F1シンガポールGP 決勝 (ドライバーコメント)
2010 FORMULA 1 SINGTEL SINGAPORE GRAND PRIX
1位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「この勝利は非常に重要だ。僕たちは完全にタイプの異なるトラックでモンツァでの成功を確かめたかったし、大好きで僕のドライビングスタイルに合っているトラックで、クルマにもとても厳しくかなりストレスフルなレースで成功を収めることができた。最初の贈り物、復活祭のサプライズと僕が言った昨日のポールポジションのあと、今日は良いスタートすることが重要だった。それが起こったことだ。ベッテルの方が少し速かったかもしれないけど、ここは1コーナーまでの教理がそんなに長くないので、ドアを閉めてリードを保つことができた。ソフトタイヤでは非常に順調だったけど、ハード側ではレッドブルの方が僕たちより速かったと思う。ピットストップは完璧だった。戦略面とピットレーンでの仕事の両方でね。レース後半はリスクを避けようとした。特にイエローフラッグと同時にバックマーカーを追い越さなければならないときはね。まだ4レースあるし、チャンピオンシップは非常にオープンだ。スパではセバスチャンとジェンソンと僕はノーポイントだったし、モンツァではハミルトンがそうだった。タイトルへのダンスは競争相手がシーソーのようにアップダウンしているけど、マークはまだわずかにリードを保っている。他がしていることは考えずに、冷静に自分達の仕事に集中しなければならない。確かなことは、チャンスを逃さずに最後まで戦うことだ。マラネロとここのトラックでのエンジニア全員の作業のおかげでF10はかなり改善しているし、今ではあらゆるタイプのサーキットでペースがあるので嬉しく思っている。この先のレースは本命だとは思わないけど、恐れるものはなにもないよ」
2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「最初のスティントの終盤にソフトタイヤがほとんど終わっていたので、クルマがとてもスライドしていた。フェラーリと同じ周にピットインしたけど、残念ながらピットストップで少しミスをしてしまった。それがなければもっと接近できたと思う。それがレースを決めたね。ミスを誘うために懸命にフェルナンドをプッシュしたけど、彼は大きなミスをしなかったし、ここはオーバーテイクするのは難しい。あまりにリスキーだった。最終的に2位になれたし、多くのポイントを獲得できた。最も重要なことは、週末を通してクルマが速く、競争力があったことだ。昨日の予選では何かが欠けていた。唯一それが今日の僕たちに影響した。僕たちのスタートにコメントしている人もいたけど、とても良いスタートができたので、それについては素晴らしい前進を遂げたと思う。チームのためにポイントを獲れて良かったし、コンストラクターズ選手権で大きな助けになる。ドライバーズ選手権もまだオープンだ」
3位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「スタートはとても良かったし、そのためにチームは良い仕事をしてくれた。レースで優位に立つために順調なスタートができて良かったよ。第1スティントが落ち着いて、レース序盤にセーフティカーが入った。チームはピットインを指示してきたけど疑問だった。でも、彼らはうまくいくと断言した。確信が持てなかったし、プライムでの長いスティントになったけど、コースに復帰してセーフティカーの列に加わったとき、それなりのポジションにいることに気付いた。何人かを追い抜いて、ルーベンス(バリチェロ)に追いついたけど、彼はとてもうまいドライニングをしていたのでクリアすることができなかった。そのあとまたリスタートがあったけど、バックマーカーが絡んだときは、きれいに引き離すのが難しいものなんだ。ヴァージンの1台に捕まった。彼はベストを尽くしていたけど、ルイス(ハミルトン)が良い走りで追いついてきて、残念ながら僕たちは接触してしまった。ポジションを守るために僕にとってもレースの重要な局面だったので、もちろん望ましいことではなかった。今日は、フェルナンド(アロンソ)とセバスチャン(ベッテル)は素晴らしいレースしていた。彼らは今週末ずっといい走りをしていたし、観ているみんなにとっても良いレースだったと思う。3位にとても満足しているよ」
4位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「週末の序盤にリアタイヤがすぐに終わってしまうことがわかっていたので、スタートでは無理をしないようにしようと考えていた。それが第1スティントの終盤でルイスに追いつくのに役立ったと思う。プライムタイヤでもリアエンドの安定性に似たような問題を抱えていたので、レッドブルにチャレンジできなかった。そのタイヤでさらに30周あったけど、彼らは今日ここでとても速いことを示していた。でも、彼らが競争力があって、僕たちには難しくなりそうなサーキットだとわかっていたので、かなり満足して日本に向かえる。僕たちには鈴鹿のための良いアップグレードがある。今週末もマシンに装着しようとしたけど、信頼性の理由でできなかったんだ。鈴鹿のために計画していたアップグレードと合うわせて、うまくいけば二重の脅威になるだろう。チャンピオンシップへの望みはマーク(ウェバー)が僕の前でフィニッシュしたことで少し不利になったけど、首位とのポイント差はレース優勝分に過ぎない。まだ勝ち目はある。1つの悪いレースが多くのポイントを犠牲にする可能性があるしね」
