マクラーレンF1のダニエル・リカルド、ノリスとのペース差に困惑 「何で?!」 / F1シュタイアーマルクGP 予選
マクラーレンF1のダニエル・リカルドは、F1シュタイアーマルクGPでまたもQ3進出を逃して13番手で予選を終えた。

今年の移籍組のなかでもダニエル・リカルドを群を抜いて新しい環境への対応に苦戦している。金曜日のフリープラクティス2で2番手タイムを獲得して復調の兆しを見せていただけに土曜日はさらにリカルドにとって厳しい一日となった

フリー走行3回目では17番手だったダニエル・リカルド。チームメイトのランド・ノリスは19番手だったが、それはトラックリミット超過によってベストタイムが抹消された結果だった。

だが、予選が始まるとQ2でのダニエル・リカルドのベストラップはランド・ノリスよりも0.5秒遅かった。全長の短いレッドブル・リンクでは1%近く遅いことになる。ランド・ノリスは4番手タイムをマークし、バルテリ・ボッタスのペナルティによって3番グリッドから決勝をスタートする。

ダニエル・リカルドは、Q2で敗退して13番グリッドからのスタートとなる。

「一晩でかなりのスピードを失ってしまった」とダニエル・リカルドは語る。

「遅かったのは予選だけではない…今朝すでに劣勢でスタートしていたし、昨日あったスピードが今日は消えたように感じた

「昨日以降、ここでポールを争うことは期待していなかったけど、今日ここにいることになるとは予想していなかったと言っても過言ではない。予選がうまくいかず、うまくいかない変更してしまったのであれば、予選を台無しにしたと言っていいと思う。でも、一日中遅かったので、現時点では理解するのが少し難しい別のひとつだ」

ダニエル・リカルドは、金曜日のラップタイムが“完璧”ではなかったマシンで簡単に出せていたことを考えると、ランド・ノリスとのペース差を理解するのはさらに難しいと語った。

「確かにセットアップなどは少しはあるけど…昨日は完璧なクルマだとは思わなかったけど、ラップタイムは出せていた」とダニエル・リカルドは語った。

「今日はいくつかのエリアでマシンを限界まで運転しているように感じた。コースを外れてしまったし、速く走れない感じた。マシンをプッシュしていると感じていたけど、どこでもかなり遅かった」

「ランドのデータを見てていく。今は予選中でもオーバーレイが表示されるし、文字通り、隅々まで“遅い”“遅い”“遅い”“遅い”だった」

「昨日を終えて、少し意味が分かり始めて、今日のような一日だ。『何で?!』という感じだよ」

「確かにイライラする。このスポーツはそうだ。理解して、明日のスピードを見つけていきたい…でも、昨日はずっと前のことのようだ」


2021年 F1シュタイアーマルクGP 予選 結果
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分03秒841
2.バルテリ・ボッタス(メルセデス) +0.194
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) +0.226
4.ランド・ノリス(マクラーレン) +0.279
5.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) +0.327
6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) +0.395
7.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.631
8.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) +0.673
9.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) +0.733
10.ランス・ストロール(アストンマーティン) +0.867
11.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
12.カルロス・サインツ(フェラーリ)
13.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
14.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
15.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
17.エステバン・オコン(アルピーヌ)
18.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
19.ミック・シューマッハ(ハース)
20.ニキータ・マゼピン(ハース)
Formula 1 BWT Grosser Preis Der Steiermark 2021


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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / マクラーレンF1チーム