決勝:フェルスタッペンが雨の混乱にも動じず母国F1オランダGPを3連覇
2023年F1第14戦オランダGPの決勝が8月27日(日)にザントフォールト・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝を飾った。
レースは雨による大混乱のレースとなった。晴れていたサーキットにスタート直前で雨が襲い、オープニングラップで路面はウェットに。1周目の終わりにピットに入ってインターミディエイトに交換したセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がトップに立ち、周冠宇(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が続く。
ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、翌周にピットインして順位を落とすもそこから猛追。すぐに2番手まで挽回すると、10秒以上あったペレスとの差を5秒台まで縮める。
路面は10周目あたりにスリックタイヤのクロスオーバーを迎え、後方のドライバーからタイヤ交換が行われる。今回はフェルスタッペンが先にピットインし、ペレスをアンダーカットしてトップに立つ。
16周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)がクラッシュを喫してセーフティカーが導入される。43周目にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がフロアのダメージによってリタイアする。
残り10周あたりでサーキットには再び大雨が襲う。各車インターミディエイトに交換するが、さらに雨脚は強まってフルウェットのコンディションとなり、周冠宇(アルファロメオ)がクラッシュし、その後、40分程度の赤旗中断となる。
レースはセーフティカー先導のローリングスタートで再開。ザントフォールト・サーキットの狭いピットレーンを考慮し、ピットに全車が飛び込むのを防ぐために、1回限りの特別ルールでインターミディエイトでのスタートが許可されている。
優勝はマックス・フェルスタッペン。途中のさまざまな展開にも動じず、第5戦マイアミGPから9連勝を上げ、セバスチャン・ベッテルがレッドブル時代に記録したF1最多連勝記録に並んだ。今季11勝目、通算勝利数は46勝となった。
レッドブルは昨年からの連勝を14勝、今シーズンの記録を13勝まで伸ばした。
2位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。タイヤ交換でのレイトストップもあったが、随所で見事なオーバーテイクを見せ、レースのファステストラップも記録した。
3番手でチェッカーを受けたのはセルジオ・ペレス(レッドブル)が5秒ペナルティを科されたことで、3位はピエール・ガスリー(アルピーヌ)が獲得。前戦ベルギGPのスプリントでは3位に入っていたガスリーだが、表彰台は今シーズン初となる。
4位はペレス、5位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、6位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。
7位のランド・ノリス(マクラーレン)は2番グリッドからスタートしたものの、スタート直後の雨でチームのインターミディエイト交換への判断が遅れ、大きく順位を落とすことになった。
8位はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、9位はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と好調の2人が続き、エステバン・オコン(アルピーヌ)がトップ10を締めくくった。
角田裕毅(アルファタウリ)は、一時4番手を走行するも、他チームがタイヤ交換をするなかでチームはステイアウトを選択。接触でフロントウイングを損傷するアクシデントも重なって、ズルズルと順位を下げ、16位でレースを終了。F1デビュー戦となったリアム・ローソンは最後のリスタートで順位を上げ、13位でレースを終えた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オランダGP
レースは雨による大混乱のレースとなった。晴れていたサーキットにスタート直前で雨が襲い、オープニングラップで路面はウェットに。1周目の終わりにピットに入ってインターミディエイトに交換したセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がトップに立ち、周冠宇(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が続く。
ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、翌周にピットインして順位を落とすもそこから猛追。すぐに2番手まで挽回すると、10秒以上あったペレスとの差を5秒台まで縮める。
路面は10周目あたりにスリックタイヤのクロスオーバーを迎え、後方のドライバーからタイヤ交換が行われる。今回はフェルスタッペンが先にピットインし、ペレスをアンダーカットしてトップに立つ。
16周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)がクラッシュを喫してセーフティカーが導入される。43周目にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がフロアのダメージによってリタイアする。
残り10周あたりでサーキットには再び大雨が襲う。各車インターミディエイトに交換するが、さらに雨脚は強まってフルウェットのコンディションとなり、周冠宇(アルファロメオ)がクラッシュし、その後、40分程度の赤旗中断となる。
レースはセーフティカー先導のローリングスタートで再開。ザントフォールト・サーキットの狭いピットレーンを考慮し、ピットに全車が飛び込むのを防ぐために、1回限りの特別ルールでインターミディエイトでのスタートが許可されている。
優勝はマックス・フェルスタッペン。途中のさまざまな展開にも動じず、第5戦マイアミGPから9連勝を上げ、セバスチャン・ベッテルがレッドブル時代に記録したF1最多連勝記録に並んだ。今季11勝目、通算勝利数は46勝となった。
レッドブルは昨年からの連勝を14勝、今シーズンの記録を13勝まで伸ばした。
2位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。タイヤ交換でのレイトストップもあったが、随所で見事なオーバーテイクを見せ、レースのファステストラップも記録した。
3番手でチェッカーを受けたのはセルジオ・ペレス(レッドブル)が5秒ペナルティを科されたことで、3位はピエール・ガスリー(アルピーヌ)が獲得。前戦ベルギGPのスプリントでは3位に入っていたガスリーだが、表彰台は今シーズン初となる。
4位はペレス、5位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、6位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。
7位のランド・ノリス(マクラーレン)は2番グリッドからスタートしたものの、スタート直後の雨でチームのインターミディエイト交換への判断が遅れ、大きく順位を落とすことになった。
8位はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、9位はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と好調の2人が続き、エステバン・オコン(アルピーヌ)がトップ10を締めくくった。
角田裕毅(アルファタウリ)は、一時4番手を走行するも、他チームがタイヤ交換をするなかでチームはステイアウトを選択。接触でフロントウイングを損傷するアクシデントも重なって、ズルズルと順位を下げ、16位でレースを終了。F1デビュー戦となったリアム・ローソンは最後のリスタートで順位を上げ、13位でレースを終えた。
2023年 F1オランダGP 決勝 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 6 | ||
2 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 3.744 | 3.744 | 5 |
3 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 7.058 | 3.314 | 5 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 10.068 | 3.010 | 6 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 12.541 | 2.473 | 5 |
6 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 13.209 | 0.668 | 5 |
7 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 13.232 | 0.023 | 6 |
8 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 15.155 | 1.923 | 4 |
9 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 16.580 | 1.425 | 5 |
10 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 18.346 | 1.766 | 6 |
11 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 20.087 | 1.741 | 7 |
12 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 20.850 | 0.753 | 5 |
13 | 40 | リアム・ローソン | アルファタウリ | 26.147 | 5.307 | 7 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 26.410 | 0.263 | 6 |
15 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 27.388 | .0978 | 5 |
16 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 29.893 | 2.505 | 5 |
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 55.754 | 25.861 | 7 |
DNF | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 10L | 10L | 4 |
DNF | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 31L | 21L | 3 |
DNF | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 58L | 27L |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オランダGP