ナオミ・シフが007出演を告白 スカイスポーツF1解説者がスタント担当

同作で007の後任「ノーミ」を演じたラシャーナ・リンチの運転シーンをすべて担当していたという事実は、F1ファンにとっても意外性の高いエピソードだ。放送の第一線で活躍する一方で、映画業界でも重要な役割を担っていたことが浮き彫りとなった。
F1解説者が担った“007の裏側”
ナオミ・シフは2021年公開の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』において、ラシャーナ・リンチのスタントダブルを務めた。作中でリンチが運転するシーンは、すべてナオミ・シフによるものだったという。
同作はダニエル・クレイグにとって最後のジェームズ・ボンド作品であり、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショーらが出演する大作として知られている。その中で、ナオミ・シフはアクションの中核を担う役割を果たしていた。
「ダニエル・クレイグを轢くかもしれないと思いました」
ナオミ・シフはラジオ番組で当時を振り返り、緊張の瞬間を明かした。
「ジェームズ・ボンドでラシャーナ・リンチが運転しているシーンは、すべて私が運転しています」
「スタントのリハーサルをする時間はあまりありませんでした。『ダニエルを入れる』と言われて、“どういう意味ですか?”と思いました」
「基本的には彼の足元ギリギリでクルマを止めなければならなかったんです。リハーサルは一度だけで、手のひらは汗だらけでしたし、頭の中では『レーシングドライバーがダニエル・クレイグを轢いてしまう』という見出しが浮かんでいました」
「幸いなことにダニエル・クレイグは無事です。轢くことはありませんでしたし、この仕事をきっかけに『ジュラシック・ワールド』の仕事もいただくことができました」
レースと映像の両分野で広がるキャリア
レーシングドライバーとしての経験を持つナオミ・シフは、現在はスカイスポーツF1で解説者・プレゼンターとして活動している。その一方で、今回明かされたように映画スタントという分野でも実績を残している。
限られたリハーサルで精密なドライビングを要求される現場は、F1に通じる集中力と技術が求められる領域だ。放送、モータースポーツ、そして映像作品という異なる舞台を横断する彼女のキャリアは、F1関係者の新たな可能性を示すものとなっている。
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