松下信治 F1 ザウバー
F1のシーズン中で最後となる公式テストが8月1日(火)~2日(水)の期間、ハンガリー・ハンガロリンクで開催。その最終日となる2日目にF2に参戦する松下信治が、ザウバーより参加した。

この日、松下信治はSauber「C36」を合計121周走らせ、ベストタイムは1分21.998秒を記録した。ハイパフォーマンスのF1マシンを走らせ、普段乗っているF2マシンと違う、ワイドな車幅やタイヤ、ダウンフォース、ブレーキング性能などを確かめ、F1へのステップアップを目指す松下にとって、有意義な一日を過ごした。

松下信治
「子どものころからの夢だったF1マシンに乗る機会をいただくことができました。今日は15周ずつ走るロングランを取り組みましたが、フィジカル的には問題ありませんでした。マシンのパワーについても、そこまで違和感なく乗ることができました。車幅についても同様です。ただモナコみたいなサーキットでは慣れが必要になるかも知れません。グリップ力は考えられないくらい高く、縁石もどんどん使えることが一番驚きました。ブレーキ力もすごいので、F1マシンなら自分の走りを活かせると感じました。5周ほど走った際にタイヤがオーバーヒートしてタイムを落としました。これはドライビングの仕方で変わってくるとは思いますが、もっとセーブして走る必要があると思います。ハイスピードコーナーでのダウンフォースがすごいので、普段のマシンのように限界を気にする必要がなく攻められました。今日はパフォーマンスラン(軽い燃料でタイムを出す走り)をしませんでしたが、実施していたらあと1秒はタイムを更新できたと思います。今回のテストは本当にいい経験となりました」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム