2008年 スペインGP予選 ドライバーコメント
FORMULA 1 Gran Premio de Espana Telefonica 2008

1位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「これまでずっとポールポジションを追いかけてきた。でも、何らかの理由で、いつも逃していた。でも、今日はそれを得た。スタートにはこれ以上の場所はないよ。だから僕たちは明日それを最大限に活用してトライするつもりだ。良いラインからスタートし、1コーナーを問題なく通り抜けることが重要だ。あとはマシンのポテンシャルを利用すること。それは明らかに良いね。レースはどんな状況にもなるし、明日は最高の結果を持ち帰りたいね。僕たちは異なるアプローチでセットアップ作業ができたので、たぶん先週のテストでドライで数周しか走れなかったことはそれほど悪影響はなかった。Q3の最初の走行では、最終セクターで少しグリップを失ったけど、そのあと2セット目のタイヤでは全てがうまくいった。完璧なラップ?いつもうまくやっているよ」

2位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「今日の結果にはとても満足している。僕にとって2008年シーズンで最高の日だし、もっと多くこのような日が来ることを願っている。チームは、バーレーンから非常に素晴らしい仕事をしてくれた。困難で期待はずれなシーズンのスタートだったけど、今日はこの先の第一歩だ。僕たちは僕たちがいるべきレベルに戻るためにレースのためにアグレッシブなアプローチをする。リラックスする時間なんてない。代わりに、いるべき位置を得るため、厳しい作業をするより多くのモチベーションがある。」

3位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「Q3の最初のタイヤセットでは良いラップだった。でも、2つ目は良くなかった。特に最終セクターでね。そこでタイムを改善できなかった。予選はとても接近していて、小さなことで数ポジションを左右させる。僕たちは明日とても競争力があると思うけど、タフなレースになるだろう。どんなことでも起きるし、僕たちは可能な限り良い結果を持ち帰るために最高のレースをしなければならないだろう。ロングランでマシンは良いと思う。昨日を含めて先週のテストから良かったんだ」

4位 ロバート・クビサ (BMW)
「良い予選だったよ。Q2、Q3ともにとても速いラップを走ることができて、とても満足している。特に1セットだけのタイヤで2番目に速かった予選第2セッションには満足している。明日のレースを楽しみしているし、僕たちのペースは良いと思うよ。」

5位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「あまり高いグリッドでなかったことに実は驚いている。マシンのフィーリングは良くて、力強い周回ができたからね。Q1、Q2でのマシンのバランスはかなり良かった。でも、かなり接戦いだったから、明日のレースはエキサイティングなものになるだろう。3列目からのスタートでも、世界が終わるわけじゃないからね。僕たちはレースを完走したがっている優れたドライバーに囲まれているんだ。力強いスタートが鍵となるし、いくつかポジションをあげたい。僕たちのレースペースはコンペティティブだと信じているし、僕たちには良い戦略がある」

6位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「予選最後のセッションはそんなに悪くなかったから、3列目からのスタートになるとは予想していなかった。でも、タイムはとても接近していて、ほんのわずかなタイムで、いくつかポジションをあげられていただろう。でも、これが人生だ。明日は、また何が起きるかはわからない長い1日になるだろうね。昨日、走行が制限されたことが影響したか、より多く走行することでもっと自信を持てたかはわからない。でも、あまり違いはないと思う。チームは、マシンは準備し、コンペティティブにするために素晴らしい仕事をしてくれた。明日のレースでは頑張れると思うよ。」

7位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「非常にタイトになることはわかっていたし、本当だったね。バルセロナはチームが良く知っているトラックだが、僕たちは明日のレースの第1スティントのために良いポジションに入った。そこから多くのポイントを獲得するための土台なればと思う。今朝は問題があったけど、うまくリカバーしたし、明日はポイント圏内を守れることを期待している。」

8位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「今日の予選は厳しいものとなった。風が車のバランスにかなり影響してしまい、予選を左右した。残念ながら、今日のようなコンディションに我々はそれほど強くないんだ。何とかトップ10に入ることはできたが、今日の予選の経過には満足していない。予選第3セッションで4列目を獲得できたのは良かったが、明日の決勝は非常に難しいレースになるかもしれない。 現在、我々の周りには僅差で多くのチームが連なっているが、シーズンは長く厳しいので、すべてのレースでポイントを獲得していくために、我々はベストを尽くさなければならない。」

