F1 トロロッソ・ホンダ ブラジルGP
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第20戦 ブラジルGPへの意気込みと、インテルラゴス・サーキットについて語った。

F1ブラジルGPが行われるのは「アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ」、通称インテルラゴス・サーキットは、反時計回りのコースであり、長く緩やかな曲線とタイトなコーナーが連続する部分で構成されている。

高速で駆け抜けるF1マシンにとっては、かなりアップダウンが激しく苛酷であり、ドライバーは、あらゆる状況に対応できる柔軟なマシンコントロール能力が求められる。

ピエール・ガスリー
「昨年、F1マシンで初めてサンパウロで走ったときには、とても楽しむことができました。ブラジルに来ると、この国でいかにFormula 1が大切か、愛されているかということをひしひしと感じました。アイルトン・セナをはじめ、多くのチャンピオンを輩出してきた国ですからね。このトラックにはバラエティー豊かなコーナーや縁石が配置され、走っていてとてもおもしろいレイアウトになっています。昨年はペナルティーにより後方グリッドからのスタートだったんですが、入賞まであと少しの12位に入ることできました。シーズン終盤のこの2レースに向けて入賞の可能性を最大限に高めるために、ここ数戦は戦略的にペナルティーを受けましたし、今回再びポイント獲得に挑むのを楽しみにしています。サンパウロでは雨が降ることもよくありますが、個人的には大歓迎です。僕はフランスのノルマンディー出身なので、カート時代から雨の中でよくレースしてきました。ウエットレースは、ドライバーにとってはより複雑なドライビングを強いられることにもなりますが、同時により楽しく、ドライバーの腕の見せ所にもなりますからね。このトラックがユニークなのは反時計周りということと、すべてのストレートがまっすぐではないという点です。なので、ストレートですらコーナリングしなければいけません。セクションによっては、通常と逆回りに15秒間ほどコーナリングする箇所もあります。昨年、レースが終わったあとは首にその余韻が残っていました。今年はそこについてもトレーニングを積んできたので、問題ないと思います」

ブレンドン・ハートレー
「過去数戦のレースではすばらしいペースがありましたし、オースティンではポイントも獲得できました。前戦メキシコでは最終的に僕たちが得られたであろうリザルトには届きませんでしたが、ペースは自体はよかったと思います。なので、シーズン最終盤の2戦に向けても非常にいいムードで臨みます。今回、搭載する最新仕様のパワーユニットは、パフォーマンスが大きく向上していることが分かっていますし、新しいエアロパッケージは僕のドライビングスタイルによく合っています。ブラジルは、クラシックなトラックと熱狂的なファンが、いつもすばらしい雰囲気を作り出してくれますし、訪れるのを楽しみにしています。標高差もあり、さまざまな要素が少しずつ詰め込まれているインテルラゴスは、WEC時代に走っていたので、よく知っているサーキットです。F1マシンでは昨年走りましたが、テクニカル面でのトラブルにより、残念ながらリタイアせざるを得なくなってしまいました。なので、今年の再チャレンジを楽しみにしています。ここでは天候もレースを左右する要素の一つで、過去には何度かおもしろいレースが展開されてきました。今シーズン、僕たちのパッケージはトリッキーなコンディションで強さを発揮してきているので、天候がどうあれいいレースができると思いますし、今週末はポイント獲得を目指します」

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「シーズンも残すところあと2戦となり、次は南米での唯一のレースとなるブラジルGPに向かいます。インテルラゴス・サーキットはカレンダーの中で2番目に短いですが、いくつか考慮すべき特徴を持つトラックです。その一つとして、約800mの標高があります。標高2200m超だった前回のメキシコGPほどには厳しくありませんが、ターボの負荷とクーリングについては平地と比較して若干厳しくなります。また、急な天候変化でも有名なサーキットですので、あらゆるコンディションに対応できるよう準備を進めます。過去のレースでの雨による波乱を覚えてられる方もいらっしゃると思いますが、個人的にはアイルトン・セナ選手が雨の中でマシンにトラブルを抱えながら母国グランプリ初優勝を果たした1991年のレースが特に印象に残っています」

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カテゴリー: トロロッソ | ホンダF1 | F1ブラジルGP