F1イタリアGP フリー走行1回目:ミディアムのハミルトンが最速
2021年 第14戦 F1イタリアGPの予選が9月10日(金)にモンツァサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。
今大会では、シルバーストーンに続き、2度目のスプリント予選フォーマットで開催され、金曜日の午後に行われる予選でマシンはパルクフェルメ状態となる。そのためFP1の60分間でシャシーとパワーユニットのセッティングをいかに調整を詰められるかが鍵になる。
金曜日のモンツァは曇り空。気温27.1度、路面温度40.9度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。ピレリは、今大会にC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)とレンジの中間のコンパウンドを選択。多くのドライバーがセッションすぐにハード、もしくはミディアムで走行を開始した。
前戦F1オランダGPの週末に新型コロナウイルスに感染したキミ・ライコネンの代役として、F1イタリアGPでもロバート・クビサが代役を務めている。アルファロメオは、ホームレースとなる今大会でブランド創設111周年を記念した特別リバリーを採用。アストンマーティンは映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の宣伝のためにマシンに007のロゴを掲載している。
超高速サーキットであるモンツァは、スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラックだ。また、高速ストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最も低いダウンフォースセットアップを使用する。週末にむけて用意したイニシャルセットアップが正解か、もしくはセッション中にいかに調整できるかが重要となる。
セッション中盤からは予選にむけたショートランのプログラムも実施。だが、タイヤに関してはソフトを履くチームとミディアムでショートランを行うチームに分かれた。それ以降は、限られた時間のなかで最後のギリギリまで走行が行われた。
トップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。このセッションではミディアムタイヤのみを使用し、1分20秒926をマーク。2番手は0.452秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがソフトタイヤで記録。下馬評通り、ストレートスピードに勝るメルセデスがFP1では大差をつけた。フェルスタッペンから0.073秒の僅差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)が3番手に続いた。
4番手はアストンマーティンのランス・ストロール。チームメイトのセバスチャン・ベッテルも6番手に入り、チームの特徴でも直線番長的なマシンとメルセデスエンジンの強さが発揮された。
5番手にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。安定してトップ5に入ってくるのは流石だ。その他ホンダF1エンジン勢で10番手のセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)を0.3秒、14番手の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)を0.8秒上回った。
メルセデスはミディアムのみ、マクラーレンとアルピーヌはハードとミディアムとソフトを使わずに予選を迎えることになる。
F1イタリアGP 予選は、この後25時(現地時間17時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
今大会では、シルバーストーンに続き、2度目のスプリント予選フォーマットで開催され、金曜日の午後に行われる予選でマシンはパルクフェルメ状態となる。そのためFP1の60分間でシャシーとパワーユニットのセッティングをいかに調整を詰められるかが鍵になる。
金曜日のモンツァは曇り空。気温27.1度、路面温度40.9度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。ピレリは、今大会にC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)とレンジの中間のコンパウンドを選択。多くのドライバーがセッションすぐにハード、もしくはミディアムで走行を開始した。
前戦F1オランダGPの週末に新型コロナウイルスに感染したキミ・ライコネンの代役として、F1イタリアGPでもロバート・クビサが代役を務めている。アルファロメオは、ホームレースとなる今大会でブランド創設111周年を記念した特別リバリーを採用。アストンマーティンは映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の宣伝のためにマシンに007のロゴを掲載している。
超高速サーキットであるモンツァは、スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラックだ。また、高速ストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最も低いダウンフォースセットアップを使用する。週末にむけて用意したイニシャルセットアップが正解か、もしくはセッション中にいかに調整できるかが重要となる。
セッション中盤からは予選にむけたショートランのプログラムも実施。だが、タイヤに関してはソフトを履くチームとミディアムでショートランを行うチームに分かれた。それ以降は、限られた時間のなかで最後のギリギリまで走行が行われた。
トップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。このセッションではミディアムタイヤのみを使用し、1分20秒926をマーク。2番手は0.452秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがソフトタイヤで記録。下馬評通り、ストレートスピードに勝るメルセデスがFP1では大差をつけた。フェルスタッペンから0.073秒の僅差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)が3番手に続いた。
4番手はアストンマーティンのランス・ストロール。チームメイトのセバスチャン・ベッテルも6番手に入り、チームの特徴でも直線番長的なマシンとメルセデスエンジンの強さが発揮された。
5番手にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。安定してトップ5に入ってくるのは流石だ。その他ホンダF1エンジン勢で10番手のセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)を0.3秒、14番手の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)を0.8秒上回った。
メルセデスはミディアムのみ、マクラーレンとアルピーヌはハードとミディアムとソフトを使わずに予選を迎えることになる。
F1イタリアGP 予選は、この後25時(現地時間17時)から行われる。
2021年 第14戦 F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAPS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分20秒926 | 28 | |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分21秒378 | 0.452 | 22 |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分21秒451 | 0.525 | 29 |
4 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分21秒676 | 0.750 | 23 |
5 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分21秒719 | 0.793 | 28 |
6 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分21秒824 | 0.898 | 26 |
7 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分21秒914 | 0.988 | 26 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分21秒926 | 1.000 | 24 |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分22秒003 | 1.077 | 27 |
10 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分22秒039 | 1.113 | 23 |
11 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分22秒102 | 1.176 | 25 |
12 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分22秒103 | 1.177 | 27 |
13 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分22秒270 | 1.344 | 26 |
14 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分22秒530 | 1.604 | 31 |
15 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分22秒661 | 1.608 | 27 |
16 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分23秒009 | 2.083 | 28 |
17 | 88 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 1分23秒092 | 2.166 | 31 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分23秒442 | 2.516 | 30 |
19 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分23秒445 | 2.519 | 23 |
20 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分23秒551 | 2.625 | 23 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP