トロロッソ・ホンダ、全チームで最多の合計324周を走破
トロロッソ・ホンダは、4日間のF1バルセロナ合同テストで全チームで最多となる合計324周を走破。新シーズンにむけて好調なスタートを切った。
2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、その後の3年間では信頼性とパフォーマンス不足が露呈。マクラーレン側はホンダに辛辣な言葉を浴びせ続け、2017年限りでパートナーシップを解消した。
2018年のF1世界選手権にむけてホンダはトロロッソとの新たなパートナーシップを開始。マクラーレンとの3年間で多くの報道がなされ、特に昨年のプレシーズンテストでは信頼性トラブルが続発したことから、特にホンダの2018年F1パワーユニット『RA618H』には懐疑的な目も含めて多くの注目が集まった
今週スタートしたプレシーズンテストでは、ホンダのF1パワーユニットは保守的なモードではあるものの、全日程をトラブルフリーで走行を重ね、最終日にはピエール・ガスリーがこの日のドライバーのなかで最多となる147周を走破。これはホンダがF1に復帰して以来、1日での最多の周回数となる。
トロロッソ・ホンダの2018年F1マシン『STR13』はメルセデスの新車『W09』よりも合計で18周多い324周を走破。同じく注目の対象となったマクラーレンより64周を多く走り込んでいる。ピエール・ガスリーも全ドライバーで最多となる229周を走り込んだ。
ピエール・ガスリーは「今日は本当にポジティブな一日だった」とコメント。「エンジンの信頼性は素晴らしい。レース距離の2倍以上にあたる147周という走行の間、全く問題は起きなかった。これを継続できればと願っている。また、クルマのフィーリングもよく、マシンとエンジンともに満足している」と新車STR13とホンダのF1パワーユニットをポジティブに語る。
スムーズなスタートはトロロッソ、特にホンダ陣営に良い雰囲気を作り出している。また、昨シーズン後半から途中参戦したピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという経験の浅いドライバーラインナップに貴重な走行経験をもたらすことになった。
トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「彼らは仕事をするには本当に良い二人だし、彼らはすぐに行動を開始することを望んでいる。彼らはレース週末のことを心配せず、自分自身、そして、我々と一緒にクルマを改善することに時間を費やしがっている」とコメント。
「我々の走行距離を伸ばしていこうという計画はうまくいった。また、ホンダにとっても素晴らしいテストになったと思う。彼らは、自分たちの開発と、我々との共同作業の両方で多くの準備を行い、新型のエンジンをここに持ち込んでくれた」
「このテストでパワーユニット側の問題が全く起きなかったというのは素晴らしい結果だし、これまで我々が行ってきたウインターテストでは初めての経験だ。おそらくホンダにとって今日の147周という走行距離は、2014年のF1復帰以降の最長の記録ではないかと思う。そのおかげで実質3日間のテストを効果的に行うことができたし、これは素晴らしい成果だ」とホンダを称えた。
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「ガスリー選手の堅実な走りもあり、4日間で最多の合計147周を走行し、チームにとってはとても生産的な一日になりました」とコメント。
「ドライコンディションでのパワーユニット機能確認とセッティングの熟成に加え、ロングランを行い、レースに向けて有用なデータを得ることもできました。今日でテスト1が終了となりますが、4日間、予定していたスケジュールをトラブルフリーでほぼ消化できたことに満足しています」
「また、レッドブル・トロロッソ・ホンダにとって大切な最初のテストを、いいかたちで終えることができました。この後は休む間もなく来週のテスト2に向けた準備を始めますが、万全の体制で臨みたいと考えています」
関連:F1バルセロナ合同テスト最終日 結果:ルイス・ハミルトンが最速タイム
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1
2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、その後の3年間では信頼性とパフォーマンス不足が露呈。マクラーレン側はホンダに辛辣な言葉を浴びせ続け、2017年限りでパートナーシップを解消した。
2018年のF1世界選手権にむけてホンダはトロロッソとの新たなパートナーシップを開始。マクラーレンとの3年間で多くの報道がなされ、特に昨年のプレシーズンテストでは信頼性トラブルが続発したことから、特にホンダの2018年F1パワーユニット『RA618H』には懐疑的な目も含めて多くの注目が集まった
今週スタートしたプレシーズンテストでは、ホンダのF1パワーユニットは保守的なモードではあるものの、全日程をトラブルフリーで走行を重ね、最終日にはピエール・ガスリーがこの日のドライバーのなかで最多となる147周を走破。これはホンダがF1に復帰して以来、1日での最多の周回数となる。
トロロッソ・ホンダの2018年F1マシン『STR13』はメルセデスの新車『W09』よりも合計で18周多い324周を走破。同じく注目の対象となったマクラーレンより64周を多く走り込んでいる。ピエール・ガスリーも全ドライバーで最多となる229周を走り込んだ。
ピエール・ガスリーは「今日は本当にポジティブな一日だった」とコメント。「エンジンの信頼性は素晴らしい。レース距離の2倍以上にあたる147周という走行の間、全く問題は起きなかった。これを継続できればと願っている。また、クルマのフィーリングもよく、マシンとエンジンともに満足している」と新車STR13とホンダのF1パワーユニットをポジティブに語る。
スムーズなスタートはトロロッソ、特にホンダ陣営に良い雰囲気を作り出している。また、昨シーズン後半から途中参戦したピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという経験の浅いドライバーラインナップに貴重な走行経験をもたらすことになった。
トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「彼らは仕事をするには本当に良い二人だし、彼らはすぐに行動を開始することを望んでいる。彼らはレース週末のことを心配せず、自分自身、そして、我々と一緒にクルマを改善することに時間を費やしがっている」とコメント。
「我々の走行距離を伸ばしていこうという計画はうまくいった。また、ホンダにとっても素晴らしいテストになったと思う。彼らは、自分たちの開発と、我々との共同作業の両方で多くの準備を行い、新型のエンジンをここに持ち込んでくれた」
「このテストでパワーユニット側の問題が全く起きなかったというのは素晴らしい結果だし、これまで我々が行ってきたウインターテストでは初めての経験だ。おそらくホンダにとって今日の147周という走行距離は、2014年のF1復帰以降の最長の記録ではないかと思う。そのおかげで実質3日間のテストを効果的に行うことができたし、これは素晴らしい成果だ」とホンダを称えた。
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「ガスリー選手の堅実な走りもあり、4日間で最多の合計147周を走行し、チームにとってはとても生産的な一日になりました」とコメント。
「ドライコンディションでのパワーユニット機能確認とセッティングの熟成に加え、ロングランを行い、レースに向けて有用なデータを得ることもできました。今日でテスト1が終了となりますが、4日間、予定していたスケジュールをトラブルフリーでほぼ消化できたことに満足しています」
「また、レッドブル・トロロッソ・ホンダにとって大切な最初のテストを、いいかたちで終えることができました。この後は休む間もなく来週のテスト2に向けた準備を始めますが、万全の体制で臨みたいと考えています」
2018年 F1バルセロナ合同テスト 4日間の合計周回数
チーム | 周回数 |
---|---|
トロロッソ・ホンダ | 324 |
メルセデス | 306 |
フェラーリ | 298 |
ザウアー | 283 |
ウィリアムズ | 276 |
ルノー | 273 |
マクラーレン | 260 |
レッドブル | 209 |
ハース | 187 |
フォース・インディア | 166 |
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1