ブリアトーレ F1盟友シューマッハを見舞わぬ理由「昔の彼を覚えていたい」

2人は1994年と1995年にベネトンでワールドチャンピオンを獲得。その後、シューマッハはフェラーリへ移籍し、さらに5度のタイトルを獲得してF1史に名を刻んだ。
しかし2013年末、シューマッハはスキー事故で重度の脳損傷を負った。現在56歳となる彼をブリアトーレは一度も見舞っておらず、そのことに「後悔はない」と語る。
「最後に会ったのはドイツで開催されたボクシングイベントだった。あの悲劇的なスキー事故の数か月前のことだった」と、今季からアルピーヌの強力なエグゼクティブ・アドバイザーとしてF1パドックに復帰した75歳のブリアトーレはドイツのRTLに語った。

シューマッハの現在の状態を知るごく限られた人物たちの輪に加えてもらうつもりはないと、ブリアトーレは明言している。
「私はかつてのミハエルのままで覚えていたい。あのエネルギーと力強さに満ちた姿を。彼自身、今の姿を私に見られたくはないはずだ」
それでも、シューマッハへの愛情は変わらないという。
「ミハエルとその家族は、チームの成功にとっても、私個人の成功にとっても欠かせない存在だった。あの瞬間を大切にしたい。本当に素晴らしかった」
また、妻のコリーナにも深い敬意を表した。
「コリーナは素晴らしい女性だ。とても勇敢で、家族をひとつに保ち続けている。彼女は本当に見事な仕事をしてきた」
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