F1 カナダGP
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2010

1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「信じられないくらいチャレンジングな午後だった。特に最後の20周は、タイヤを労わりながら、ジェンソンやフェルナンド(アロンソ)を抑えようとしていたからね。簡単ではなかったよ!このトラックは独特だ。本当にタイヤを労わらなければならないし、それらがどれくらい長くもつかはわからないので確信することができないんだ。フェルナンドからはかなりプレッシャーを受けていた。本当に良いバトルができたね。彼は激しくプレッシャーをかけていたけど、小さなギャップを築いて、それを維持することができた。ラインを通過したときは素晴らしい感覚だった。ペースに関しては、まだレッドブルのクルマの方が僕たちよりわずかに速いと思う。でも、全体的なパッケージは僕たちの方が強いと思う。だから、これからは最近の僕たちが成し遂げた進化を積み上げていく必要があるし、そうしていくつもりだ。ギャップを広げることに本気で取り組んで、全力で努力するよ。僕たちには今勢いがあるので、2週間後のバレンシアでも連勝を続けられることを期待している。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チーム内のフィーリングと雰囲気は、これまで以上に良くなっている。これまでのチームメートの中で、ジェンソンがもたらす貢献は最高なものだ。今日も彼は4番手から2位になるために素晴らしい仕事をした。彼は彼の仕事をしているし、僕は僕の仕事をしている。チームはこれまでよりもハッピーだ。本当に素晴らしい一日だったよ」

2位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「ターン1は少しエキサイティングすぎた。フェリペ(マッサ)に当てられて、クルマにダメージがないか心配したんだけど、幸い僕が感じたのはパンクじゃなくて、単にリアタイヤのグレイニングだった。そのあと、プライムタイヤに交換してからは、クルマが本当にうまく機能しはじめた。でも、このあたりがとても難しい。プライムでもグレイニングが起こってしまうので、タイヤを本当に労わらなければならない。でも、慎重にタイヤをいたわることができたし、トラフィックの中でセバスチャン(ベッテル)を5秒引き離すことができた。そのあと、フェルナンド(アロンソ)に追いつくため、全開で走ることに集中した。それがうまくいって、僕たちが再びトラフィックに捕まったとき、彼に仕掛けて追い抜くことができた。そのあと、ルイスに追いつくために全力を尽くしたんだけど、フェルナンドを追いかけているときにタイヤを使いすぎていたので、ルイスとの差を2秒以下に縮めることはできなかった。
「全体としては、僕たちにとって素晴らしいな週末になった。ルイスは予選で見事な仕事をいた。彼にはかなわなかった。でも、レースでは彼の後ろで2位になれて気分はいいね。次は順位が逆になることを願っているよ!」

3位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「表彰台に戻れて、特に再び度優勝争いができたことは素晴らしいことだ。今日は優勝できたかもしれないけど、いくつかの場面でトラフィックに非常に高い代償を何度も支払うことになったしまい、そうすることができなかった。レースではこういったことが誰にでも起きるものだし、今回は僕たちの番だった。目標を達成したいのなら、常に表彰台を獲得しなければならないし、この結果は戦略面とピットストップに関して素晴らしい仕事をしてくれたチームにとって最高のモチベーションになるね。タイヤを管理するは難しかった。序盤のソフトタイヤはすぐにデグラデーションに見舞われたけれど、ハードタイヤでもグレイニングという別の問題があった。幸い、僕たちのクルマはタイヤにそれなりに優しい。トルコでわかったように、僕たちはこのレベルのパフォーマンスをあまり期待していなかった。次のバレンシアでのグランプリに向けて僕たちは多くのアップデートを施す。どんなタイプのトラックでも競争力を発揮できることを期待している。バルセロナに続いて2つ目となるホームレースでは一度も表彰台を獲得したことがないので、2週間後にはそれを達成したいね」

4位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「最初のピットストップには驚いたよ。リードしていたのに、4位で出て行ったんだからね。僕たちに起こったことは全て予想で来ていたと思う。他チームは予想通り新品タイヤに交換するために早めに入った。通常、彼らはトラフィックの中に出ていくことになるので、彼らのレースは終わるんだけど、そうはならなかった。僕たちがピットストップを終えたとき、彼らは僕たちの前にいたので、そこで何が起こったのか理解する必要がある。他の点では、僕はレースの半分くらいからギアボックスに問題を抱えていて、ストーダウンしなければならなかった。また周回遅れのクルマによって、2周でジェンソンに対して6秒失ってしまったので、表彰台を争うことができなかった。でも、最終的にこのよなポジションが獲れて良かったよ。週末に入ったときは僕たちは優勝候補ではなかったけど、実際にはとても良いペースがあったし、それによって何人かを驚かせた。レース中は、展開によって僕たちの本当のペースを示すことができなかったけど、励みになったよ。順位表のトップは接戦だし、物事がとても早く変化することはわかっている。パニックになる理由はない。僕たちには良いクルマがあるし、僕たちはバレンシアに目を向けている」

5位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「今日のレースは、タイヤが大きな役割を果たしたし、結局のとろこ僕たちはベストを尽くしたよ。今朝のペナルティは複雑な気分だった(マークはギアボックス交換により5グリッド降格となった)。スタートでは最初の数周は良かったけど、最初のタイヤセットが駄目になって、望んでいたよりも早めにピットインする必要があった。セカンドスティントではリードしていたし、ルイスとのギャップをモニターしていた。彼はフィニッシュまで行けるペースだったので、スタートで少し引き離した。一貫したペースを維持しようとしたけど、結局タイヤにペースは望めなかったし、それらは立ち去ってしまった。どんなにゆっくり走っても、ここでタイヤを摩耗させないようにするの実質不可能だった。2回目のピットストップから5位で戻ったことはあまり驚きではなかった。前の人たちがルイスの後ろに連なっているのはわかっていたからね。そのあとは次のレースのためにクルマを労わることにした。タフなイベントになることは予想していたし、最終的には考えていたよりも接戦だった。今日はシャンパンを得たかったけど、そうはならなかったね。でも、僕たちは戻ってくるよ」