9位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「9番手ポジションに満足していないのは確かだ。10台の中で最初に出て行ったときのは良かったけど、最後のラップが十分ではなかった。ラップの終盤にかけてグレイニングが出ていたのも良くなかった。今年ここまでのレースより、明日はもっといいスタートが切れることを強く願っている。フェラーリは予想通り強いし、ルノーも想像以上に強いようだ。でもフェルナンド・アロンソは燃料をあまり積んでいなかったと思っている。」

10位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「僕たちは今週末、マシンにとって良い仕事をした。素晴らしいQ2を終え、初めてQ3に進出したことには満足している。それでも、僕ははもっとうまくやれたと感じている。マシン間のギャップととても狭く、オーバーテイクの難しいサーキットで非常に競争的なレースになるだろう。でも、明日は最大限にアタックして、良いレースをするつもりだ。」

11位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「予選第2セッションでの最後のアタックは完ぺきだった。いいタイムが出せて、チームのためにも、僕自身のためにもうれしい。残念ながら、トップ10に残るにはやや速さが足りなかったようだが、すぐにトップ10入りを果たせるところまできている。ラップタイムにはとても満足だ。あとわずかのところにまで迫っていたのは悔しいが、今日のパフォーマンスに満足しているし、明日を楽しみにしている。新しい空力パッケージは確実に進歩している。先週のテストや、この週末のマシンフィーリングがそれを証明している。パフォーマンスを最大限に引き出すためにまだ調整は続くが、今日の予選ではいいセットアップができた。明日のレースでも、そうできる自信がある。まだトップ10の位置ではないし、ポイント獲得も微妙な位置ではあるが、入賞できるように中団で起きるあらゆることをうまく生かしていく必要がある。明日はできるだけ攻めていきたい。」

12位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「今日はチームにとって少し難しい一日だった。しかし、個人的、今日の予選は今年最高の結果だったので、それにはかなり満足している。ただトップ10を逃したのは残念だ。まだ明日のレースがあるし、なにが起きるかはわからない。どんな戦略ができるか調べ、それを最大限に引き出せるように努力するつもりだ。」

13位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「今日の予選は、ほかのドライバーとの差がとても接近していて、僕らにとってタフなセッションだった。この週末は、先週のテストで得ていたフィーリングを取り戻すために、空力関係の作業をたくさん行った。僕の最後のアタックではリアエンドが不安定で、アンダーステアがかなり出ていたので、フロントウイングをいくらか上げた。これがとても効いてリアが安定し、アンダーステアもなくなった。そのため、いかにマシンを理解し、先週は出せていたはずのタイムに追いつけるかがポイントだ。状況を考えれば、今日のポジションには満足している。最後のアタックでは、マシンバランスがかなりよくなっていた。僕たちは確実に進歩している。新しい空力パッケージを正確に理解し、そこから最大限のパフォーマンスを引き出すには、もう少し時間が必要だ。しかし、明日のレースに向けたポジションには満足だし、明日の展開を見ながら、チャンスを生かしたい。」

14位 ティモ・グロック (トヨタ)
「明確な目標はトップ10に入ることだったけれど、結果を出せなかった。第1セッションはそれほど悪くはなかったのだけれど、第2セッションは計画通りに行かなかった。 第2セッションの2回目の走行で、ミスは全然なかったのに、どういうわけかタイムを出せなかった。そして、ヤルノにも2回目の走行で同じことが起こったようだ。アウトラップでは良い感じに走行できていたので、説明ができないんだ。しかし、ターン1、2、3を通り過ぎるときに車がより滑っているように感じて、タイムが出なかった。 14番手からのスタートは難しいけれど、バーレーンでは13番手からスタートして9位で終えることができたので、明日のレースで順位を上げるのは可能だと思っているよ。」

