F1バーレーンGP フリー走行3回目:レッドブルF1のフェルスタッペン首位。ホンダF1勢は全4台がトップ10入り
2020年のF1世界選手権の第15戦 F1バーレーンGPのフリー走行3回目が11月28日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。

トワイライトレースで開催されるF1バーレーンGPは、例年、日中に行われるFP1やFP3は捨てセッションと考えられていた。しかし、今年は11月へと日程が移動したこともあり、初日のFP1とFP2でタイムにあまり変化がなかった。そのため、FP3もマシンを仕上げていく上で有用なセッションとなった。

それでも、15分を経過した時点で5台しかタイムを出していない状況。全チームが予選と決勝に向けてハードもしくはミディアムを温存しているためだと見られ、FP3では全ドライバーがソフトタイヤでセッションを開始する。

30分が経過する頃には全マシンがタイムを記録し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が1分29秒600でタイムシートのトップに立つ。

その後、前半にショートランを実施したチームはロングラン、ロングランを実施しチームはショートランと混在。タイムシートが目まぐるしく入れ替わっていく。

フリー走行3回目のトップタイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの1分28秒355。セッション中にはDRSのフラップが走行中に緩むという症状が見られており、予選までの修復が必須となるだろう。前日に大クラッシュしたチームメイトのクラッシュアレクサンダー・アルボンは、シャシーを交換してセッションに挑み、4番手タイムを記録し、見事な立ち直りをみせた。

2番手タイムは0.263差でルイス・ハミルトン、3番手タイムは0.366差でバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。セッション終盤、ガレージではFIAの技術代表ジョー・バウアーがハミルトンのマシンを調査している場面があり、何がトラブルを抱えている可能性もある。

5番手はカルロス・サインツ(マクラーレン)、6番手はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、7番手はランド・ノルス(マクラーレン)、8番手はダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)と2チームが入り乱れた。前日に速さをみせていたレーシング・ポイントはランス・ストロールが9番手、セルジオ・ペレスが10番手につけた。その後ろにはルノー勢が続いている。

フェラーリ勢は苦戦を強いられており、セバスチャン・ベッテルが13番手、シャルル・ルクレールが15番手でセッションを終えた。

最終的にFP3ではソフトタイヤしか使わなかった。予選Q2でミディアムを使用するチームが出てくるはずだ。

F1バーレーンGPの予選は23時(現地時間17時)から行われる。

2020年 第15戦 F1バーレーンGP フリー走行3回目 結果・タイム

順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回
133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分28秒355 11
244ルイス・ハミルトンメルセデス1分28秒6180.26312
377バルテリ・ボッタスメルセデス1分28秒7210.36614
423アレクサンダー・アルボンレッドブル・ホンダ1分29秒0180.66312
555カルロス・サインツマクラーレン1分29秒4551.10012
610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分29秒4721.11716
74ランド・ノリスマクラーレン1分29秒5671.2128
826ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ1分29秒5851.23017
918ランス・ストロールレーシングポイント1分29秒6601.30513
1011セルジオ・ペレスレーシングポイント1分29秒6721.31712
113ダニエル・リカルドルノー1分29秒6841.3299
1231エステバン・オコンルノー1分29秒6911.33611
135セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分29秒8591.50415
1499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分29秒9701.61510
1516シャルル・ルクレールフェラーリ1分30秒1831.82814
1640ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分30秒5592.20416
178ロマン・グロージャンハース1分30秒6522.29716
1820ケビン・マグヌッセンハース1分30秒7592.40412
197キミ・ライコネンアルファロメオ1分30秒8232.46816
206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分30秒9172.56219


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP