WEC 第3戦 予選 | トヨタ、7号車がポールポジション&フロントロー独占
FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦 シルバーストン6時間レースの予選が8月18日(土)に行われ、TOYOTA GAZOO RacingはTS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得。8号車が2番手グリッドで続き、前戦ル・マン24時間レースに続いて2台のTS050 HYBRIDが最前列に並んで決勝レースのスタートを切ることとなった。
今季、第2戦のル・マン24時間レースも含む開幕からの2戦共に、TOYOTA GAZOO Racingはポール・トゥ・ウィンを飾り、チーム、ドライバーの両選手権においても首位につけている。第3戦シルバーストン6時間レースの予選でもこの勢いは止まらず、チームは前戦ル・マンに続き、2台で最前列グリッドを占めて決勝レースをスタートする。
小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが駆るTS050 HYBRID 7号車は、2人のドライバーによる平均でトップタイムをマーク。現在ドライバーズ選手権における首位の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名による8号車は、7号車に0.411秒差の2番手となった。
7号車と8号車、チームメイト同士の予選での争いは、序盤、非常に僅差で始まった。最初にアタックを担当した8号車のアロンソは、昨年のポールポジションタイムを上回るラップタイムをマーク。7号車のコンウェイは最初のアタックラップでタイムをロスしたが、その後もアタックを続け、アロンソのタイムを0.02秒上回った。
その後、ドライバーがロペスと中嶋へと交代し、ポールポジション争いが続いたが、中嶋の最初のアタックラップは、途中で4輪全部がコース外に出たとしてタイム抹消。その後、中嶋はタイヤの摩耗に見舞われながらもアタックを継続したが、最初のアタックラップを上回ることは出来ず、2人の平均タイムで、7号車に続く2番手でレースを迎えることになった。
ポールポジションを獲得した7号車のドライバーとチームは1ポイントを獲得。しかし、チームの目標は、2台で最大のポイントを獲得することであり、そのためにも日曜日の決勝では、開幕から3戦連続となる1-2フィニッシュを目指す。
TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 4番手 (1分40秒033), 28周
公式予選 : 1番手 (平均1分36秒895)
TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
公式練習3回目 : 1番手 (1分37秒677), 31周
公式予選 : 2番手 (平均1分37秒306)
マイク・コンウェイ(7号車)
最初のアタック中に、コンマ何秒かのタイムロスを喫したため、タイヤをセーブするために一旦アタックを止めました。2周目は、コース外にはみ出さないように特に注意しながらも、良いアタックが出来ました。ホセも新しいタイヤでなかったことを考えれば、素晴らしいアタックをしてくれました。TS050 HYBRIDは、レースウィークの始まりから全く問題なく、明日も良いレースが出来ると思います。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
明日の目標はもちろん優勝なので、ポールポジションからスタートできるのはとても嬉しいです。我々はこれまで何度かポールポジションを獲得しながらも、まだ勝てていないので、目標は明確です。予選は上手く行きました。マイクが1周目のアタックを途中で止めたのでちょっと心配しましたが、翌周のアタックで素晴らしい走りを見せ、僅差ながらトップタイムをマークしました。私はこの差を守れば良いと分かっていましたし、自分のアタックラップには満足しています。ポールポジションからスタートが出来るのはもちろん良いことですが、明日のレースは長いので、後は全力で戦うだけです。
中嶋一貴(8号車)
予選で1-2のポジションを獲得出来、チームにとってとても良い一日となりました。7号車のクルーに祝福を送ります。私自身は大丈夫だと思っていたのですが、コース外にはみ出したとしてタイムを失ってしまったのがちょっと残念です。しかし、このミスがなかったとしても7号車がポールポジションを獲得していたでしょう。今日の結果には満足しており、明日の決勝レースが楽しみです。優勝を目指してプッシュします。
フェルナンド・アロンソ(8号車)
良い一日でした。公式練習3回目で、幾つかの異なる車両セットアップを試してみて、主たる目的である、レースへ向けたとても良い準備が出来ました。決勝レースと予選の1周アタックとでは、ハイブリッド・システムの使い方がやや異なり、難しい面があります。それでもチームとして1-2のグリッドが獲得出来たことには満足していますし、我々も明日は更なる勝利を目指して戦います。
カテゴリー: F1 / トヨタ
今季、第2戦のル・マン24時間レースも含む開幕からの2戦共に、TOYOTA GAZOO Racingはポール・トゥ・ウィンを飾り、チーム、ドライバーの両選手権においても首位につけている。第3戦シルバーストン6時間レースの予選でもこの勢いは止まらず、チームは前戦ル・マンに続き、2台で最前列グリッドを占めて決勝レースをスタートする。
