Juju(野田樹潤) 2024年にTGM Grand Prixからスーパーフォーミュラ参戦
Juju(野田樹潤)が、2024年にスーパーフォーミュラに参戦することが決定。TGM Grand Prixは、2024年の53号車のドライバーにJujuを起用することを発表した。

スーパーフォーミュラは世界的に見てもF1に次ぐ速さをもち、F1に乗るために必要な「スーパーライセンス」が最短2年で取得が可能となる。

同シリーズに日本人女性が参戦するのは、前進である1973年にスタートした「全日本F200選手権」以来、史上初となる。さらに、今年2月2日で18歳となるJujuは、過去最年少でのスーパーフォーミュラデビューとなる。

Jujuは、去る12月6日(水)~8日(金)に鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラ合同テストに参加し、1周5.8kmのコースを述べ11時間あまり192周を走った。

Jujuは、3日間を通してコースアウトやクラッシュなどのアクシデントもなく、今回の参加者のトップタイムを基準にすると、スーパーフォーミュラ決勝レースに出場できレベルである1分38秒529のベストタイムを記録した。

合同テスト参加の機会を提供したTGM Grand Prixは、スーパーフォーミュラで優勝争いができるポテンシャルをもったチーム。チーム代表の池田和広は、Jujuの公式テストでのドライビング、欧州での実績からJujuのレーシングドライバーとしての潜在能力を評価した。トップカテゴリーへの参戦・出場により、ドライビングスキルをレベルアップしていける可能性を見出すことができたことから参戦が決定した。

参戦に関しての課題のひとつは、Jujuが日本国内での公式レースの経験がないこと。このため、Jujuは、スーパーフォーミュラの舞台となるサーキットでの走行経験がない。スーパーフォーミュラでは、各大会とも開催されるサーキットでの事前走行は禁止されており、レースウィークの予選前日に僅か60分の公式走行があるのみハンディキャップを背負ってのスーパーフォーミュラ参戦となるが、これが先例となり多くの可能性を持つ情勢ドライバーの育成、日本国内のモータースポーツの発展にも起用できることを期待しての参戦となった。

Juju 野田樹潤 スーパーフォーミュラ

Juju
「スーパーフォーミュラの参戦が決まって嬉しいです。大きなステップを踏む事になり、楽しみと不安が入り混じっているというのが今の気持ちです。国内のトップドライバーや世界で結果を出し、今後の活躍が期待される外国人ドライバーといった、経験値でははるかに及ばない先輩方と同じレースを走る事ができて夢のようですし、沢山の事を学ばせて頂ければと思いますし、失敗を恐れずに楽しみたいです。女性にはトップカテゴリーで活躍するのは無理という意見もありますが、それは実力だけの問題ではなく、レギュレーション自体にも問題があると考えます。子の参戦が女性にとっても、よりイコールとなるようなルールの見直しであったし、色々なネガティブなステレオタイムの払拭につながればと願います。男女平等参画社会やジェンダー問題と言った事が現社会で注目されるような時代に沿ったスーパーフォーミュラになれば、国内自動車レースの更なる発展にもつながると考えておりますし、今後の女性ドライバーの良きロールモデルに繋がるように全力で走ります。」

池田和広(TGM Grand Prix チーム代表)
「2023年シーズンのレギュラードライバーにJuju選手を迎え参戦できることを大変うれしく思います。先日行われた公式テストでは、私たちの想像をはるかに上回るパフォーマンスを披露してくれました。Juju選手がこれまで培ってきたスピード感覚には非凡な才能があり、スーパーフォーミュラへステップアップする資格が十分であることを証明してくれました。しかし、ここからが本当の戦いです。フィジカルの鍛錬、レースに対するアグレッシブさ、技術的な理解力、車両バランスへのフィードバックなど、真のトップドライバーになるためJuju選手自身には一層の努力が必要とされます。もちろん、私たちにもJuju選手の才能を更に開花させるための努力が求められています。これまで様々な選手と接して培ってきた経験とデータを活かし、Juju選手をバックアップすることができれば、そこから得られる結果は、Juju選手にとて、チームにとって、そしてモータースポーツ界にとっても大きな財産となることでしょう。皆様も、ぜひこの夢と未来に向けたチャレンジを一緒に応援して下さい。」

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カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ / Juju(野田樹潤)