宮田莉朋 ARTグランプリで2年目のF2参戦「経験が自信をつながっている」
宮田莉朋は、2025年にARTグランプリと新たに契約を結び、昨年ルーキーシーズンを終え、FIAフォーミュラ2での2年目のレースシーズンに向けて準備を進めている。

宮田莉朋は、新しいマシン、選手権、大陸、そしてヨーロッパのレースチームの仕組みを学びながら、経験を積んだ。2025年にはARTグランプリへの移籍に手応えを感じており、新しいチームとともに1年分の経験の恩恵をすでに感じていると語っている。

「まず、ARTに感謝したいです。チームにとても歓迎されていると感じています。昨年は僕にとってヨーロッパでのレース初年度だったので、とても大変でした。良い結果を残すこともありましたが、新しいサーキットやタイヤには常に苦労しました。レースの80%は初めて走るトラックでした」

「アブダビでのレースの後、ARTは僕に多くの情報を与えてくれました。ロングラン、タイヤなど、すべてです。だから、ARTにはとても感謝しています」

昨年12月のヤス・マリーナ・サーキットでのポストシーズンテストについてさらに詳しく語った宮田莉朋は、2023年のキャンペーン終了後に初めてF2マシンを運転した1年前と比較して、大きな違いを感じることができたと語った。

宮田莉朋 FIAフォーミュラ2選手権F2での1年間の経験を経て、宮田ははるかに快適になったと語る。

宮田莉朋は、コース上でのF2カーについてできる限り学ぶ必要があったが、マシンから降りた後も自信が持てるようになった。英語力を向上させ続けているため、メカニックやエンジニアとのコミュニケーション能力が向上し、F2ドライバーとしての初期の頃と比較して成果が現れている。

宮田莉朋は、ARTへの移籍は、レースとタイトル獲得の経験という大きなプラスになると語る。

「僕にとってはとても良いテストでした。レース後にトラックで走った後の3日間。2023年にテストは行ったけど、あのトラックは初めてだったし、F2カーを運転するのも初めてでした。当時はすべてが新鮮でした」

「ARTで多くのことを学びました。F2で1シーズンを経験し、ヨーロッパのチームで働いた今、本当に有益なテストでした。ヨーロッパのチームで働き、ヨーロッパでレースをしたことで、自分のキャリアに自信が持てるようになりました」

「最も困難だったのは、言語を習得することでした。今年はフランスのチームで走ることになりますが、幸いにも皆が英語を話します。でも、昨年、さまざまなアクセントや話し方を経験したことで、彼らに対してはるかに快適に感じ、コミュニケーションも容易になりました。これも昨年とは異なる点です」

しかし、2025年のキャンペーンに臨むARTドライバーにとって最も大きな違いは、自信のレベルである。2024年に培ったすべての経験は、学ぶための素晴らしい基盤となり、マシン内外での快適レベルが向上したことで、今シーズンのアプローチも改善された。

F2カレンダーのサーキットを学び、マシン自体、選手権の仕組み、第二言語での最善のコミュニケーション方法など、複数の項目にチェックを入れ、2025年の目標は勝利だ。

「僕にとっては2年目になるので、レースウィークエンドごとに何をすべきか分かっています。英語は第二言語であり、日本にいるときと比べて生活スタイルも変えなければなりませんでしたが、2年目になる今はより快適に感じているので、自信につながっています」

「今シーズンは昨年と同じカレンダーなので、すべてのサーキットを知っています。これは僕にとって非常に有利です。昨シーズンから多くを学ぶことができ、自信も深まっています。ARTは本当に素晴らしいチームで、GP2やF2で多くの勝利とチャンピオンシップを獲得しています。彼らを信頼しているし、彼らとともにレースに勝つための準備を整えるだけです」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 宮田莉朋 / FIA F2