15位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「今日は僕たちにとって良い一日ではなかった。僕は、到着してから自分のマシンのバランスに苦しんだ。でも、予選の間に調整を試み、改善できたのはフロントウイングとタイヤの内圧だけだったし、それは十分ではなく、今日の午後はうまくやることができなかった。15位からのスタートは非常に難しいだろう。でも、燃料レベルを決定するができた。良いスタートをして、最初にいくつかポジションをあげられることを願っている。それから僕たちがどこまでいけるか見てみるつもりだ。」

16位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「昨日、僕は全てがうまく行ったらQ2に進むことは可能だと言った。Q1で13位になったことにはかなり満足している。僕の前にはかなり多くのトラフィックがあって、あまり良いラップではなかったからね。残念ながら、トラックコンディションは改善し続け、僕たちはQ2ではアンダーステアを調整することで尽きてしまった。それでマシンはもっとよくなると思っていたので、少しイライラした。実際に僕たちがアンダーステアから抜け出し、何か異なることを試すには時間が残っていなかったので、最後の走行で僕はラップを中止した。グリップがなかったし、マシンのバランスは変わっていたんだ。」

17位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「ショックだね。ターン12でいくらかタイムを失った。でも、問題はラップの始めに起こった。僕はトラフィックの中で出て行って、スーティルが後ろにいたから、後退することができなくて、タイヤのウォームアップを妥協しなければならなかった。僕たちはプライムタイヤだけで最初のセッションを通過するのに十分な速さがあると思っていた。プライムタイヤはオプションより温まるのに時間がかかるんだ。通常の状況では、激しいアウトラップでは、問題が起きないようにプライムタイヤを使う。残念ながら今日はそれができなかった。午前中を終えて、僕たちはQ3に進めると思っていたから、僕たちはリスクをとった。それがうまく働かなかった。」

18位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「ラップの最初のセクターで常に少し苦しんだ。Q1の終わり頃には、僕はよい位置にいたけど、最初のセクターでそう感じなかったように、マシンに自信を感じられなかった。マシンが準備できていなかったにせよ、ちょっと滑りすぎだったよ。中団グループは接戦だし、残りのラップはOKだったので、あまり多くを失っていないと思う。セバスチャン(・ボーデ)は楽にQ2に進んだのだから、作業しなければならない何かがある。予選ではペースがなかったけど、レースは異なる展開になればいいね。」

19位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「最初の走行では、グリップ不足やアンダーステアなどいくつか問題があった。1回目のアタックで2回アタックを行おうとしていたんだけど、うまく対処することができなかった。昨日のあとだから、少し残念だ。タイヤをうまく使うこともできなかったけど、レースでは何が起きるかわからないからね。いくつか力強いパフォーマンスを発揮できていたから、期待している」

20位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「アンラッキーだった。最初のアタックは悪くなかった。1分23秒1というタイムは、最初のラップにしてはかなりいいからね。2回目のアタック時にはグリップレベルもよくなって、良いフィーリングだった。でも、ターン3に入った時に、マシンがピットから出てきた。そのマシンの背後に入ってしまったので、全てのダウンフォースを失い、酷いアンダーステアになり、スロットルを戻し、ラップをあきらめた。最後のアタックでも第1セクターはとても良かったけど、ブレーキディスクの問題が悪化し、コーナー進入のために速度を落とすことが難しくなった。マシンは悪くなく、今シーズン最高の予選パフォーマンスを発揮できると考えていたからとても残念だ。明日のレースに期待するよ」

21位 アンソニー・デビッドソン (スーパーアグリ)
「チーム全員にとって今日はかなり厳しい予選の日となったが、スタッフは素晴らしい仕事をしてくれた。いい走行ができたし、今週皆がしてくれている仕事をとても誇らしく思っている。マシンのバランスは予選を戦うにはとても良かった。個人的にリチャードレインの今週末の素晴らしい仕事に感謝したい」

22位 佐藤琢磨 (スーパーアグリ)
「昨日と比べると改善していると思う。予選での一度目と二度目の走行は常に良くなっているように感じたが、最後の最後にバランスに変化があり、アンダーステアが出てしまった。クリーン・ラップを取れなかったこともあり、自分が思っていたほどタイムを縮めることができなかった。全体的には確実に前進できているので、かなり良い一日だった」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果