F1 ピエール・ガスリー ブレンドン・ハートレー トロロッソ
トロロッソ・ホンダでチームメイトであるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、2018年シーズン序盤戦のクラッシュによってお互いに“軋轢”は生じてはいないと主張しつつも、異なる見解を語っている。

F1アゼルバイジャンGPの予選では、ブレンドン・ハートレーがパンクによりスローダウン。そこにブラインドとなっているコーナーを立ち上がってきたアタック中のピエール・ガスリーが近づき、間一髪で避けた。

時速320kmで回避行動をとったピエール・ガスリーは、エスケープに逃れざるを得ず、この出来事もあり、トロロッソ・ホンダの2台はQ1敗退を喫している。

ピエール・ガスリーは、クラッシュを覚悟した“キャリアで最も恐ろしい瞬間”だったが、ブレンドン・ハートレーを非難するつもりはないとし、事故からハートレーが学んでくれると信じていると語った。

二人はF1中国GPで接触事故を起こしてる。ペースの遅いブレンドン・ハートレーに対してチームはピエール・ガスリーを先に行かせるよう指示したが、お互いがタイミングを誤解し、コーナーでスペースを空けなかったハートレーにガスリーが突っ込んでいる。

「中国の後もまったく問題はなかった。今も彼を非難するつもりはない。そんな状況だ」とピエール・ガスリーはコメント。

「彼の立場を理解している。彼はやらなければならないことや対処しなければならないことがたくさんあった」

「でも、僕は本当に高いスピードで本当に悪い場所に到着してしまったと思う。次回彼にそういうことが起こった場合、彼がパンクに見舞われたら、完全にラインを外してくれると思う。いずれにしろ、ラップはもう終わっているんだからね」

「そこから教訓を学ぶうことができるはずだ。また起こるかもしれないけどね。でも、対処するのは簡単ではないのは確かだ」

ブレンドン・ハートレーは、中国GPでの事故とアゼルバイジャンのニアミスは“完全に異なる話す”であり、ピエール・ガスリーは中国での自分のミスを理解していると語る。

「彼は完全に状況を理解していた。軋轢はない」とブレンドン・ハートレーは説明。

「彼は、僕が彼のラップに妥協を強いらせるようなことをやったわけではないとわかってくれている」

「彼に聞いてもらった方がいいと思うけど、彼は状況を理解していたと思うし、僕はスローダウンして、自分のクルマに起こっていることを解決しようとしていて、彼が来るのが見えていなかった。彼はそれが意図的ではないことをわかってくれている」

「今回のは中国とは非常に異なる状況だ。僕がパンクに見舞われたことで起こった。僕は大幅に減速していた。彼があそこまで接近しているとは認識していなかった。でも、邪魔にならないように道を空けるべきだった」

「今回と中国との関係はないと思う。僕にとっては酷い一日だった。中国について話すことは何もないと思う。それは別の話だ」

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