小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが駆るTS050 HYBRID 7号車は、2人のドライバーによる平均でトップタイムをマーク。現在ドライバーズ選手権における首位の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名による8号車は、7号車に0.411秒差の2番手となった。
7号車と8号車、チームメイト同士の予選での争いは、序盤、非常に僅差で始まった。最初にアタックを担当した8号車のアロンソは、昨年のポールポジションタイムを上回るラップタイムをマーク。7号車のコンウェイは最初のアタックラップでタイムをロスしたが、その後もアタックを続け、アロンソのタイムを0.02秒上回った。
その後、ドライバーがロペスと中嶋へと交代し、ポールポジション争いが続いたが、中嶋の最初のアタックラップは、途中で4輪全部がコース外に出たとしてタイム抹消。その後、中嶋はタイヤの摩耗に見舞われながらもアタックを継続したが、最初のアタックラップを上回ることは出来ず、2人の平均タイムで、7号車に続く2番手でレースを迎えることになった。
ポールポジションを獲得した7号車のドライバーとチームは1ポイントを獲得。しかし、チームの目標は、2台で最大のポイントを獲得することであり、そのためにも日曜日の決勝では、開幕から3戦連続となる1-2フィニッシュを目指す。
TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 4番手 (1分40秒033), 28周
公式予選 : 1番手 (平均1分36秒895)
TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
公式練習3回目 : 1番手 (1分37秒677), 31周
公式予選 : 2番手 (平均1分37秒306)
マイク・コンウェイ(7号車)
最初のアタック中に、コンマ何秒かのタイムロスを喫したため、タイヤをセーブするために一旦アタックを止めました。2周目は、コース外にはみ出さないように特に注意しながらも、良いアタックが出来ました。ホセも新しいタイヤでなかったことを考えれば、素晴らしいアタックをしてくれました。TS050 HYBRIDは、レースウィークの始まりから全く問題なく、明日も良いレースが出来ると思います。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
明日の目標はもちろん優勝なので、ポールポジションからスタートできるのはとても嬉しいです。我々はこれまで何度かポールポジションを獲得しながらも、まだ勝てていないので、目標は明確です。予選は上手く行きました。マイクが1周目のアタックを途中で止めたのでちょっと心配しましたが、翌周のアタックで素晴らしい走りを見せ、僅差ながらトップタイムをマークしました。私はこの差を守れば良いと分かっていましたし、自分のアタックラップには満足しています。ポールポジションからスタートが出来るのはもちろん良いことですが、明日のレースは長いので、後は全力で戦うだけです。
中嶋一貴(8号車)
予選で1-2のポジションを獲得出来、チームにとってとても良い一日となりました。7号車のクルーに祝福を送ります。私自身は大丈夫だと思っていたのですが、コース外にはみ出したとしてタイムを失ってしまったのがちょっと残念です。しかし、このミスがなかったとしても7号車がポールポジションを獲得していたでしょう。今日の結果には満足しており、明日の決勝レースが楽しみです。優勝を目指してプッシュします。
フェルナンド・アロンソ(8号車)
良い一日でした。公式練習3回目で、幾つかの異なる車両セットアップを試してみて、主たる目的である、レースへ向けたとても良い準備が出来ました。決勝レースと予選の1周アタックとでは、ハイブリッド・システムの使い方がやや異なり、難しい面があります。それでもチームとして1-2のグリッドが獲得出来たことには満足していますし、我々も明日は更なる勝利を目指して戦います。
WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式予選結果(LMP1クラス)
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:36.895 |
2 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:37.306 |
3 | 11 | ヴィタリー・ペトロフ ミカエル・アレシン ジェンソン・バトン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:38.932 |
4 | 17 | ステファン・サラザン イゴール・オルトツェフ | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:39.070 |
5 | 3 | トーマス・ローレン マティアス・ベシェ グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:39.247 |
6 | 1 | アンドレ・ロッテラー ニール・ジャニ ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:39.613 |
7 | 10 | ヘンリク・ヘドマン ベン・ハンリー レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ | ドラゴンスピード/ BRエンジニアリングBR1・ギブソン | 1:41.412 |
8 | 4 | オリバー・ウェッブ レネ・ビンダー | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ニスモ | 1:41.839 |
カテゴリー: F1 / トヨタ