F1 トロロッソ・ホンダ
トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1ドイツGP 初日のトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

トロロッソは、今回のF1ドイツGPにシャシーとパワーユニット両方のパフォーマンス向上をサポートする目的でいくつか新しいパーツを導入。今回はピエール・ガスリーのマシンに導入されている。

ピエール・ガスリーはFP1で18番手、FP2で15番手タイムを記録するも、グリップ不足を訴えている。一方、ブレンドン・ハートレーはFP1を15番手タイム、FP2を16番手タイムで記録し、ロングランテストに好感触を掴んでいる。

「今年はホッケンハイムで2年ぶりのドイツGPの開幕を迎えることができ、とても喜ばしく感じている」とジョナサン・エドルズはコメント。

「通常、タイヤに厳しく暑さに悩まされるサーキットだが、今年もその難しさは変わらず健在だった。今回はピエールのマシンにいくつか新しいパーツを導入している。シャシーとパワーユニット両方のパフォーマンス向上をサポートする目的で、午前と午後の両セッションを通じて確認を続けたが、狙い通りの効果を見ることができた」

「P1がスタートした時点ですでに気温が高く、路面も汚れていたので、最初はドライバー2人ともマシンのバランスに満足がいかないようだった。そのため、最初のセッションではほとんどの時間をドライバーが快適に走行できるよう、マシンのバランス調整に費やした。終盤ではブレンドンが空力に関するテストを、そしてピエールが当初、金曜の走行では使う予定がなかったソフトタイヤのセットでロングランテストを行った。1回目のフリー走行で2セットのソフトタイヤを使ったチームは少なく、このセッションでの順位は本来のマシンのペースを表すものではない」

「2回目のフリー走行では、マシンのグリップとバランス改善のためにメカニカル・空力面での変更を両マシンに適用した。時間が経つにつれて気温が上がり、低温で発揮するウルトラソフトのタイヤを使用していたこともあり、2回目のフリー走行はさらに熱対策が難しい問題となった。しかし、セットアップの変更が功を奏し、両ドライバーともラップタイムを上げることができた」

「見て分かる通り、中団グループのタイム差は僅差で、コンマ数秒でトップ10入りするのも可能なタイムで争われている。マシンから最大限の力を引き出せるよう、今夜はチーム一丸となり取り組みたいと思う」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1ドイツGP