ザウバー 可夢偉
ザウバーのテクニカルディレクターであるジェイムス・キーが開幕戦オーストラリアGPへむけてコメント。地震と津波で母国が大きな被害をうけた小林可夢偉をチーム全員でサポートすると述べた。

「チーム全員がメルボルンでの2011年シーズンの開幕を楽しみにしている。開幕戦に相応しいチトラックだ。路面温度が高くなる可能性があるのでどのように展開するか興味深い。誰もまだテストしていないことだし、その点ではまだまだいくつか未知数だからね。バルセロナでテストを終えたマシン仕様にテストで学んだことから最終的な改良を加えて向かう予定だ」

「週末のフォーマットはいくぶん違ってくるだろう。タイヤは過去に慣れていたものと比べて一貫していないので、最適化する必要がある」

「ドライバーに関しては、もちろんセルジオと初めてF1レース週末で作業するのを楽しみにしている。彼は冬季テストで優れた進歩を示していたし、それをプレッシャーが高まる初のレース週末に移行できることを願っている。彼はそれができると確信している」

「セルジオとは違い、可夢偉はトラックを学ばなくていい。なので、マシンのセットアップ面と全体的なパフォーマンス作業の比重が高くなる。特に金曜日は正しい方向性を見つけることが重要になってくる。日本の出来事を考えれば可夢偉にとって非常に厳しい週末になるとわかっているが、チーム全員が全力で彼をサポートする」

「トラックに関しては、アルバートパークは、序盤にストップ&ゴーのシケインが、ラップ後半にはいくつか中〜高速コーナーがあるセミ・ストリート・サーキットだ。リアタイヤに厳しい傾向にあるサーキットだが、我々はテストではフロントの方が厳しい傾向にあったのでで興味深くなるだろう。なので、マシンのバランスはメルボルンで変化するかもしれないし、路面温度が高くなればテストよりもリアタイヤに気をつけなければならないだろう。だが、それもプロセスの一部だ。出来る限りの準備をしてメルボルンに向かう」



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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