 回目は、ライン取りを確認しつつセクター2 のタイムを縮めて8 番手となりました」「サーキットの路面はところどころ濡れていたものの、決勝レース1はスリックタイヤを履いて臨みました。クルマはリアがひどいオーバーステアで、苦労しながらも10 位となりました。しかし、トップの自己ベストタイムから1秒以上も遅く、これはかなり深刻な問題でした。決勝レース1 より改善されたとはいえ、決勝レース2 も不安定なクルマを無理やりなだめて走っていたためコースオフ。なんとか乗りこなしての7 位確保がやっとでした。とはいえ、苦しい状況の中でも大幅なセッティング変更データは今後に必ず役立つはずですし、実際ポイントはモンツァ大会よりも多く獲得できました。これはチャンピオンシップを争ううえでとても大きいと思います。僕らはさらに進化できるはずです。今後もチーム一丸となって戦っていきます」
カテゴリー: F1 / 笹原右京