FIA 世界耐久選手権 トヨタ自動車
トヨタ自動車の豊田章男社長が、ポルシェがFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退することを受けてコメントを発表した。

ポルシェは29日(金)、今シーズン限りでWECのLMP1クラスから撤退し、2019年からフォーミュラEに参戦することを発表した。

豊田章男社長は「ポルシェがWEC(世界耐久選手権)LMP1から撤退することを決めたと聞き大変残念に思います」とTOYOTA GAZOO RacingのFacebookページにコメントを寄せた。

「昨年、ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェチームとは、優勝を懸けて競い合うような良い戦いができ、私どもトヨタのことをライバルと認めていただけました」

「そして本年の戦いに向けて、そのポルシェの気持ちに応えたい、そして超えたい…その想いで我々は努力を重ねることができ、新たな技術や技能を実現することに力を尽くせています」

「今年のル・マンでは、Dr.ポルシェと再会でき、お話をさせていただきました。ポルシェも、我々と同じく、もっといいクルマづくりの為にモータースポーツに取り組んでいるというお話を聞きました。それを、ずっと前から、継続して取り組まれているポルシェは本当に尊敬すべきカーメーカーです」

「そのポルシェと、来年は同じ道で競い合い、技術を高め合うことが出来なくなると思うと、本当に寂しく、残念に感じます。しかし、まだ戦いは終わっていません。今年、残された5戦を全力で競い、お互いの心に・・・、そしてファンの皆さまの心に残る素晴らしいレースをしましょう」

「感謝の気持ちでいっぱいですが、感謝の言葉は、シリーズが終わった後に、述べさせてください。その時に、どちらが「チャンピオンおめでとう」という言葉を添えられるか?それを楽しみに戦いを続けましょう」

「ポルシェの皆さま、よろしくお願いします」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権)