佐藤琢磨
佐藤琢磨が、2週間後に迫った開幕戦前に行われた最後テストを終え、2013年のインディカー開幕にむけての意気込みを語った。

今シーズンはチームを移籍してフルシーズンを戦う佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、2日目の走行終了間際、午後のプラクティスセッションで5番手タイムとなる1分07秒7534を記録し、2日間の総合では7番手に食い込んだ。テスト終了が迫る中、予選のようなアタックを敢行し、ミスのないドライビングで自己ベストを大幅に更新した。

走行初日はベストが1分8秒台で、順位も19番手と芳しくなかったが、2日目にマシンセッティングを一気によくすることに成功し、開幕に向けて勢いを手に入れた。

「走行初日には多くの周回をこなせず、いいラップタイムが出せませんでした」と佐藤琢磨はコメント。

「走行2日目もすぐにスピードアップできず、イライラすることもありました。しかし、クルーたちはすばらしい仕事を続けてくれましたし、エンジニアたちと私は我慢強く状況把握に努め、やるべきことを見つけ出しました。その結果、最後に大きくラップタイムを短縮し、午後のセッションの5番手につけることができました」

「ただ、まだトップとの間には0.6秒ほどの大きな差があり、それを重く感じています。今回のテストで試そうと計画していた項目のすべてを行うことはできませんでしたが、開幕戦のセント・ピーターズバーグに向け、前回のセブリングで行ったストリートレース用のテストで好感触を得ていますから、高い戦闘力を発揮できると思います」

「そして、第2戦を戦うために、このアラバマのコースにもう一度戻ってくるまでに、テストで得た貴重なデータを分析し、マシンに対する理解度をより一層高めたいです。そうすれば、期待するパフォーマンスを発揮できると思います」

2013年のIZODインディカー・シリーズ開幕戦ホンダ・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグは、3月24日(日)に開催される。

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー