ダニエル・リカルド 「レッドブルとルノーはF1で再び協力できる」
ダニエル・リカルドは、レッドブルとルノーが2022年にF1パートナーシップを再開させることを選択した場合、“良好な労働条件”に戻ることができると確信していると語る。

レッドブルF1は、既存のパートナーであるホンダが先週、2021年シーズン限りでF1から撤退することを発表した後、2022年以降の新しいエンジンサプライヤーを探さなければならなくなった。

それは、レッドブルが過去に関係を悪化させて2018年に喧嘩別れのかたちでパートナーシップを終了したルノーのF1エンジンを搭載する可能性を生んでいる。レッドブルがメルセデスやフェラーリとの契約をまとめられなかった場合、レギュレーションでカスタマーが最も少ないルノーが義務的にF1エンジンを供給することになる。

ダニエル・リカルドは、F1での7勝すべてをレッドブル・ルノーで挙げており、2019年にルノーのワークスF1チームに移籍している。

過去のトラブルはあったが、レッドブルとルノーはうまく協力できるかと思うかと質問されたダニエル・リカルドは「もちろん、どうなるかを決めるのは僕ではないけど、彼らは協力することができると思う」と語った。

「感情があると思うけど、ビジネスでもあるし、それに時間もある。時間は多くのことを癒すものだ。たとえ数年前には目も合せていなかったとしても、それが必ずしも永遠に続くとは思わない」

「もし、それが将来起こることになるなら、彼らは良い仕事の条件に戻ることができると思う」

「僕は取り返しのつかないことを一度も経験したことがないし、そうなった場合に彼らがすることを心配してはいない。彼らは仲良くやっていけると思う」

レッドブルは、8月にホンダがF1撤退を検討していることを知っており、将来のF1パワーユニット供給に関する多くのオプションを模索している。

ダニエル・リカルドは、たとえエンジンサプライヤーの変更が遅れたとしても、ホンダのF1撤退後のレッドブルは強いと確信していると語る。

「彼らが良いマシンを作っているならば、彼らはサポートを得られるるだろうし、彼らはまだそれをするチャンスがあると思う」とダニエル・リカルドは語った。

「過去や歴史、そして、僕のそこでの経験を振り返れば、彼らが心配すべきことは何もないと思う」

ダニエル・リカルドは、2018年にレッドブルを去る際、ホンダF1とのパートナーシップの“未知数”な部分を懸念していると語っていた。

しかし、ダニエル・リカルドは、ホンダのF1撤退によって自分の決定の正当化されたとは感じていないと述べた。

「正直なところ、個人的には何も感じていない。『やっぱりね。僕は正しかった』と言い回ることもない」とダニエル・リカルドは語った。

「レッドブル、チームの多くのスタッフとの関係はずっと強いままだ。決断してさえ、良い関係を保っている。彼らに苦労したり、苦しんだりしてほしくないと思っている」

「今、彼らは次のステップをどうしていくかを決断をしている。実際、僕は勝ち負けの個人的な観点からそれを見ているわけではない。それはスポーツの性質にすぎない。常にチャンスがある。スポーツは常に大きく変化しているので、このようなことが起こる可能性はある」

「彼らが良い解決策を見つけてくれることを願っている。彼らが成り立って、残りの僕たちのライバルであり続けることを願っている」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / ルノーF1チーム / レッドブル・レーシング