トヨタ:WEC 第1戦 シルバーストン6時間 公式練習初日レポート
2017年FIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦シルバーストン6時間レースの幕が上がり、TOYOTA GAZOO Racingは初日の公式練習から最速タイムを記録する好スタートを切った。
2016年シーズン閉幕から5ヶ月のオフシーズンを経て、TOYOTA GAZOO Racingは全面改良が施された2017年仕様のTS050 HYBRIDをシルバーストンに持ち込み、ライバルとの戦いに臨んだ。
TS050 HYBRIDに施された大幅な改良はその効果を如何なく発揮し、中嶋一貴の操る#8号車が1分38秒210という最速タイムを記録。このタイムは現行のWECが初めてシルバーストンで行われた2012年以来、最速のレコードタイムとなる。#8号車は中嶋と共にセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンがステアリングを握った。マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの#7号車も#8号車から僅か0秒23差の2番手につけた。
TS050 HYBRIDは、冬のオフシーズンの間にトータル3万5000kmに及ぶ走行テストをこなして来たが、高速ストレートと高速コーナーが組み合わされたシルバーストンではその最高の性能を発揮出来るようにハイ・ダウンフォース仕様が投入された。今日はその最適なセットアップが進められ、空力と新型パワーユニットの最適化と同時に2017年仕様ミシュランタイヤのデータ収集に費やされた。
2台のTS050 HYBRIDは合計146周、861kmを走破。明日土曜日の予選、日曜日の決勝レースに向けて万全の準備を整えた。明日は2014年以来手にしていないポールポジションの獲得に照準を合わせる。
TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習第1回目: 3番手 (1分40秒960), 33周
公式練習第2回目: 2番手 (1分38秒444), 37周
TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
公式練習第1回目: 1番手 (1分40秒104), 36周
公式練習第2回目: 1番手 (1分38秒210), 40周
小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)
ラップタイムから言えばとても良いスタートが切れたと思います。冬の間のオフシーズンテストに頑張ってきた努力が報われ、前年と比べると格段に改良がなされたと実感します。とはいえまだ決勝レースは始まっていないし、目標へ向けてやらなくてはならないことは残っています。今日の時点ではベストに近いパフォーマンスを示せたと思いますし、TS050 HYBRIDのバランスは好感触です。細かい部分ではまだ改良の余地はありますが、とても順調です。
マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)
TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが共に速さを見せられた一日で、内容もとても良かったです。ただ、ライバルの状況が分からないのであまり浮かれているわけにはいきません。今日は多くの作業をこなしましたが、まだ予選や決勝レースへ向けてやるべきことが残っています。とはいえ順調なスタートが切れ、感触も良いので、レースウィークへ向け期待を感じることが出来ます。
ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)
私はまるでお菓子屋さんにいる子供のように幸せな気分です。初めてLMP1-Hのテストに参加して以来、ずっとこの日を待っていました。今日一日、とても楽しく、こんなに戦闘力の高い車両でレースが出来るのがとても幸運です。今日は、特にコース上の混雑について多くのことを学びました。レースの週末へ向け、緊張感は高まりながらも、一周一周を楽しんでいます。
中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)
順調なレースウィークのスタートが切れましたし、TS050 HYBRIDにも満足しています。パワートレーン、シャシー共に明確な改良が図られ、とても力強く感じます。これまでのところ全てが順調で、シーズンの開幕戦としては理想的なスタートが切れています。パフォーマンスについては、正確なところは分かりませんし、まだライバルと比較するのは困難です。しかし、我々はロングラン、ショートラン共に良い状態で、心配はしていません。
セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)
今日はとても順調な一日でした。シーズン最初の金曜日を、両セッション共に最速タイムで終えられるというのはとても良いスタートです。しかしながら、我々が望んでいるのは練習走行ではなく、決勝レースにおいて最速であることです。TS050 HYBRIDは昨年と比較してもとても好感触で、大きな進歩を実現してくれたチームに感謝します。今日得られたデータを解析し、最大のパフォーマンスを引き出すべくセットアップの微調整を行っていきます。
アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)
今日は車両に全くトラブルは無く走行が出来ました。TS050 HYBRIDのバランスにも満足していますし、大きなセットアップ変更も必要ありませんでした。自分自身は、主に、今年のタイヤの限界を見極めるためのロングランに専念しましたが、良いセッティングを見出せたので満足しています。後は、ライバルの状況が気になりますが、私自身は既に日曜日の決勝レースを心待ちにしています。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
