F1シンガポールGPの中止が正式決定…アメリカ2連戦など代替案を検討 / 2021年のF1世界選手権
F1シンガポールGPの2年連続での正式決定。F1はそれに代わる多くのオプションを評価している。

金曜日の報道の時点で、BBC は、F1とシンガポール当局が、新型コロナウイルスによる入国制限によって、イベントを開催できないという結論に達したと報じていた。

そして、金曜日の夜、F1およびシンガポールGPのプロモーターは、レースが2年連続でカレンダーから外れることを正式に認めた。

「ファン、請負業者、ボランティア、スタッフの健康と安全を守りながら、ファンが期待するような完全なイベント体験を提供することはできない」と声明で述べた。

Crash.net は、F1日本GPの1週間前となる10月3日に開催される予定だったF1シンガポールGPに代わる複数のオプションを検討していると報道。

最も可能性の高い代替案は、10月24日にF1アメリカGPを開催する予定のオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2連戦を行うこととしている。だが、それを進めるには、鈴鹿でのF1日本GPを1週間前倒しして、シンガポールの当初の枠を埋める必要がある。

もうひとつの解決策は、今年初めに延期されF1た中国GPを復活させるであり、これには日本との日付交換も含まれるとしている。

また、代わりに、F1トルコGPが2021年のスケジュールに再び組み込まれる可能性もあるという。

イスタンブールパークは、今月延期されたF1カナダGPの代わりを務める予定だった、5月にイギリスが渡航を避ける対象国である“レッドリスト”にトルコを追加。また、トルコからイギリスに入国するには10日間の隔離期間を義務づけたことで、計画は放棄された。

F1シンガポールGPが、現在の2021年のF1世界選手権のカレンダーで新型コロナウイルスの影響を受ける最後のレースになる可能性は低い。

アジア、メキシコ、ブラジルでの新型コロナウイルスの状況に関する不確実性により、今年後半にイベントがさらに再編成される可能性がある。

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カテゴリー: F1 / F1シンガポールGP