F1 トロロッソ・ホンダ ドイツGP
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPへの意気込みと舞台となるホッケンハイム・リンクについて語った。

2018年、伝統あるホッケンハイムにF1が帰ってくる。この歴史的なサーキットはライン渓谷の中ほどにあり、グランドスタンドの歓声が独特の雰囲気を作り出す。

天候が不安定なので、チームは万全の態勢で臨む必要があり、ドライバーには臨機応変さが求められる。ドイツで再び戦いがはじまる。

ピエール・ガスリー
「久々に休みを取ることができてよかったです。休暇中は、地元に戻って友達とBBQをしながらサッカーワールドカップの決勝戦を観戦しました。とても集中して観ていましたし、かなり緊張しました。自分が実際にプレーをしているような気分で、F1のスタート直前ぐらいの緊張感でしたね(笑)。フランスが優勝して、2回目のワールドカップタイトルを取れたことは本当に嬉しいです! 決勝戦が終わったあとは友達とお祝いで街に出かけたのですが、みんなが歌を歌ったりしながら喜びを共有していて、すばらしい雰囲気でした。あんなに多くの人が街にいるのを見たのは初めてでしたね。まるで人口が倍に増えたみたいでした!3連戦を終えて、久しぶりに家族や友人と時間を過ごせたのはよかったです。次の2連戦に向かうためのエネルギーを再充電できました。これからドイツGPに向かいます。フォーミュラ・ルノーでの初レースがホッケンハイムだったのですが、このときは予選で2番手につけて、ストフェル・バンドーン選手の隣でフロントローからスタートしました。最後に走ったのは2016年のGP2シリーズですね。いいペースで走っていたのですが、ストレートを走行中に消火器が故障した影響でコックピット内が煙で満たされてしまい、安全上の理由で失格になってしまいました。でも、そこまではいいレースができていました。長い歴史を誇るホッケンハイムには、さまざまな特色を持つセクションがいくつもあります。一番のお気に入りはスタジアムセクションで、テクニカルな面を併せ持つストレートは、走っていてとても楽しいセクションです。かつてのレイアウトは2本のロングストレートと、ピットに戻る前にシケインが有名でしたが、それもぜひ見てみたいですね」

ブレンドン・ハートレー
「3連戦のあとだったので、数日間のオフでやっと一息つくことができました。チームのメンバーもそれぞれ、いい休暇を過ごせているといいですね。僕は、イギリスの過ごしやすい気候の下、何日間か山でマウンテンバイクを楽しんでいましたが、すぐにドイツGPに向けたシミュレーターでの作業の時間がやってきてしまいました。ホッケンハイム・リンクではフォーミュラ3やユーロシリーズで何度か走ったことがありますが、クールなトラックだと思います。以前のレイアウトで特徴的だった、深い森の中を抜けていく2本のロングストレートを走る機会はもうありませんが、それでもこの歴史あるサーキットは魅力的です。できることならかつてのレイアウトでも走ってみたいですけどね! 観客席に囲まれたスタジアムセクションは、大勢のファンの姿とあいまって、すばらしい雰囲気があります。このトラックは、高速でコーナーに入っていくターン1や、現代のF1サーキットではあまり見られないバンク角がついているテクニカルな最終セクションなど、すべてを兼ね備えています。ハイスピードなセクションとテクニカルな面、さらに中央が盛り上がった形状の路面の組み合わせによって、走っていて本当に面白いレイアウトになっているんです」

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「3連戦を終えて一つ週末を挟み、今週はドイツグランプリに向かいます。かつてホッケンハイムは、エンジンサプライヤーにとって最も難しいレースの一つでした。その理由は高いスロットル全開率にあり、ドライバーは森の中を走る2本のロングストレートをフルスロットルで駆け抜けていました。2001年の改修によりロングストレート自体はなくなりましたが、未だにカレンダーの中では6番目にパワー感度が高いトラックであり、燃費についても厳しいサーキットの一つです。最後に走行したのは一昨年ですが、そのときよりも車体レギュレーションの変更により大きくマシンのグリップが上がっていますので、それに合わせたPUセッティングの煮詰めを進めていきます。我々はここで80~90年代に大きな成功を得ていますし、2001年のジャック・ヴィルヌーブ選手、それに2004年、2005年にもジェンソン・バトン選手が表彰台に登っており、いい思い出のあるサーキットです」

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カテゴリー: トロロッソ