ダニエル・リカルド 「F1キャリアの後半にいるのは間違いない」
マクラーレンF1のダニエル・リカルドは、F1キャリアの“後半”にいるのは間違いないと認め、もう10年もそれが続くことはないだろうと語る。

昨年、チャンピオンシップを狙える可能性のある車を求めていたダニエル・リカルドは、4年間で3つ目のチームとなるマクラーレンに移籍した。

レッドブルからルノー、そして、マクラーレンに移籍したダニエル・リカルドは、元レッドブル時代のチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、絶対王者ルイス・ハミルトンを倒して2021年のドライバーズタイトルを獲得することになった。

2021年のF1イタリアGPで、マクラーレンで同シーズンの唯一の勝利を収めたダニエル・リカルドだが、その将来は決して安泰とは言えない。

今シーズンでマクラーレンとの2年契約が満了するダニエル・リカルドは、2023年に3年目となる契約をオファーされるとの報道もあるが、マクラーレンは今年後半にパトリシオ・オワードとコルトン・ハータの両方をテストする予定であり、どちらかが2024年にランド・ノリスのチームメイトとして2台のうちの1台をドライブする可能性も報じられている。

しかし、ダニエル・リカルド、今のところヘルメットを脱ぐことは考えていない。

「もっと深く掘り下げていくと思う。引退などは考えていない」とダニエル・リカルドはESPNに語った。

「でも、自分がもう10~11年目ということも分かっている。もう10年やるか? 僕がすべてのレースに勝ち始めて、それが非常に理にかなっているのでない限り、僕にもう10年はないと思う」

「僕は間違いなくキャリアの後半にいる。今はそれが3年か5年かは言えないけど、40歳で自分がそうしていることを見れないことは承知している」

「僕はまだスポーツに情熱を持っているし、まだ良い結果を出したい。それだけだ。それと同じくらい簡単だ。ネガティブなことは払いのけるだけだ。僕はまだそれを楽しんでいる。結果はまだ出ていない。でも、円がティブな態度がそういった結果を得るための助けになるとは思わない」

しかし、今年初めにF1が2023年にラスベガスに向かうと発表した後、ダニエル・リカルドは「引退しようと思っていたけど、もう引退は考えないことにする」と冗談を言った。

そのコメントについて尋ねられたダニエル・リカルドは「もちろん、ジョークだよ。僕のユーモアのようなものだ」

「あそこに座っているブレイク(友人、彼のビジネスマネジャー)のことを週に一度解雇している。『やあ、キミは解雇された』『僕は引退から、来年は君の仕事はないよ』とね。僕はからかうのが好きなんだ」

今年はダニエル・リカルドにとってF1で12シーズン目となる。これまでの最高成績は、2014年と2016年のドライバーズチャンピオンシップ3位となっている。

しかし、何年の間もそれを飲み込むのは困難だったが、ダニエル・リカルドはもう気にしなくなったと語る。

「それは単なる視点であり、それがすべてを変える」とダニエル・リカルドは語った。

「僕はこれまで何年にもわたってそれを行ってきたと思う。ほんの少しの知恵、成熟度、そして、展望を持ったことで、もうそれについて自分自身を打ちのめすことはなくなった」。

「27歳や28歳のときにインタビューで『時間がなくなってきているけど、自分はまだ世界チャンピオンでない』と言っていたのは分かっている。その時は少し苦しかった。でも、その要素を気にしなくなった。

「それを引きずるという点では、もう引きずらなくなった。怒りや苦しみを持ちたくない。それが現実だ。そのことについて時間とエネルギーを費やすのは無駄なことだ」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / マクラーレンF1チーム