2025年FIA-F2選手権の第5戦が、5月22日から25日にかけてモナコ公国のモンテカルロ市街地特設サーキットで開催された。TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)から参戦中の宮田莉朋は、スプリントレースで10位フィニッシュを果たしたものの、フィーチャーレースではスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれ、リタイアを喫した。
2025年FIA-F2選手権の第4戦が5月16日から18日にかけて、イタリアのイモラ・サーキットで開催された。TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)所属で、同シリーズ2年目となる宮田莉朋(ARTグランプリ)は、予選10番手を獲得。スプリントレースではリバースグリッドの恩恵を受けてポールポジションからスタートし、6位でフィニッシュ。今季初のポイントを獲得した。一方、決勝となるフィーチャーレースでは不運なセーフティカー導入が影響し、16位に終わった。
アルピーヌF1チームは、2025年仕様のリバリーを施した旧型マシンを使用し、オランダ・ザントフォールト・サーキットで極秘テストを行った。使用車両はTPC(Testing of Previous Cars)規定に則ったもので、黒いヘルメットをかぶった正体不明のドライバーによる走行が目撃されたが、このテストは瞬く間に“秘密”ではなくなった。
この動きは、シーズン序盤の不振を受け、ジャック・ドゥーハンとフランコ・コラピントの交代が迫っているとの見方が強まる中でのもの。