ダニエル・リカルドの手首はまだF1レース距離に耐えられない?
F1復帰を間近に控えたダニエル・リカルドがまだシミュレーションで苦戦していることをニコ・ロズベルグが明かした。

ザントフォールトでのフリー走行中のクラッシュで手の骨を骨折し、8月下旬から戦列を離れているリカルドは、今週末のアメリカGPでのレースで復帰する見込みだが、その回復は当初考えられていたほど順調ではないかもしれない。

Sky SportsのF1ポッドキャストに出演したロズベルグは、スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表であるフランツ・トストがカタールで共有してくれたという情報の一部を明かした。

「まず、カタールのグリッドにいたフランツ・トストから、ダニエルは1週間前のシミュレーターではまだ手首の痛みに苦しんでいて、フルレースディスタンス走ることができなかったと聞いた」と2016年チャンピオンは語った。

「だから、どうなるか見てみよう。彼が体力的に100%の状態で戻ってくるのは簡単ではないと思う」

リカルドは今週末、ナッシュビルでRB7のデモ走行を行い、実車のステアリングを握ったが、プロモーションイベントはグランプリよりもはるかに負担が少ない。

ロズベルグは、マシンが大型化するにつれてF1の肉体的な厳しさは増すばかりだと指摘する。

「彼の幸運を祈っているし、これらのマシンを運転するのは非常に体力を必要とするので、彼が成功することを願っている。リスクという点では、ステアリングだけではない。ブレーキをかけているときもそうだ」

「ブレーキをかけているときは、シートベルトを着用するときに体が前に倒れ込むことができないため、ステアリングホイールをかなり押すことになる。押して操縦する必要がある」

「したがって、手首には信じられないほどの力がかかる。もちろん、彼が何とか復帰して、レースに適した状態になってくれることを願っている。そして彼が今やらなければならないレースは5つだ。彼には来年に向けての意欲があり、しっかりしていればいいと思うので、今はそこまで大きな期待はされていないと思う」

リカルドの最新のアップデートはカタールの週末に行われ、シミュレーションで一日を過ごした後、レッドブル本社内からの写真を投稿した。

「今日もシミュレーションの日だ」とリカルドは投稿。「近づいている。オースティンで会おう」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / F1アメリカGP / スクーデリア・アルファタウリ