2025年F1 スペインGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント
2025年F1 スペインGP初日の予選で11番手以下だったドライバーのコメント。5月31日(土)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの公式予選が行われた。

Q3進出は逃したものの、11番手のアレクサンダー・アルボンや12番手のガブリエル・ボルトレトなど、各チームの中堅勢が善戦を見せた中団グループ。

レーシングブルズのリアム・ローソンが13番手、アストンマーティンのランス・ストロールが14番手、ハースのオリバー・ベアマンが15番手と続き、いずれもタイヤ戦略が焦点となる決勝で浮上を狙う。

Q1敗退組は僅差に泣いたケースが多く、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、カルロス・サインツJr.はいずれもセッション中のタイミングやトラフィックに影響を受けた。フランコ・コラピントはマシントラブルで走行できず19番手にとどまり、角田裕毅はセットアップを変更しても改善が見られず、最下位20番手に沈む厳しい結果となった。

11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「ほんのわずかな差だったけど、今日はQ3進出のチャンスがあったと思う。FP1を欠場して、FP3でもトラブルがあって低燃料走行が限られた状態だったから、予選はちょっと不利な状況だった。バルセロナはクルマの弱点が出やすいサーキットだから、そう考えるとこの結果は上出来だと思う」

12番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
「今日の予選にはとても満足している。今季ここまでで一番良い結果だったし、全体的に安定した内容だった。今週投入したアップグレードは効果があったと思うし、チームも本当に頑張ってくれた。今日はその成果を示せたけど、大事なのは明日の決勝だ。タイヤマネジメントがカギになると思うから、正しい判断をして前に進みたい」

13番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「予選のスタートは良かった。セッションを通してバランスを追いかけていたけど、スピードは感じていた。Q2のラストラップは手応えがあったし、なぜタイムが伸びなかったのかチームと一緒に見直すつもりだ。ここはオーバーテイクのチャンスもあるサーキットだから、明日はポイントを目指して全力を尽くすよ」

14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今週末はずっと苦戦していて、マシンの扱いも難しかった。なかなかクリーンなラップをまとめられなかったけど、それでもQ2には進めたし、小さな進歩も評価すべきだと思う。まだ改善すべき点はたくさんあるけど、明日はできる限り前に進みたい」

15番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「Q2に進むために新品タイヤをすべて使い切ったから、Q2ではユーズドしか残っていなかった。それでもQ2に進めたのはポジティブな結果だし、予想以上の速さを出せたと思う。もしQ2で新品タイヤが使えていれば、Q3進出も見えたかもしれない。それだけに少し悔しいけど、全体的には前向きに捉えている。明日は暑くなるし、戦略も読みにくいと思うけど、しっかり戦いたい」

角田裕毅 スペインGP F1 予選

16番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
「今日はQ2に進めるポテンシャルはあったと思うけど、最後のラップでターン最後のセクターでアンダーステアが出て、0.2秒ほどロスしてしまった。こういう僅差のQ1では、その差が命取りになる。とはいえ、今週持ち込んだアップグレードが効いていて、走り出しからマシンの感触は良かった。明日は後方からのスタートになるけど、戦略の選択肢はあるし、なんとか挽回したい」

17番手:エステバン・オコン(ハース)
「今日はすごく僅差で、あとコンマ1秒あればQ2に進めた。まだ週末は終わっていないし、明日は長いレースになる。タイヤマネジメントが重要だし、ピット戦略でも色々な可能性がある。厳しい状況ではあるけど、少しでもポジションを上げられるよう頑張りたい」

18番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「本当にがっかりしている。昨日の苦戦を受けて、今朝の段階ではマシンに手応えがあって、いい改善ができたと思っていた。でもQ1の最後、アルピーヌのトラブルでピットレーンに並ぶタイミングがズレてしまい、アタック中に5~6台も前にいて、ダーティエアでタイムが出せなかった。こういう接戦の中では、それだけで命取りになる。明日はホームレースだし、なんとかファンの前で追い上げたい」

19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「Q1の最初のラップではマシンのフィーリングがすごく良かっただけに、最後のプッシュラップに出られなかったのは悔しい。ピットレーンで何かが壊れて前に進めなくなってしまって、どうすることもできなかった。昨日の状況からここまで改善できただけに、本当に残念だ。ここは追い抜きが難しいサーキットだけど、戦略でチャンスを探っていきたい」

20番手:角田裕毅(レッドブル)
「FP1からずっと違和感があって、いろいろ試したんですが、なかなか状況を改善できませんでした。グリップがすごく足りない感覚があって、タイヤの持ちもよくなくて。セットアップも何パターンも試してみましたが、どれも決め手に欠けていました。Q1の最後のラップはけっこうきれいに走れたので、なおさらこの結果は悔しいです。ただ、週末を通じて少しずつ一貫性は上がってきてると思うので、決勝は諦めずに少しでも上を目指して頑張ります。バルセロナはオーバーテイクもできるサーキットなので、なんとかポイントを狙いたいです」

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カテゴリー: F1 / F1スペインGP / F1ドライバー