マクラーレンF1 マイアミGPで大型アップグレード メルセデスに警戒感

バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止により、全11チームはマシン開発に集中できる異例の時間を得た。この期間が勢力図を揺るがす可能性があり、フェラーリF1のフレデリック・バスールも「マイアミではまったく違う選手権になる」との見方を示している。
マクラーレンが“勝てたレース” 日本GPの実態
日本GPではメルセデス勢が引き続き優位を保ったが、オスカー・ピアストリは勝利に最も近づいたドライバーのひとりだった。
ピアストリはセーフティカー導入によって首位を奪われ、結果的にキミ・アントネッリに次ぐ2位でフィニッシュした。しかし、このセーフティカーがなければ、レースの主導権はピアストリが握り続けていた可能性が高い。
実際、オリバー・ベアマンの50Gクラッシュによるセーフティカーがなければ、ピアストリが優勝していたという見方も強い。トラックポジションを維持していた点が大きく、レース全体を通じて安定した走りを見せていた。
マイアミで投入される“大型アップデート”の意味
スカイF1のデビッド・クロフトは、マクラーレンがマイアミGPで「非常に大きなアップグレード」を投入する予定だと明かした。
「マクラーレンはマイアミに大きなアップグレードを持ち込む予定で、シミュレーターの数値にもすでに満足している」
「日本GPではセーフティカーがなければピアストリが勝っていたかもしれない。アントネッリのペースは速かったが、オーバーテイクを強いられていた」
「ピアストリはトラックポジションを持っていたし、それを維持していれば勝っていたはずだ」
「彼はとても余裕があるように見えたし、レースができる状況でのパフォーマンスも非常に良かった」
この発言が示す通り、マクラーレンはすでにレースペース面でメルセデスに迫っており、アップグレード次第では勢力図を一気に塗り替える可能性がある。
4月の“開発期間”が勢力図を変える
今回の異例のブレイク期間は、単なる調整ではなく「構造的な差」を縮めるチャンスとなっている。
メルセデスは序盤戦で優位に立ったものの、この1カ月で他チームがどこまで差を詰めてくるかは未知数だ。特にマクラーレンのように、すでに勝利圏内に迫っていたチームにとっては、この期間は決定的な意味を持つ。
マイアミGPは単なる次戦ではなく、2026年F1シーズンの流れを分岐させる転換点になる可能性が高い。メルセデスにとっては守る側、マクラーレンにとっては仕掛ける側として、真価が問われる週末となる。
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