F1ポイントランキング:マクラーレン勢失格でフェルスタッペンが射程圏内浮上
2025年F1ラスベガスGPで、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台がスキッドブロックの規定違反により失格となり、ドライバーズランキングが大幅に書き換えられた。

最大の焦点は、マックス・フェルスタッペンがマクラーレン勢にどれだけ迫ったかである。本来42点差あったノリスとフェルスタッペンの差が、失格により24点差へと一気に縮まるという劇的な状況となっている。

■ ノリスの18点消滅で、42点差が24点差へ一気に縮小
ラスベガスGP決勝直後の段階では

ランド・ノリス:408点

マックス・フェルスタッペン:366点

その差は 42点 だった。

しかし、ノリスが2位で得ていた 18点が失効したことで、ポイントは 390点 に戻った。

フェルスタッペンの366点は変動しないため、差は 24点 となった。

フェルスタッペンは一気にタイトル射程圏へ。

■ ピアストリも12点消滅でフェルスタッペンと同点に
オスカー・ピアストリは4位で得ていた12点が無効になり

378点 → 366点

フェルスタッペンと同点に並んだことで、タイトルは ノリス・フェルスタッペン・ピアストリの三つ巴となった。

■ コンストラクターズの変動:
ハースがアストンマーティンを抜いて7位に浮上


マクラーレンはすでにコンストラクターズタイトルを確定させているため、今回の失格による影響はほぼない。

しかし中団では、ハースがアストンマーティンを逆転して7位に浮上した。

アストンマーティン:72点(変動なし)

ハース:70 → 73点(+3)

オコンとベアマンの繰り上がり入賞により、アストンを上回った。

■ 失格裁定でタイトル争いは完全に三つ巴へ
ノリスの18点消滅で、フェルスタッペンとの差は 42点 → 24点

ピアストリは フェルスタッペンと同点 に

中団ではハースがアストンを逆転し7位へ

ラスベガスの“失格劇”は、2025年シーズン終盤の勢力図を大きく揺さぶる結果となった。

2025年のF1世界選手権 ラスベガスグランプリ

2025年F1ドライバーズポイント

1.ランド・ノリス (マクラーレン)(390)
2.オスカー・ピアストリ (マクラーレン)(366)
3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル)(366)
4.ジョージ・ラッセル (メルセデス)(294)
5.シャルル・ルクレール (フェラーリ)(226)
6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ)(152)
7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス)(132)
8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ)(73)
9.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ)(51)
10.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー)(49)
11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ)(48)
12.オリバー・ベアマン (ハース)(41)
13.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン)(40)
14.リアム・ローソン (レーシングブルズ)(36)
15.エステバン・オコン (ハース)(32)
16.ランス・ストロール (アストンマーティン)(32)
17.角田裕毅 (レッドブル)(28)
18.ピエール・ガスリー (アルピーヌ)(22)
19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー)(19)
20.フランコ・コラピント (アルピーヌ)(-)
21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ)(-)

2025年 F1コンストラクターズポイント

1.マクラーレン(766)
2.メルセデス(423)
3.レッドブル(391)
4.フェラーリ(371)
5.ウィリアムズ(117)
6.レーシングブルズ(86)
7.アストンマーティン(72)
8.ハース(70)
9.ザウバー(64)
10.アルピーヌ(22)

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ラスベガスGP