F1トルコGP 予選 (ドライバーコメント)
2010 FORMULA 1 TURKISH GRAND PRIX
1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「今日はうまくいった。午前中のプラクティスで問題が生じていたので、最初のプライムでの走行が遅くなった。つまり、予選に向けて少し不利な状況だったし、理想的ではなったけど、集中しなおして準備したんだ。Q1に出ていく4分前くらいにリアに新パーツを装着したんだけど、スタッフは時間内にそれを装着するために素晴らしい仕事してくれた。明日のレースをスタートするためには最高のポジションだけど、どのイベントも独特だし、それぞれに挑戦がある。ここはタイヤに厳しいのは分かっているので、面白いレースになるだろうね。楽しみにしているよ」
2位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「良いバランスを見つけて、クリアラップを得るという点では、今日はこれまでで最高の予選セッションのひとつだった。僕のラップはパーフェクトに近かった。でも、僕たちはまだミドルセクターでコンマ4秒くらい足りない。バルセロナと比較して、大きなステップを遂げたとは思わないけど、上位とのギャップを縮めるために小さな進歩は遂げている。明日は、それなりのスタートを決めて、1コーナーを周り、可能であればマーク(ウェバー)に挑戦できるように、できることは全部やるつもりだ。でも、僕はトラックのダーティな側なので、僕にとっては少し厳しいかもしれない。今日のタイムがそれを示していないとしても、レッドブルはまだ僕たちよりパフォーマンス的にアドバンテージがある。でも、彼らを捕えるつもりだ。僕とジェンソンが順位をあげて、レッドブル勢が僕たちに割って入ろうとするような状況になればいいね。僕たちはプッシュし続けなければならない。ファクトリーのスタッフはプレッシャーのもとでも素晴らしい仕事をしてくれている。僕たち全員が勝ちたいし、保証なんてないけど、常にトップに近づいている。僕たちが最高なチームだと本気で信じているし、次のステップを遂げられれば、みんなの前に出られると確信している。でも、それまでに僕たち全員ができるのは、できるだけ近づいて、最大限にプレッシャーをかけることだ。明日しようとしているのはまさにそれだ」
3位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「Q1とQ2はとてもスムーズだった。クルマには満足していたし、問題もなかった。Q3での最初のラップはターン12まで素晴らしかったし、そのあとブレーキングでフロントを少しロックさせてしまったけど問題はなかった。でも、不思議なことにイン側のフロントがロックしたままになって戻らなかった。ターン13の進入で右に曲がっているときに再びホイールは周り初めて、そのあとのターン14でも同じことが起こった。イン側のホイールが簡単にロックして、マシンが止まらないように思えたので、タイムを失ってしまった。2回目の走行では最初のコーナーで問題を確認した。ブレーキを踏んだけど、まっすぐ行ってしまった。クルマを止められなくなって、イン側のホイールが機能していなかった。Q1とQ2ではトップだったのに、Q3ではそうならなかったので、かなりフラストレーションを感じた。週末ずっとかなり良い感覚だった。特に今日はね。それでも3番手は良いポジションだ。明日はグリッドのクリーンな側だし、レースは長い。新しいレギュレーションによって今は準備を上げるのが難しいけど、何ができるか見てみるよ」
4位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「4番手は悪くないけど、最後の走行は少しフラストレーションが溜まった。サーキットで最後のクルマになることは、最もクリーンなトラックを得られる意味では良いことだけど、誰かがコースオフする可能性も多くなるし、それが最後のラップで僕の前にいたミハエル(シューマッハ)に起こってしまった。イエローフラッグが出ているときは、諦めるしかない。そのおかげで、最後の走行ではそれ以上速く走れないことは明らかだったので、そのままピットへ戻った。完璧ななラップではなかったけど、4番手になれたことはかなりよかったと思う。トラックのダーティな側だけど、そこから何ができるか様子をみてみるよ。週末ずっと抱えていた唯一の問題はターン8だ。僕たちが走らせていたクルマはあまりに低かったので、ルイスに対してコンマ3秒遅れていた。それは僕のミスだ。サーキットの残りの部分のためにクルマを低くしたかったんだ。でも、ターン8には少し低すぎた。もちろん、明日のレーススタートではクルマは重いけど、遅くはなるので、あまりプッシュできないだろう。それが助けになってくれることを願っている。それでも、今週末に予想していたより、僕たちはレッドブルに近づいていると思うので、それはポジティブなことだし、レースでは彼らに挑戦できると思う」
