トロロッソ 「今回のテスト結果は来季のマシン開発にも活用される」
トロロッソのチーム代表フランツ・トスト、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、トロロッソ・ホンダのF1ハンガリーテストでの2日間の作業を振り返った。
今回のF1ハンガリーテストで通常テストとピレリのタイヤテストのために2台のマシンを走らせたトロロッソ・ホンダは、テスト最終日となる2日目はショーン・ゲラエルがメインテストを実施。ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーがピレリタイヤ用のテストを行った。
通常のテスト用マシンは2日間合計で248周を走行し、予定していたプログラムをすべて消化。ピレリタイヤ用マシンを加えれば、トロロッソ・ホンダは合計で499周、距離にすると2186kmを走り込んだ。
「カバーすべき多くの項目があり、この2日間はトロロッソにとって非常に大切なテストになると思って臨んだ」とフランツ・トストは語る・
「エアロだけでなく、シャシーのメカニカル面にもフォーカスしたプログラムだったが、通常のチームのテスト用マシンに加え、ピレリのタイヤテストを行うマシンも走らせるという部分で、いつもとは違ったテストになった」
2日目の通常のテストはショーン・ゲラエルが担当。タイムは9番手だったが、燃料を搭載しない状態での予選シミュレーションはしていなかったとッフランツ・トストは説明する。
「昨日一日でメカニカル面でのテストのほとんどを消化することができたので、今日はゲラエルとエアロ関連のテストを行った。また、ピレリのタイヤテストについては、昨日109周を走行したゲラエルに代わり、今日はハートレーとガスリーが分担してテストプログラムを実施した」とフランツ・トストは続ける。
「チームのテスト用マシンは、2日間合計で248周を走行し、予定していたプログラムをすべて消化することができた。エアロの開発に取り組んでいたので、燃料を搭載しない状態での予選シミュレーションは実施していない」
「ここからの仕事はエンジニアたちに引き継がれ、後半戦でマシンのポテンシャルをフルに引き出すためのデータ分析が行われる。また、今回のテストで得られた結果は、来季のマシン開発にも活用されることになる」
さらに詳しい作業内容についてはチーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズが説明した。
「昨日から走行を担当しているゲラエルにとっては、スペインで行われたインシーズンテスト以来のF1マシンになったが、ピレリとのタイヤテストが昨日の彼の役割だった。今日は昨日ハートレーがドライブしたチームの開発用のマシンでドライブしたが、午前中は大きなエアロレイクを装着し、風洞やCFDでのシミュレーションと、実走で得られるデータの整合性を向上させるための作業を行い、その後エアロのマッピング作業に進んだ」
「午前のセッション後半では、ウルトラソフトとハイパーソフトを装着したパフォーマンスランを実施した。ハイパーソフトタイヤは磨耗が激しいタイヤなので、最後のセクターに行き着く前に限界を迎えたこともあった。ラップタイムを見ると、それなりに競争力がある走りができたと思う。また、これらの走行と同時並行で、昨日いい結果を得ていたメカニカル面のセッティングに関して、さらに細かい内容でのテストを行った」
「午後の最初のセッションではフロントウイングの挙動を確認する目的で、ブレーキダクト横に本日3つ目となるエアロレイクを装着して走行し、その後はソフトタイヤでサスペンション関連の新しいパーツをテストすることにフォーカスする形になった。このパーツを実際の走行で使用するのは初めてだったので、システムチェックを経て、バランス調整のためのパフォーマンスランに移行するなど、何度も走行を行った」
「ここ7週間で、数多くのレースやテストをこなしてきた。その中にはいくつかタフなものも含まれていたが、ファエンツァやビスターのファクトリー、そしてホンダのメンバーは、常に最大限の努力とともに臨んでくれた。その結果がハンガリーでの結果に繋がったと思っているし、諦めない姿勢を見せることが出来たと思う」
「前半戦を通して、100%の力を出し切ってくれたチームのメンバーとホンダのみんなに感謝している。2週間のサマーブレイクで十分に休んだ後、ポイント獲得に向けてまた後半戦の戦いに臨む」
