F1カナダGP 雨に翻弄された初日はアロンソが最速 角田裕毅は8番手
2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPのフリー走行2回目が、6月7日(金)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、雨に翻弄されたセッションでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がトップタイムを記録した。

フェルナンド・アロンソはソフトタイヤで1分15秒810をマーク。2番手には0.463秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にはランス・ストロール(アストンマーティン)が入ったが、セッションは中盤からウェットコンディションとなり、勢力図は見えないままで終了することになった。

路面は乾いていき、気温20度、路面温度27度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。FP1は直前の雨によるウェット路面で使い物にならなかったため、開始時から複数のマシンがピットレーン出口に並んだ。

だが、雨がぱらついて路面は再びウェットとなり、中盤にはインターミディエイトでの走行へと移行し、そのままドライに変更することはなかった。ウェットタイヤの本数は限られているため、セーブするために後半にコースに出るマシンは少なかった。

序盤にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)のマシンにトラブルが発生。ピットに戻ったマシン後方からERSの問題と思われる白煙がが立ち上り、ガレージではスタッフがマシンを囲ってガードする形で修復が行われた。結局、問題は解決せず、フェルスタッペンは18番手でセッションを終了。チームメイトのセルジオ・ペレスは10番手だった。

フェルスタッペンは「理想的なものではなかったし、もっと周回を重ねたかった。でも、何が起きたのか、そして今週末と残りの1年にどんな影響があるのかを考えることのほうが重要だと思う」と語った。

4番手のシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)はミディアムでタイムをマーク。チームメイトのカルロス・サインツJr.も同じくミディアムで13番手だったが、今週末もフェラーリは好調を維持しているようだ。

5番手にはダニエル・リカルド(RB)。同じようにソフトでタイムを出した角田裕毅は8番手。インターでのロングランでは競争力のあるペースを見せていた。

6番手にケビン・マグヌッセン(ハース)、7番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)。9番手にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)というトップ10。

今週末も上位争いが期待されるマクラーレンはドライタイヤはミディアムのみの走行。雨のタイミングもあり、オスカー・ピアストリが16番手、ランド・ノリスが19番手という結果に終わった。

カナダグランプリ2日目は、日本時間10日(日)の午前1時30分からフリー走行3回目、午前5時から予選が行われる。2日目も今日と同じような雨がらみの天候が予想されている。

2024年 F1カナダGP フリー走行2回目 順位・ラップタイム

順位NoドライバーチームタイムGAPLAP
114フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分15秒810 24
263ジョージ・ラッセルメルセデス1分16秒2730.46323
318ランス・ストロールアストンマーティン1分16秒4640.65426
416シャルル・ルクレールフェラーリ1分16秒5560.74623
53ダニエル・リカルドRB1分16秒7310.92123
620ケビン・マグヌッセンハース1分16秒7730.96314
744ルイス・ハミルトンメルセデス1分16秒9081.09826
822角田裕毅RB1分16秒9511.14121
923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分16秒9771.16721
1011セルジオ・ペレスレッドブル1分17秒0411.23118
1131エステバン・オコンアルピーヌ1分17秒4171.60730
122ローガン・サージェントウィリアムズ1分17秒4961.68621
1355カルロス・サインツJr.フェラーリ1分17秒7221,91226
1477バルテリ・ボッタスザウバー1分17秒8172.00720
1527ニコ・ヒュルケンベルグハース1分17秒9032.09320
1681オスカー・ピアストリマクラーレン1分19秒0083.19819
1724周冠宇ザウバー1分19秒0873.27716
181マックス・フェルスタッペンレッドブル1分19秒3113.5014
1910ピエール・ガスリーアルピーヌ1分20秒7894.97925
204ランド・ノリスマクラーレン1分20秒8425.03320



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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1カナダGP