スプリント:マックス・フェルスタッペン優勝でレッドブルF1がワンツー
2023年F1第10戦オーストリアGPのスプリントが7月1日(土)に開催され、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝した。
レース直前にレッドブルリンクには雨が降り始め、路面はウェットコンディションでスタート。だが、路面の乾きは早く、このコンディションの変化が24周のレースにスパイスを加えることになった。
スリックを履いたバルテリ・ボッタスがフォーメーションラップでインターに交換し、全車がインターでレースをスタート。スタートでは、ポールポジションのマックス・フェルスタッペンと2番グリッドのセルジオ・ペレスがチームメイト同士であわや接触という激しいバトルを展開。オープニングラップではフェルスタッペンはリードを守り、逆にペレスはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に順位を奪われてしまう。
ヒュルケンベルグはこのレースの主役となった。序盤の路面が濡れている状況では、タイヤに厳しいハースF1チームのマシンが有利に働き、しばらく2番手をキープ。しかし、路面が乾き始めると、ズルズルと順位を落としていく。
その中、下位に沈んでいたジョージ・ラッセル(メルセデス)が17周目にスリックタイヤに交換。他のドライバーも続き、11名のドライバーがスリックに交換した。スリックはインターよりも1秒以上速いタイムを刻むことになる。
ヒュルケンベルグは上位にいたドライバーのなかで唯一スリックに交換したドライバー。一時は8番手まで順位を下げたが、終盤にオーバーテイクを重ねて6位フィニッシュを成し遂げた。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン。アゼルバイジャンでの1回目のスプリントに続いて2回目の勝利。2位にはセルジオ・ペレスが続いて、レッドブル・レーシングがワンツーを達成。スプリントでのワンツーは初めてとなる。
3位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、4位にランス・ストロール、5位にフェルナンド・アロンソとアストンマーティンの2台がポイントを獲得。そして、6位にはヒュルケンベルグがスリック勢では最上位。7位にエステバン・オコン(アルピーヌ)、8位のジョージ・ラッセルまでがポイントを獲得した。
3番グリッドからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)は、オープニングラップのフェルスタッペンとペレスのバトルの後ろで行き場を失って大きくポジションダウン。インターのままで戦ったがポイントまであと一歩届かなかった。また、インターのままで戦ったピエール・ガスリー(アルピーヌ)は終盤まで入賞圏内を走っていたが、結果的に15位と大きく順位を落とすことになり、その作戦はうまくいかなかった。
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は16位、チームメイトのニック・デ・フリースは17位に続いた。
F1オーストリアGP 決勝は、明日2日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが実施される。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP
レース直前にレッドブルリンクには雨が降り始め、路面はウェットコンディションでスタート。だが、路面の乾きは早く、このコンディションの変化が24周のレースにスパイスを加えることになった。
スリックを履いたバルテリ・ボッタスがフォーメーションラップでインターに交換し、全車がインターでレースをスタート。スタートでは、ポールポジションのマックス・フェルスタッペンと2番グリッドのセルジオ・ペレスがチームメイト同士であわや接触という激しいバトルを展開。オープニングラップではフェルスタッペンはリードを守り、逆にペレスはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に順位を奪われてしまう。
ヒュルケンベルグはこのレースの主役となった。序盤の路面が濡れている状況では、タイヤに厳しいハースF1チームのマシンが有利に働き、しばらく2番手をキープ。しかし、路面が乾き始めると、ズルズルと順位を落としていく。
その中、下位に沈んでいたジョージ・ラッセル(メルセデス)が17周目にスリックタイヤに交換。他のドライバーも続き、11名のドライバーがスリックに交換した。スリックはインターよりも1秒以上速いタイムを刻むことになる。
ヒュルケンベルグは上位にいたドライバーのなかで唯一スリックに交換したドライバー。一時は8番手まで順位を下げたが、終盤にオーバーテイクを重ねて6位フィニッシュを成し遂げた。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン。アゼルバイジャンでの1回目のスプリントに続いて2回目の勝利。2位にはセルジオ・ペレスが続いて、レッドブル・レーシングがワンツーを達成。スプリントでのワンツーは初めてとなる。
3位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、4位にランス・ストロール、5位にフェルナンド・アロンソとアストンマーティンの2台がポイントを獲得。そして、6位にはヒュルケンベルグがスリック勢では最上位。7位にエステバン・オコン(アルピーヌ)、8位のジョージ・ラッセルまでがポイントを獲得した。
3番グリッドからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)は、オープニングラップのフェルスタッペンとペレスのバトルの後ろで行き場を失って大きくポジションダウン。インターのままで戦ったがポイントまであと一歩届かなかった。また、インターのままで戦ったピエール・ガスリー(アルピーヌ)は終盤まで入賞圏内を走っていたが、結果的に15位と大きく順位を落とすことになり、その作戦はうまくいかなかった。
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は16位、チームメイトのニック・デ・フリースは17位に続いた。
F1オーストリアGP 決勝は、明日2日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが実施される。
スプリントでの1-2フィニッシュはレッドブル・レーシングが初。
2023年 F1オーストリアGP スプリント 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | |||
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 21.048 | 21.048 | |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 23.088 | 2.050 | |
4 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 29.703 | 6.615 | |
5 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 30.109 | 0.046 | |
6 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 31.297 | 1.188 | 1 |
7 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 36.602 | 5.305 | |
8 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 36.611 | 0.009 | 1 |
9 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 36.608 | 1.997 | |
10 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 46.375 | 7.767 | |
11 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 49.807 | 3.432 | 1 |
12 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 50.789 | 0.982 | 1 |
13 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 52.848 | 2.059 | 1 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 56.593 | 3.745 | 1 |
15 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 57.652 | 1.059 | |
16 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 64.822 | 7.170 | 1 |
17 | 21 | ニック・デ・フリース | アルファタウリ | 65.617 | 0.795 | 1 |
18 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 66.059 | 0.442 | 1 |
19 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 70.825 | 4.766 | 1 |
20 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 76.435 | 5.610 | 1 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP