F1 ピエール・ガスリー
トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ピエール・ガスリーが2019年にレッドブル・レーシングで活躍すると確信していると語る。

昨年後半のマレーシアGPでトロロッソに加入したピエール・ガスリーは、今年トロロッソ・ホンダで初のF1フルシーズンを迎えている。そして、バーレーンGPで4位、モナコGPで7位、ハンガリーGPで6位という成績を残し、ダニエル・リカルドの後任として2019年のレッドブル・レーシングへの昇格を勝ち取った。

F1ベルギーGPの金曜記者会見に出席したフランツ・トストは、ピエール・ガスリーが来季レッドブル・レーシングでも活躍すると確信していると述べた。

「彼らは高いスキルを持った非常に速く、経験豊富なドライバーを得ることになる」とフランツ・トストはコメント。

「ガスリーはドライバーが鍛え上げられていく良い例だ。彼は下位カテゴリーで非常に成功を収めてきた。レースに勝ち、チャンピオンを獲得してきた。シーズン序盤にトロロッソにやってきたとき、すでに彼はかなりの経験があった。彼は速いし、技術面の理解、タイヤマネジメントの理解に優れている。したがって、私は彼がレッドブル・レーシングでも活躍すると確信している」

ピエール・ガスリーの昇格によって、トロロッソ・ホンダには少なくとも1つの空席ができることになった。しかし、現時点でレッドブルのジュニアプログラム内にはF1昇格の準備が整っているドライバーはいない。

フランツ・トストは、2019年のドライバー選択についてはすべてレッドブルに委ねていると強調する。

「我々は成り行きを見守っていく。レッドブルは様々な名前を議論しているし、近い将来、名前を発表することになると確信している」とフランツ・トストはコメント。

マクラーンのストフェル・バンドーンやランド・ノリスなど、レッドブル契約外のドライバーを起用する可能性も噂されている。

「先ほど言ったように様々な名前が議論されている。だが、今のところは何も決定はしていない。我々は待っているだけであり、レッドブルがそれを発表することになるだろう」

マクラーレンのドライバー起用には、トロロッソから引き抜いたジェームス・キーの状況が絡んでくると考えられている。

しかし、ジェームス・キーの状況について質問されたフランツ・トストは「マクラーレンの計画については気にかけていない。彼はトロロッソと契約していえるというのが事実だ」と語るにとどめた。

今季、ホンダは独占的なワークスパートナーとしてトロロッソにF1パワーユニットを供給しているが、来季からはレッドブル・テクノロジーを通して、レッドブル・レーシングとトロロッソの2チームへの供給体制となる。

2019年のレッドブル・レーシング、トロロッソ、ホンダの技術的な関係について質問されたフランツ・トストは「来年、我々はレッドブル・テクノロジーと非常に緊密な協力関係を築いていくことになる」とコメント。

「なぜなら、我々は同じリアパーツを採用することになるからだ。すなわち、パワーユニット、ギアボックス、サスペンションなど、レギュレーション内のすべてで同じものを使用することになる。我々はその多くを使用したいと思っている」

「フロントサスペンションもそうだ。外部パーツではなく、内部パーツに関してね。それがすべてではなく、多くのものがある。完全なリアパーツとは、ハイドロリック、エレクトロニクスなどあらゆるものを意味する」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / レッドブル・レーシング / ピエール・ガスリー