F1シュタイアーマルクGP 決勝:レッドブルF1のフェルスタッペンが優勝!
2021年 F1世界選手権 第8戦 F1シュタイアーマルクGPの決勝が6月27日(土)にオーストリアのレッドブル・リンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げた。
新型コロナウイルスの継続的な影響により、今年もレッドブル・リンクで2連戦が開催される。初戦はサーキットが位置するシュタイアーマルク州の名を冠し『シュタイアーマルクGP』という名称となった。
舞台となるレッドブルリンクは、その名の通り、レッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修した。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブルリンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。丘陵地帯のため、高低差が大きく、ストレートにはいずれもうねりが施されている。また、急な上り坂や、ストレートも多いため、パワー依存が最も大きいサーキットでもある。
雨も予報された日曜日だが、天候は晴れ。気温26度、路面温度54度のドライコンディションで71周のレースはスタート。今回、ピレリは、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という前戦フランスGPと同じレンジの中間のコンパウンドを配分している。。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。スタートでリードを守ったフェルスタッペンは終始3秒程度のリードを保ってレースをコントロール。1回のみのピットストップも難なくこなし、レッドブルのホームレースをポール・トゥ・ウィンで前戦F1フランスGPに続く2連勝。今季4勝目、通算14勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。
レッドブル・レーシングにとっても2014年にハイブリッド時代に入ってから4連勝は初。ホンダF1としては、マクラーレン・ホンダのアイルトン・セナが開幕4連勝した1991年以来、30年ぶりの記録となった。
2位はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。マックス・フェルスタッペンとの3秒差を縮めることできず、逆にタイヤに苦しみ52周目にはポジションキープに切り替えた。ファイナルラップでファステストラップを狙ってピットインし、追加の1ポイントを獲得した。
3位はメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。4位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。前半を3番手でレースを進めたセルジオ・ペレスだったが、ピトストップで4.8秒とタイムをロス。ボッタスに先行を許す。同じタイヤではオーバーテイクできないと判断したチームは55周目に2度目のピットイン。20秒以上あった差をボッタスよりも2秒速いペースで追いかけるが、0.527秒届かなかった。
トップ4以下は周回遅れ。ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)までが入賞。角田は今季3回目のポイント獲得。
6番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、7番グリッドのシャルル(ルクレール)とバトル。軽く接触した後、ルクレールのフロントウイングがガスリーの左リアタイヤに接触。これでパンクしたガスリーはスローダウンを余儀なくされる。そして、スロー走行のガスリーにアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)が立て続きに接触。ピットまで戻ったガスリーだったが、タイヤ交換を諦めてガレージにマシンを入れてリタイアした。
来週は3連戦最後となるF1オーストリアGPが同じレッドブル・リンクで開催される。
優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「(レースが開始して)すぐにマシンバランスがいいと感じました。来週も同じ戦いを見せなければなりませんね。楽しみです。もう一度、いい仕事をできる自信はあります!」
優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) / 2021年 F1シュタイアーマルクGP
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1シュタイアーマルクGP
新型コロナウイルスの継続的な影響により、今年もレッドブル・リンクで2連戦が開催される。初戦はサーキットが位置するシュタイアーマルク州の名を冠し『シュタイアーマルクGP』という名称となった。
舞台となるレッドブルリンクは、その名の通り、レッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修した。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブルリンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。丘陵地帯のため、高低差が大きく、ストレートにはいずれもうねりが施されている。また、急な上り坂や、ストレートも多いため、パワー依存が最も大きいサーキットでもある。
雨も予報された日曜日だが、天候は晴れ。気温26度、路面温度54度のドライコンディションで71周のレースはスタート。今回、ピレリは、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という前戦フランスGPと同じレンジの中間のコンパウンドを配分している。。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。スタートでリードを守ったフェルスタッペンは終始3秒程度のリードを保ってレースをコントロール。1回のみのピットストップも難なくこなし、レッドブルのホームレースをポール・トゥ・ウィンで前戦F1フランスGPに続く2連勝。今季4勝目、通算14勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。
レッドブル・レーシングにとっても2014年にハイブリッド時代に入ってから4連勝は初。ホンダF1としては、マクラーレン・ホンダのアイルトン・セナが開幕4連勝した1991年以来、30年ぶりの記録となった。
2位はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。マックス・フェルスタッペンとの3秒差を縮めることできず、逆にタイヤに苦しみ52周目にはポジションキープに切り替えた。ファイナルラップでファステストラップを狙ってピットインし、追加の1ポイントを獲得した。
3位はメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。4位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。前半を3番手でレースを進めたセルジオ・ペレスだったが、ピトストップで4.8秒とタイムをロス。ボッタスに先行を許す。同じタイヤではオーバーテイクできないと判断したチームは55周目に2度目のピットイン。20秒以上あった差をボッタスよりも2秒速いペースで追いかけるが、0.527秒届かなかった。
トップ4以下は周回遅れ。ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)までが入賞。角田は今季3回目のポイント獲得。
6番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、7番グリッドのシャルル(ルクレール)とバトル。軽く接触した後、ルクレールのフロントウイングがガスリーの左リアタイヤに接触。これでパンクしたガスリーはスローダウンを余儀なくされる。そして、スロー走行のガスリーにアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)が立て続きに接触。ピットまで戻ったガスリーだったが、タイヤ交換を諦めてガレージにマシンを入れてリタイアした。
来週は3連戦最後となるF1オーストリアGPが同じレッドブル・リンクで開催される。
優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「(レースが開始して)すぐにマシンバランスがいいと感じました。来週も同じ戦いを見せなければなりませんね。楽しみです。もう一度、いい仕事をできる自信はあります!」
2021年 第8戦 F1 シュタイアーマルクGP 決勝 結果・順位
Pos | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | LAP | 71 | 1 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 35.743 | 35.743 | 2 |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 46.907 | 11.164 | 1 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 47.434 | 0.525 | 2 |
5 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1L | 26.794 | 1 |
6 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1L | 6.962 | 1 |
7 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1L | 12.514 | 2 |
8 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1L | 15.364 | 1 |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1L | 0.976 | 1 |
10 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1L | 0.675 | 1 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1L | 2.434 | 1 |
12 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1L | 5.002 | 1 |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1L | 1.296 | 1 |
14 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1L | 1.453 | 1 |
15 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1L | 6.988 | 1 |
16 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 2L | 54.500 | 1 |
17 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 3L | 33.769 | 2 |
18 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 3L | 8.389 | 1 |
DNF | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 3 | ||
DNF | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1 |
優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) / 2021年 F1シュタイアーマルクGP
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1シュタイアーマルクGP