2016年シーズン閉幕から5ヶ月のオフシーズンを経て、TOYOTA GAZOO Racingは全面改良が施された2017年仕様のTS050 HYBRIDをシルバーストンに持ち込み、ライバルとの戦いに臨んだ。
TS050 HYBRIDに施された大幅な改良はその効果を如何なく発揮し、中嶋一貴の操る#8号車が1分38秒210という最速タイムを記録。このタイムは現行のWECが初めてシルバーストンで行われた2012年以来、最速のレコードタイムとなる。#8号車は中嶋と共にセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンがステアリングを握った。マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの#7号車も#8号車から僅か0秒23差の2番手につけた。
TS050 HYBRIDは、冬のオフシーズンの間にトータル3万5000kmに及ぶ走行テストをこなして来たが、高速ストレートと高速コーナーが組み合わされたシルバーストンではその最高の性能を発揮出来るようにハイ・ダウンフォース仕様が投入された。今日はその最適なセットアップが進められ、空力と新型パワーユニットの最適化と同時に2017年仕様ミシュランタイヤのデータ収集に費やされた。
2台のTS050 HYBRIDは合計146周、861kmを走破。明日土曜日の予選、日曜日の決勝レースに向けて万全の準備を整えた。明日は2014年以来手にしていないポールポジションの獲得に照準を合わせる。
TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習第1回目: 3番手 (1分40秒960), 33周
公式練習第2回目: 2番手 (1分38秒444), 37周
TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
公式練習第1回目: 1番手 (1分40秒104), 36周
公式練習第2回目: 1番手 (1分38秒210), 40周
小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)
ラップタイムから言えばとても良いスタートが切れたと思います。冬の間のオフシーズンテストに頑張ってきた努力が報われ、前年と比べると格段に改良がなされたと実感します。とはいえまだ決勝レースは始まっていないし、目標へ向けてやらなくてはならないことは残っています。今日の時点ではベストに近いパフォーマンスを示せたと思いますし、TS050 HYBRIDのバランスは好感触です。細かい部分ではまだ改良の余地はありますが、とても順調です。
マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)
TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが共に速さを見せられた一日で、内容もとても良かったです。ただ、ライバルの状況が分からないのであまり浮かれているわけにはいきません。今日は多くの作業をこなしましたが、まだ予選や決勝レースへ向けてやるべきことが残っています。とはいえ順調なスタートが切れ、感触も良いので、レースウィークへ向け期待を感じることが出来ます。
ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)
私はまるでお菓子屋さんにいる子供のように幸せな気分です。初めてLMP1-Hのテストに参加して以来、ずっとこの日を待っていました。今日一日、とても楽しく、こんなに戦闘力の高い車両でレースが出来るのがとても幸運です。今日は、特にコース上の混雑について多くのことを学びました。レースの週末へ向け、緊張感は高まりながらも、一周一周を楽しんでいます。
中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)
順調なレースウィークのスタートが切れましたし、TS050 HYBRIDにも満足しています。パワートレーン、シャシー共に明確な改良が図られ、とても力強く感じます。これまでのところ全てが順調で、シーズンの開幕戦としては理想的なスタートが切れています。パフォーマンスについては、正確なところは分かりませんし、まだライバルと比較するのは困難です。しかし、我々はロングラン、ショートラン共に良い状態で、心配はしていません。
セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)
今日はとても順調な一日でした。シーズン最初の金曜日を、両セッション共に最速タイムで終えられるというのはとても良いスタートです。しかしながら、我々が望んでいるのは練習走行ではなく、決勝レースにおいて最速であることです。TS050 HYBRIDは昨年と比較してもとても好感触で、大きな進歩を実現してくれたチームに感謝します。今日得られたデータを解析し、最大のパフォーマンスを引き出すべくセットアップの微調整を行っていきます。
アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)
今日は車両に全くトラブルは無く走行が出来ました。TS050 HYBRIDのバランスにも満足していますし、大きなセットアップ変更も必要ありませんでした。自分自身は、主に、今年のタイヤの限界を見極めるためのロングランに専念しましたが、良いセッティングを見出せたので満足しています。後は、ライバルの状況が気になりますが、私自身は既に日曜日の決勝レースを心待ちにしています。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)