トロ・ロッソ F1 イギリスグランプリ
トロ・ロッソは、カルロス・サインツのマシンをホイールテザーが切れた状態で車検に提出。レギュレーション違反を犯したとしてシュチュワードに呼び出された。

F1マシンはグランプリ週末を前にレギュレーションに適合し、安全に競技に参加できることを確認するために車検に合格しなければならない。

検査官は14日(木)、カルロス・サインツのマシンのホイールテザーに損傷を発見し、トロ・ロッソにその旨を通告したが、チームは適切な修理をしなかったという。

FIA技術委員のジョー・バウアーは「カーナンバー55に対しての最初の車検でホイールテザーにダメージが確認された」と報告書に記した。

「検査官はこれをスクーデリア・トロ・ロッソに通知し、交換するよう依頼した。チームが検査官の指示に従うことを拒否したため、技術委員が損傷をチェックしたところ、テザーには損傷があるだけでなく、切れた状態のファイバーが複数箇所で結び合わされているだけであることが判明した」

「従って、チームはテザーの損傷を認識し、安全ではない状態でマシンを車検に出したと考えられる」

トロ・ロッソは、F1競技規則第3条3項「車両検査に車両を提示することは、当該車両がすべての規則に適合していることを暗に申告したものとみなされる」に違反し、FIA国際モータースポーツ競技規則第12条1.1.b項「参加資格のない自動車を登録もしくは出場せしめる目的ってす故意による策謀行為」に該当した疑いがあると報告された。

ホイールテザーは、事故が起きた際にホイールがマシンから脱落ことを防ぐために非常に強いファイバー製でサスペンションシステムのウィッシュボーンを通ってホイールハブとシャシーを繋いでいる。

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1イギリスGP