【SUPER GT】 第3戦 鈴鹿300km プレビュー
2018年のSUPER GT 第3戦 「SUZUKA GT 300km Fan Festival」が5月19日(土)・20日(日)鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される。
今年のGT500クラスは、開幕戦岡山国際サーキットではHONDA NSX-GT勢が1-2位、第2戦富士スピードウェイではNISSAN GT-Rが優勝し2位以下をLEXUS LC500勢が占めるなど、3メーカーのマシンの実力が拮抗し、稀に見る接戦が繰り広げられている。
昨年までは真夏の1000kmとして開催されていた鈴鹿大会は、今年から300kmのレースとなった。それだけにレースペースが上がり、これまで以上の接戦となるだろう。また、毎年8月に開催されていたSUZUKA 1000㎞と比べれば今回のレースは涼しいコンディションになるだろう。
舞台となる鈴鹿サーキットは、高速コーナーと低速コーナーが組み合わされたテクニカルなレイアウトにより、タイヤが受けるGや荷重といった負荷が大きくなるのが特徴となる。
昨シーズンは開幕戦から4連勝したLEXUS LC500勢だが、今季は2戦を終えてまだ勝ち星がない。しかし、2戦共にトップ争いには加わり、表彰台にも上がっているだけに、ライバル2車種に戦闘力で差を付けられているという感じではない。チャンピオンシップを考えれば第3戦鈴鹿はLC500勢の勝負ポイントとなるだろう。
鈴鹿では4勝を挙げて得意とするNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)や鈴鹿1000kmで2年連続優勝を果たしているNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)は優勝候補。また、ウェイトハンディの少ないNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)にも勝機はある。
NISSAN GT-R NISMO GT500勢は、第2戦富士をNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が制している。だが、23号車以外は第2戦の成績は決して良いとは言えなかった。しかし、その分ウェイトハンディは軽い。鈴鹿を得意とするNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)やNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は注目だ。ハンディ52kgのMOTUL AUTECH GT-Rは、実ウェイト35kg搭載の上に燃料流量リストリクターも1段階絞られる。それだけに彼らは上位入賞を目指すレースになるだろう。
Honda NSX-GT勢は、開幕戦岡山でワンツー・フィニッシュを決めたが、第2戦富士ではNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)の8位が最高位と振るわなかった。中でも開幕戦優勝のNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)と同2位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)は一気に増えたウェイトハンディが増えていた。また、NSX-GTにとって富士は得意コースとは言えないため、チャンピオンシップにおいて“無理をしない”レースだったのかもしれない。
鈴鹿300kmではライバルの上位チームもウェイトハンディが増える上、第2戦富士前に行われた公式テスト鈴鹿では、RAYBRIGのバトンがベストタイムをマーク。このテストでは富士の結果を織り込んだウェイトも試しているはずであり、第3戦鈴鹿ではNSX-GT勢が一転して攻勢に出る可能性も高い。
NSX-GT勢では、開幕戦で活躍したKEIHINとRAYBRIGが注目だが、ウェイトの少ないNo.8 ARTA NSX-GTや昨年の鈴鹿1000km優勝のNo.64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)も気になる存在だ。
SUER GT 第3戦 鈴鹿300km スケジュール
■5月19日(土) 予選日
09:00 - 10:45 : 公式練習
14:35 - 15:10 : ノックアウト予選(Q1)
15:20 - 15:48 : ノックアウト予選(Q2)
■5月20日(日) 決勝日
13:05 - 13:25 : ウォームアップ走行
14:40 : 決勝レース(52Laps)
カテゴリー: F1 / SUPER GT
今年のGT500クラスは、開幕戦岡山国際サーキットではHONDA NSX-GT勢が1-2位、第2戦富士スピードウェイではNISSAN GT-Rが優勝し2位以下をLEXUS LC500勢が占めるなど、3メーカーのマシンの実力が拮抗し、稀に見る接戦が繰り広げられている。
昨年までは真夏の1000kmとして開催されていた鈴鹿大会は、今年から300kmのレースとなった。それだけにレースペースが上がり、これまで以上の接戦となるだろう。また、毎年8月に開催されていたSUZUKA 1000㎞と比べれば今回のレースは涼しいコンディションになるだろう。
舞台となる鈴鹿サーキットは、高速コーナーと低速コーナーが組み合わされたテクニカルなレイアウトにより、タイヤが受けるGや荷重といった負荷が大きくなるのが特徴となる。
昨シーズンは開幕戦から4連勝したLEXUS LC500勢だが、今季は2戦を終えてまだ勝ち星がない。しかし、2戦共にトップ争いには加わり、表彰台にも上がっているだけに、ライバル2車種に戦闘力で差を付けられているという感じではない。チャンピオンシップを考えれば第3戦鈴鹿はLC500勢の勝負ポイントとなるだろう。
鈴鹿では4勝を挙げて得意とするNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)や鈴鹿1000kmで2年連続優勝を果たしているNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)は優勝候補。また、ウェイトハンディの少ないNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)にも勝機はある。
NISSAN GT-R NISMO GT500勢は、第2戦富士をNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が制している。だが、23号車以外は第2戦の成績は決して良いとは言えなかった。しかし、その分ウェイトハンディは軽い。鈴鹿を得意とするNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)やNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は注目だ。ハンディ52kgのMOTUL AUTECH GT-Rは、実ウェイト35kg搭載の上に燃料流量リストリクターも1段階絞られる。それだけに彼らは上位入賞を目指すレースになるだろう。
Honda NSX-GT勢は、開幕戦岡山でワンツー・フィニッシュを決めたが、第2戦富士ではNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)の8位が最高位と振るわなかった。中でも開幕戦優勝のNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)と同2位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)は一気に増えたウェイトハンディが増えていた。また、NSX-GTにとって富士は得意コースとは言えないため、チャンピオンシップにおいて“無理をしない”レースだったのかもしれない。
鈴鹿300kmではライバルの上位チームもウェイトハンディが増える上、第2戦富士前に行われた公式テスト鈴鹿では、RAYBRIGのバトンがベストタイムをマーク。このテストでは富士の結果を織り込んだウェイトも試しているはずであり、第3戦鈴鹿ではNSX-GT勢が一転して攻勢に出る可能性も高い。
NSX-GT勢では、開幕戦で活躍したKEIHINとRAYBRIGが注目だが、ウェイトの少ないNo.8 ARTA NSX-GTや昨年の鈴鹿1000km優勝のNo.64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)も気になる存在だ。
SUER GT 第3戦 鈴鹿300km スケジュール
■5月19日(土) 予選日
09:00 - 10:45 : 公式練習
14:35 - 15:10 : ノックアウト予選(Q1)
15:20 - 15:48 : ノックアウト予選(Q2)
■5月20日(日) 決勝日
13:05 - 13:25 : ウォームアップ走行
14:40 : 決勝レース(52Laps)
カテゴリー: F1 / SUPER GT