トヨタ自動車 FIA 世界耐久選手権 TS050 HYBRID
トヨタは、2018/19シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)に投入するLMP1カー『TS050 HYBRID』での初テストを完了させた。

トヨタはスペインのアラゴン・サーキットで3日間のテストを実施。セバスチャン・ブエミとマイク・コンウェイが最新版のTS050 HYBRIDを走らせた。

トヨタの広報担当は「良いスタートが切れました。多くの走行距離を重ね、懸念事項もありませんでした」と Autosport に述べた。

昨シーズン限りで王者ポルシェがLMP1クラスから撤退。唯一のマニュファクチャラーとしてハイブリッドカーを走らせるトヨタは、開発プログラムを保留にしており、3世代目となるTS050 HYBRIDは先代モデルとそれほど大きな違いはない。

トヨタの広報担当は最新版のTS050 HYBRIDを“キャリーオーバーカー”と表現し、2017年の経験に基づいたマイナーなアップデートしか施されていないとしている。最新のTS050 HYBRIDでのテストは来月に再開されるという。

トヨタは、2月9日にパリで行われるWECのル・マン24時間のエントリーリスト発表に先立って、2月上旬にドライバーラインナップの発表を予定しているが、ラインアップは変わらないと以前に述べている。

昨年11月のルーキーテストでTS050 HYBRIDをテストしたF1ドライバーのフェルナンド・アロンソが、トヨタからル・マン24時間レースに参戦するかどうかはまだ明らかになっていない。

2018/19シーズン、LMP1クラスでハイブリッドカーを走らせるのはトヨタのみとなり、ノンハイブリッドのマシンとは間には大きな性能調整が実施される。

最低重量は、ハイブリッドが878kgなのに対し、ノンハイブリッドは833kg、燃料流量はハイブリッドが80.2kg/hなのに対し、ノンハイブリッドは110kg/h110kg/h、燃料エネルギーはハイブリッドが124.9MJ/Lapなのに対し、ノンハイブリッドは210.9MJ/lapとなっている。

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カテゴリー: F1 / トヨタ