F1 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ
スクーデリア・トロ・ロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ピエール・ガスリーが2つの重要な分野で急速な進歩を遂げたと語る。

今年、トロロッソ・ホンダで初めてのF1フルシーズンを戦っているピエール・ガスリー(22歳)は、今シーズン末にレッドブル・レーシングに加入することが決定している。

2016年にGP2でチャンピオンしたピエール・ガスリーだが、翌年のF1昇格は見送られ、シーズン後半までF1に到達することはなかった。

しかし、ジョナサン・エドルズは、その期間におけるピエール・ガスリーの進歩に感銘を受けていると語る。

「まず最初に、彼は自分の能力にとても自信を持っている」とジョナサン・エドルズは語る。

「彼は非常に速いドライバーであり、その自信はシーズンを通して増していると思う」

ピエール・ガスリーは、GP2への参戦開始時はピレリのタイヤ特性への適応に時間がかかった。その後、20177年にスーパーフォーミュラに参戦し、F1に戻って再びピレリのタイヤに再適応しなければならなかった。

ジョナサン・エドルズは、タイヤマネジメントがピエール・ガスリーが最も改善した分野のひとつだと語る。

「彼はシーズン開始時にすでに優れていた。我々が知っているように、ピレリタイヤはすべての条件で理解するのは非常に難しい。レース毎に異なるし、レース毎にグレイニング、ブリスター、オーバーヒートといった異なる挑戦を投げかけている。そこが彼が取り組んできて最も発展したエリアだと思う」

「最近でも彼がまだ完全にタイヤを理解できていないことを示したレースが数戦あったが、彼に関して良い部分は、レース後に腰を据えてすべてをくまなく調べていることだ。彼は本当に勉強熱心だ。最も最近のレースで彼はタイヤマネジメントに関して大きなステップを果たしたことを示している」

ジョナサン・エドルズは、ピエール・ガスリーが改善しているもうひとつのメインのエリアは予選パフォーマンスだとし、特にセッション中にグリップレベルの変化を読む能力が優れていると語る。

「シーズン開始時に予選で彼がグリップを見い出せるかは驚きだったと言えるかもしれない。連続走行でそれをするのはかなり難しいことだ。だが、そこも彼が大きく改善したエリアだ」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / ピエール・ガスリー