6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日の状況を考えると、6位が最良だったと思う。リザルトには満足している。昨日の予選ではタイヤが機能してくれなかったうえ、スタート直後に混乱に巻き込まれて順位を落としてしまった。だが、そこからプッシュして複数のオーバーテイクに成功したおかげで、ポジションを回復することができた。レースペースもかなり良かったと思う。タイヤ戦略は素晴らしかったが、タイヤマネージメントが難しかった。スムーズを心がけてグレーニングをコントロールできたものの、ミラーを見るたびにリアタイヤ表面が悪化して行くのが分かった。幸いなことに、プライムが最後までもってくれたので、6位でフィニッシュできた。ドライバーズランキングも6位に上がった」

7位 ロバート・クビサ (ルノー)
「今日の午後獲得した6ポイントは、今シーズン最もタフなポイントだった。昨日、僕たちはプライムタイヤで予選をすることを選択して、レース前半にアドバンテージを得られると期待していたけど、残念ながらうまくいかなかった。最初のスティントでリアに多くのデグラデーションが出てしまい、早めにピットインしなければならなかった。そのあと第2スティントでもリアタイヤが終わってしまった。でも、アクションの多いレースだったよね。最初のピットストップはミハエルと接戦だったし、2回目のピットストップ前はスーティルとバトルをしていた。僕はインラップで彼とレースをしていたし、僕たちは最終コーナーの手前でサイド・バイ・サイドになった。僕は右側にいたので、バックオフして、ピットへのラインを得るために彼の後ろに引いたけど、彼はとても早く、そして激しくブレーキングした。僕は事故を避けるために回りこんで彼を抜かなければならなかった。レース終盤、僕はオプションタイヤでショートスティントを実施して、ロズベルグとのギャップを縮めるためにプッシュしていた。たとえ彼を早めに捕えられていたとしても、ラップは尽きていた。タフなレースだったけど、僕たちはバレンシアに向けて楽観的になるべきだと思う。サーキットは僕たちのクルマに合っていると思うし、僕たちは基本的なペースを改善させるために多くの新しい開発を持ち込む予定だ」

8位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
「あまり期待していなかったので、4ポイントを獲得できて超ハッピー。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。特にピットストップも良かったし、戦略もばっちりだった。シューマッハを抜くなどのバトルも楽しめた。でも、彼を抜くのは難しかった。彼の方が僕よりも古いタイヤだったけれど、同じタイヤだったし、彼は本物のファイターだからね。全体的にも厳しいレースだった。タイヤの性能の落ちが大きかった。だから、珍しく3ストップを計画したんだ。もうひとつの心配は、序盤から排気管が壊れていたことだった。レースを1周リードできたのは気持ちが良かった。僕のシーズンが本格的に始まったサインだいいね。これまでは運に恵まれなかったけれど、チームは本当に頑張ってくれているからね。今日は『普通の』レースだったので、すごくいい気分だ。8位だったし、レースをリードできたし、ミハエルを抜けたんだからね。すごい1日だよ!」

9位 ヴィタントニオ・リウッツィ (フォース・インディア)
「タフなレースだったし、全ラップでとてもハードにプッシュしていた。前週の開発と今週末にチームがした激務に相応しい結果だ。もっと多くのポイントを獲れていたかもしれないけど、さらにポイントを得られたのでOKだ。特に前回のレースではそれらはとても遠かったように思えたからね。残念ながら、1コーナーでフェリペ(マッサ)にドアを占められてレースの重要な部分を失ってしまた。レース事故だったし、ジェンソンが反対側にいて、どうすることもできなかった。僕はインサイドで自分のラインを保持していた。フロントウイングを失い、戦略を変更しなければならなkった。それでも最終的にポイントを獲得できた。チームは猛烈にプッシュしているし、もっと良い結果を出して僕たちが遂げた進歩を確かめたい。今日はトップ10の強さがあることを示せたし、もっと重要な僕たちが決してあきらめないということを示せた」

10位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「トニオと同じく、かなり厳しいレースだった。スタートではクビサとレースをしていたし、再びトップ5に入れるかもしれないと思ったけど、そのあと僕たちは接触してしまい、僕はパンクしてしまった。残念なことに、それは1コーナーで起きてしまい、ピットに戻るまで1周分走らなければならなかった。多くのタイムを失ってしまったし、トップ10外に落ちてしまった。そのあとはポイント圏内に戻るため、ヒュルケンベルグとシューマッハを追い抜くために戦わなければならなかった。レース終盤、ミハエルがタイヤに問題を抱えているのがわかったので、ギャップを縮めるためにかなりプッシュしたし、最後のポイントを獲得するために最終コーナーで彼を追い抜くことができた。もちろん、今日はここでもっと多くのポイントを獲れたと思うので期待外れだった。でも、うまくドライブできたと思う。クルマは良かったし、レース全体で速さがあった」

--位 小林可夢偉 (ザウバー)
「起きてはならない事がおきてしまいました。18番グリッドからスタートして、1周目のバックストレートで9番手をニコ・ヒュルケンベルグと争っていました。僕たちの前を走っていたミハエル・シューマッハがシケインへのブレーキングでなにかトラブルがあったようで、3人ともブレーキングが遅れて行き場がなくなってしまいました。その結果、縁石にのってクルマが跳ねてしまい、クルマにひどいダメージを負って止めるしかありませんでした」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1カナダGP