WRC トヨタ ラリー・フランス
2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第4戦 ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)の競技最終日となるデイ3が3月31日(日)にコルシカ島西北部カルヴィの周辺で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合6位で、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合9位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車) が総合10位でフィニッシュした。

競技3日目となるデイ3は、島西北部の都市カルヴィの周辺で2本、計51.19kmのSSが行なわれた。最終日も素晴らしい天気に恵まれ、ドライコンディションでの戦いとなった。デイ2で首位を走りながらもホイールの破損により遅れ、総合6位となったタナックは、最終日は順位を守ることに集中。最終のパワーステージではミークに次ぐ2番手タイムを記録し、ボーナスの4ポイントを獲得してラリーを締めくくった。ドライバーズ選手権では首位の座を明け渡すことになったが、ボーナスポイントの加算もあり、首位と5ポイント差の選手権3位につけている。

デイ2で総合9位まで順位を回復したミークは、ライバルとタイム差が大きくついていたため、最終のパワーステージに勝負をかけた。1本目のロングステージではタイヤをセーブするために敢えてペースを抑えて走行。そして、パワーステージでは全開アタックを敢行し、2番手タイムのタナックに4.5秒差をつける今大会3回目のベストタイムを記録。ボーナスの5ポイントを獲得し、総合9位でラリーをフィニッシュした。なお、ラトバラはパワーステージでポイント獲得可能な5番手まで僅か0.3秒届かず6番手タイムだったが、総合10位の座を守りラリーを終えた。

次戦のWRCは、4月25日から28日にかけて南米アルゼンチンのコルドバを中心に開催される、第5戦「ラリー・アルゼンチン」。アルゼンチンの広大な大地を舞台とするこのラリーは、今季2回目のグラベルラリーとなり、その翌々週には新たにカレンダーに加わった「ラリー・チリ」が開催されるため、南米グラベルラリー連戦の初戦となる。アルゼンチンのステージは砂が多く柔かな路面が続く谷間のハイスピードステージや、石が多く転がる山岳ステージなどバリエーションが豊かで、クルマの総合力が求められる1戦となる。

トミ・マキネン(チーム代表)
パワーステージは本日のメインターゲットでしたが、クリスとオィットは共に素晴らしい走りでトップ2タイムを記録し、クリスは最大ポイントを獲得しました。我々のクルマの舗装路での速さを証明できたと思いますし、今週末のポジティブな材料になりました。本当ならば良い結果を得られたはずですが、それを阻むことになった問題についてこれから調査を行い、そこから多くを学びたいと思います。選手権争いは依然僅差ですので、次のアルゼンチンとチリに自信を持って臨みたいと思います。

オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
我々には十分なパフォーマンスがありましたし、今年のツール・ド・コルスを楽しむことができたので、全体的には良いイベントだったと思います。もちろん最終結果には満足できませんが、数年前までこのラリーでは全く楽しむ事ができなかったことを考えると、今や正しいペースと良いリズムで走れるようになったので、その点については嬉しく思います。今日はパワーステージでポイントを獲得することが目標でしたので、リスクを負わず、ミスのない走りに徹しました。戦いはまだこれからです。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
リスクを負ってまで攻める自信を持てなかったので、パワーステージでは1 、2ポイント獲得できそうでしたが、あと1歩及びませんでした。週末を通して自分には速さがなかったので、ただクルマをフィニッシュに導くことを重視して走りました。舗装路での走りを改善するための策はありますが、それについてはまた後で考え、まずは今回のイベントから気持ちを切り替えて、次の南米の2連戦に新たなる情熱を持って臨みたいと思います。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
パワーステージに集中して臨み、フルの5ポイントを獲得することができました。本当はこのようなやり方は好きではなく、優勝争いをしたかったのですが、ライバルとタイム差が大きくついていたので、朝の最初のステージではタイヤを温存する事にしました。パワーステージでは、きちんと完走することを最優先しながらも、良い状態のタイヤでアタックする事ができました。ヤリスWRCは週末を通して素晴らしく、シェイクダウンから一貫して走りを楽しめました。今後も自信を持って走り続ければ、きっと良い結果が得られるでしょう。

ラリー・フランス(ツール・ド・コルス) デイ3の結果
1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 3h22m59.0s
2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +40.3s
3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m06.6s
4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m18.4s
5 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +1m24.6s
6 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1m40.0s
7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m09.1
8 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +3m39.2s
9 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +5m06.3s
10 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +6m44.6s

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カテゴリー: トヨタ | WRC (世界ラリー選手権)