F1スポンサー企業、新型コロナウイルス危機で協賛継続に懸念
新型コロナウイルスによる経済危機は、F1でスポンサー活動を行っている企業に大きな懸念をもたらしている。

F1は、新型コロナウイルスのパンデミックによって7月までの10戦が延期・中止となっており、現時点で最短でのスタートになると予想されているオーストラリアGPは無観客でレースを実施することが計画されている。

カルロス・サインツのパーソナルスポンサーを務めるスペインのビールブランド『Estrella Galicia』のCEOを務めるイグナシオ・リベラは「我々は非常に大きな懸念とともに状況を耐えている」と FE通信 にコメント。

「すべてに影響を与える爆弾が落下する可能性がある。ロードマップを待っていますが、まだ出てきていない。我々の哲学は、スポーツと文化の支援を継続することだが、明らかに収入が不足する可能性がある」

イグナシオ・リベラは、ビールブランドがカルロス・サインツや他のアスリートへのスポンサードを継続できることを望んでいると語る。

「我々には長年にわたって継続している素晴らしいスポンサーシップがある。もちろんそれを放棄するつもりはない。我々が理解する必要があるのは、それがどのように変化するかだ」

「以前はパドックに多くのゲストが集まり、レースを楽しんでいた。それが今後は可能になるのだろう? 答えが『いいえ』の場合、スポンサーの世界にいるための最良の方法を再発明する必要がある。

「私たちの意図は投資を続けることだが、自分自身を再発明しなければならない。F1がどのように進化するのか、あるいはどれくらいのレースが開催されるのか、サーキットごとに1戦ではなく2戦なのかすらわかりません。それはオートバイでも同じだ」

「どうなっていくかは現時点では誰にもわからない。私がスポンサーしているクラブやアスリートとは引き続き連絡を取り合っており、彼らは彼らのキャリア、つまり生計を立てる方法について率直に懸念している。我々がこれをコントロールして、以前と同じようなものに戻ることができることを願っている」

アルファロメオのF1ドライバーであるキミ・ライコネンのスポンサーを務めるデジタルロック会社Iloqも同様に懸念を表明している。同社はライコネンのヘルメットとキャップにロゴを掲載している。

「外部の脅威が原因なので、この段階では合意が失敗だったと予測したり、非難したりするつもりはない」と同社の代表を務めるヘイキ・ ヒルトゥネンは Ilta Sanomate に語った。

「しかし、F1シーズンが続かない場合、目標を達成するための新しい方法を考え出す必要がある。我々はメディアやイベントでの露出から利益を得ている。現在はスタンバイモードだ」

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カテゴリー: F1 / F1スポンサー