5位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「かなりタフだったけど、今日は僕たちにとって最高の結果を達成することができた。ここ数レースの目標はトップ3チームの後ろのベストでフィニッシュすることだったし、昨日の予選でのフェリペと今日のレースでのハミルトンという彼ら2人の問題よって利益を得ることができた。なので、5位は僕たちにとって良い結果だし、チームのために非常に満足している。いくつかのポイントでジェンソンをプッシュすることができるのがわかったのは良かったね。力強く残りのシーズンを終えたい」
6位 ルーベンス・バリチェロ (ウィリアムズ)
「今日は良いレースだったし、たくさんのポイントを集められた。ラインを外れて順位を落としてしまったのは残念だった。ブレーキは熱くなっていたけど、ラップタイムは良かったし、クビサを捕えていた。でも、セーフティカーの中断でプレーキパフォーマンスを失い続けてしまい、6位よりも前にいくのは難しかった。要約すると、今週末のパフォーマンスは満足していいと思う」
7位 ロバート・クビサ (ルノー)
「ラスト数周がレースで最もエキサイティングだったのは確かだ。エンジニアがデータ上で右リアがパンクしているのを見つけた。ウォールには当たっていないし、コックピット内では何も感じなかったので、デブリでタイヤをカットしたんだと思う。そのピットストップで6番手から13番手に落ちてしまった。最後のラップでは前のクルマよりずっとタイヤがフレッシュだったけど、シンガポールで追い抜くのは簡単ではない。一人ずつ狙い撃つのはとても楽しかったね。最終的に7番手まで戻すことができたし、今日の午後の僕たちの最大限と比較しても1つポジションを失っただけだ。結局、誰かが今日僕が7位でフィッシュして周りのクルマより1回多くピットストップすると言っていたら、間違いなくそれを選んだと思う」
8位→9位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「今日はそしてレース展開の全てにおいて本当にハードなレースだった。ずっと後ろに接近しているクルマがいたしね! 15番グリッドからスタートだったし、この結果は今日できた最大限だったと思う。昨日は期待外れだったので、特に素晴らしい結果だ。以前にも言ったように、コンストラクターズ選手権でウィリアムズの前に居続けるには毎回獲れるポイントをしっかり獲得することがとても重要だ。それが後ろの懸命にヒュルケンベルグを抑えた理由だ。どんなポイントも非常に重要なんだ。これから僕たちは鈴鹿に向かう。大好きなトラックだ。シーズンの最後までトラック上ですべてを守るために全力を尽くすつもりだ」
9位→8位→10位 ニコ・ヒュルケンベルグ (ウィリアムズ)
「昨日の予選のあとは、もし誰かが8位とポイントを提供してくれるというなら、それをひっつかんだだろうね! 厳しい仕事だったし、レース距離でずっと前後にクルマが接近する長いレースを戦うには大きな集中力が必要だった。でも、自分の戦い方で後方から8位になって、チャンピオンシップで前進するためにチームの役に立てたことには満足している」
10位→8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「昨日の予選のあと、僕にとってはとても難しいレースだった。僕たちはモナコでフェルナンドが使ったとの似たような戦略を選んだ。セーフティーカーが助けになることを願っていたけど、残念ながらあまりに早く出てしまった。なので、あまり多くのクルマをオーバーテイクすることができなかったし、スーティルとヒュルケンベルグの列の後ろになってしまった。1〜2周後には2〜3ポジションを上げることができたし、異なる種類のレースができた。ずっと同じハードタイヤだったことを考えると、クルマはそれほど悪くなかった。唯一、終盤は状況が悪くなって、タイヤにデグラデーションを感じた。それがクビサがいとも簡単に僕を追い抜いていった理由だ。ずっと他のクルマの後ろでスタックしていたので、あまり楽しいドライビングだったとは言えないね。僕には新しいエンジンがあるし、今は3つしか残っていないけど、シーズンの最後の4レースで回すためにはそれぞれが1レースを走ることになる。それらのレースでは今週末よりもっと運があることを願っているよ!」
--位 小林可夢偉 (ザウバー)
「明らかに僕のミスでした。ミハエルをオーバーテイクしたあと、ポイントを獲るためにかなり懸命にプッシュしなければならないとわかっていましたが、一方でタイヤが完全に終わっていました。コーナーでその判断を誤ってしまい、バリアにクラッシュしてしまいました。そのあとブルーノ・セナも僕のマシンに衝突しました。全体的にダメージがかなり酷かったです。スタートは非常に接戦でヴィタリー・ペトロフに1つポジションを奪われてしまいました。マーク・ウェバーに対してはチャンスはなかったし、そのあとはミハエルの後ろで10番手でした。僕の方が速かったですが、オーバーテイクのチャンスはありませんでした。チャンスだとわかったときに彼にアタックしてうまくいきました。そのあとはお話ししたように懸命にプシュして、バリアで終わってしまいました」
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