小林可夢偉
トヨタF1チームのサードドライバーを務める小林可夢偉が、GP2アジアシリーズ開幕戦の第1レースで2位表彰台を獲得した。

2シーズン目を迎えるGP2アジアシリーズが開幕。10月17日(金)から19日(日)にかけて、GP2アジアシリーズの第1大会が、中国の上海インターナショナルサーキットでF1第17戦中国GPの併催レースとして行われた。

今シーズンのGP2アジアシリーズは、2008年の終盤、初開催となる上海で幕を開け、2009年の序盤にかけて全6戦で争われる。小林可夢偉は、2008年序盤のGP2アジアシリーズに参戦し、2勝を挙げ、シリーズ6位に入っている。

その後、ヨーロッパのGP2シリーズに参戦した小林可夢偉は、シーズン後のGP2/GP2アジアシリーズのテストに参加。テストの全セッションでトップタイムをマークする速さを見せていた。

17日(金)に行われた公式練習では、小林可夢偉がトップタイムをマーク。しかし午後4時から行われた予選では、セッション終了間際に逆転され、2番手。惜しくもポールポジション獲得は成らなかったが、最前列から第1レースに臨むこととなった。

18日(土)午後4時に34周で競われる第1レース決勝がスタート。2番手グリッドの小林可夢偉は、そのポジションを維持してスタートを切ったが、2周目の第1コーナーで首位を奪取。その後、2位以下を引き離していった。しかし、2度に渡るセーフティカー導入で失った後続との差を再び拡げるべく、プッシュを続けた小林可夢偉は、ゴールまで残り4周となった第2コーナーで痛恨のオーバーラン。惜しくも一つポジションを落とし、2位フィニッシュとなった。

19日(日)、スプリントの第2レースが行われた。第1レースの結果から上位8台が逆順でグリッドが決定され、小林可夢偉は7番手からスタート。1周目に前方を走行する車両がスピンを喫したため、この混乱を避けるようとした小林可夢偉はコースオフを余儀なくされ、ポジションを落としてしまった。

その後もポジションを取り戻すべく走行を続けた小林可夢偉だったが、1周目のアクシデントの際に、他車の部品が小林のマシンのサスペンションに当たり、その影響でレース続行を断念。第2レースは16周リタイアに終わった。

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カテゴリー: F1 / トヨタ / 小林可夢偉 / GP2