5位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「今日の予選にはかなり満足しているし、僕たちは本当に前進した思う。ここが空力的に厳しいトラックだということを考えれば、我スタッフのハードワークが成果をあげたと明言できるし、彼らには本当にありがとうと言いたい。ターン8でのスピンは、最後のアタックだった。その前のアタックが良かったので、もちろんもっとプッシュしようとしていたし、特にそのラップはタイムを更新できそうだった。少し膨らんでしまって、コースアウトしてしまった。明日僕がスタートする側はかなりクリーンなのでアドバンテージがあると思う。両方のサイドからスタート練習をしたし、僕の側の方が良かった。明日のレースに関しては、良いスタートをして、最高の結果を出したい」
6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日はそれなりのパフォーマンスができたし、6番手はレースのために良いチャンスだ。そこから順位を上げたいね。もちろん、もう少し前にいられればよかったけどね。今週末、クルマのフィーリングは悪くないし、セットアップのウィンドウはとても狭いけど、ほぼ目的に達することができたと思う。空力アップグレードによって僕たちが進歩を遂げたのは明らかだし、ファクトリーのみんなが素晴らしい仕事をしてくれたので、彼らのハードワークに感謝している。明日のレースはグリッドのダーティな側だけど、もうきれいになっているだろうし、1コーナーまでの距離は比較的短い。スタートと一周目をうまくできれば、僕たちには力強いレースをするポテンシャルがある」
7位 ロバート・クビサ (ルノー)
「フリー走行のあと7番手くらいを予想していたので、予選セッションにはかなり満足している。唯一の問題はソフトタイヤだった。今日は全体的にソフトタイヤで快適に感じられなかった。それでグリッドでもっと高いポジションを得るのに必要な最後のコンマ数秒を見いだせなかった。でも、Q3でのラップは良かったし、結果にあまり落ち込んではいない。ヴィタリーが9番手にいるのも素晴らしいことだ。明日僕たちは力強いレースペースを発揮できると思うし、たくさんのポイントを獲得できると思う」
8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「ライバルよりも遅かったので、トップ争いに返り咲くためにかなり懸命に作業しなければならないし、それができるのは間違いない。とても得意なトラックではあるけど、今日は8番手以上は無理だったね。チームも僕もそれに満足するはずないけど、僕たちは冷静に対応して、この状況に導いた理由を分析しなければならない。僕たちは明日のレースに集中している。タフなレースになるだろうけど、全力を尽くすよ」
9位 ヴィタリー・ペトロフ (ルノー)
「Q3に進んで、9番手からレースをスタートすることは本当に気分がいいね。ここまで問題もなく本当にスムーズな週末を過ごせているし、エンジニアとメカニックは僕が本当に満足できるクルマを与えるために素晴らしい仕事をしてくれた。クルマは運転しやすかったし、セッションごとにパフォーマンスを改善させることができたので、今日はトップ10入りするチャンスがあるとわかっていた。明日は長いレースになるけど、周りのクルマとの接戦を楽しみにしているし、チームのために多くのポイントを獲得したい」
10位 小林可夢偉 (ザウバー)
「今シーズン3度目となるQ3に入る事ができてすごくうれしいです。とくにモナコのあとですから、チームにとっては大事なことでした。バルセロナで見せたペースを取り戻していると思います。昨日からセットアップも変更したし、コンディション的な要素もあって、ドライビングはよくなりました。残念ながらQ3に行くまでに新品のオプションタイヤを使い切っていたので、Q3でタイムを狙うことは出来ませんでしたが、ともかくチームのハードワークがこの結果を生んだと思います」
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