関連:F1ハンガリーテスト 2日目 | ジョージ・ラッセルが非公式コースレコード
カテゴリー: F1 / トロロッソ
今回のF1ハンガリーテストで通常テストとピレリのタイヤテストのために2台のマシンを走らせたトロロッソ・ホンダは、テスト最終日となる2日目はショーン・ゲラエルがメインテストを実施。ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーがピレリタイヤ用のテストを行った。
通常のテスト用マシンは2日間合計で248周を走行し、予定していたプログラムをすべて消化。ピレリタイヤ用マシンを加えれば、トロロッソ・ホンダは合計で499周、距離にすると2186kmを走り込んだ。
「カバーすべき多くの項目があり、この2日間はトロロッソにとって非常に大切なテストになると思って臨んだ」とフランツ・トストは語る・
「エアロだけでなく、シャシーのメカニカル面にもフォーカスしたプログラムだったが、通常のチームのテスト用マシンに加え、ピレリのタイヤテストを行うマシンも走らせるという部分で、いつもとは違ったテストになった」
2日目の通常のテストはショーン・ゲラエルが担当。タイムは9番手だったが、燃料を搭載しない状態での予選シミュレーションはしていなかったとッフランツ・トストは説明する。
「昨日一日でメカニカル面でのテストのほとんどを消化することができたので、今日はゲラエルとエアロ関連のテストを行った。また、ピレリのタイヤテストについては、昨日109周を走行したゲラエルに代わり、今日はハートレーとガスリーが分担してテストプログラムを実施した」とフランツ・トストは続ける。
「チームのテスト用マシンは、2日間合計で248周を走行し、予定していたプログラムをすべて消化することができた。エアロの開発に取り組んでいたので、燃料を搭載しない状態での予選シミュレーションは実施していない」
「ここからの仕事はエンジニアたちに引き継がれ、後半戦でマシンのポテンシャルをフルに引き出すためのデータ分析が行われる。また、今回のテストで得られた結果は、来季のマシン開発にも活用されることになる」
さらに詳しい作業内容についてはチーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズが説明した。
「昨日から走行を担当しているゲラエルにとっては、スペインで行われたインシーズンテスト以来のF1マシンになったが、ピレリとのタイヤテストが昨日の彼の役割だった。今日は昨日ハートレーがドライブしたチームの開発用のマシンでドライブしたが、午前中は大きなエアロレイクを装着し、風洞やCFDでのシミュレーションと、実走で得られるデータの整合性を向上させるための作業を行い、その後エアロのマッピング作業に進んだ」
「午前のセッション後半では、ウルトラソフトとハイパーソフトを装着したパフォーマンスランを実施した。ハイパーソフトタイヤは磨耗が激しいタイヤなので、最後のセクターに行き着く前に限界を迎えたこともあった。ラップタイムを見ると、それなりに競争力がある走りができたと思う。また、これらの走行と同時並行で、昨日いい結果を得ていたメカニカル面のセッティングに関して、さらに細かい内容でのテストを行った」
「午後の最初のセッションではフロントウイングの挙動を確認する目的で、ブレーキダクト横に本日3つ目となるエアロレイクを装着して走行し、その後はソフトタイヤでサスペンション関連の新しいパーツをテストすることにフォーカスする形になった。このパーツを実際の走行で使用するのは初めてだったので、システムチェックを経て、バランス調整のためのパフォーマンスランに移行するなど、何度も走行を行った」
「ここ7週間で、数多くのレースやテストをこなしてきた。その中にはいくつかタフなものも含まれていたが、ファエンツァやビスターのファクトリー、そしてホンダのメンバーは、常に最大限の努力とともに臨んでくれた。その結果がハンガリーでの結果に繋がったと思っているし、諦めない姿勢を見せることが出来たと思う」
「前半戦を通して、100%の力を出し切ってくれたチームのメンバーとホンダのみんなに感謝している。2週間のサマーブレイクで十分に休んだ後、ポイント獲得に向けてまた後半戦の戦いに臨む」
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カテゴリー: F1 / トロロッソ