F1ベルギーGP フリー走行3回目:ハミルトンが首位でベッテルが最下位
2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPのフリー走行3回目が8月29日(土)にスパ・フランコルシャンで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が最下位という驚きの結果となった。
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土曜日のスパ・フランコルシャンは厚い雲に覆われており、温14度、路面温度19度のドライコンディションで60分のセッションはスタート。前日にPUトラブルによって走れなかったハースの2台がコースインする。
数台がインスタレーションラップを行ったがその後は静かなまま。10分が経過した頃からホームストレート付近で雨が降り出すが、コンディションが変わるほどの強さではなく、20分に差し掛かった頃から各マシンはドライタイヤで走行を開始する。レーシング・ポイントはハードタイヤで走行を開始した。
今年はC2(ソフト)、C3(ミディアム)、C4(ハード)と昨年よりも柔らかいタイヤが配分されるが、1ストップが主流になると考えられている。各マシンが予選を見据えつつも、決勝での戦略を考慮に入れてショートランとロングランでのマシンの最終仕上げを進めていく。
30分が経過した時点でタイムシートのトップに立ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)という順でセッションは進んでいく。
残り15分の時点でコース上に出ているマシンはゼロ。各マシンが最後のスティントに備える。
残り10分を切ると続々とマシンがコースイン。ほとんどのマシンがソフトタイヤを装着し、午後の予選にむけての最終確認を実施する。コース上は大渋滞となり、最終アタックは読み取りにくいものとなった。最終的に“スパウェザー”でウエットコンディションになることはなかった。
F1ベルギーGP フリー走行3回目のトップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分43秒255。ダウンフォースを優先し、パワーセクターのセクター1と3ではタイムを失っているが、セクター2で遅れを取り戻すという極端なセッティングになっている。
2番手タイムはルノーのエステバン・オコン。トップとの差は0.230。ルノーはセクター1で速さをみせている。3番手には0.386秒差でランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。
ホンダF1エンジン勢でのトップはレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン。トップから0.476秒差の1分43秒731をマーク。チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、最終スティントで渋滞に巻き込まれてタイヤをうまく準備することができず、ラップをアボート。タイムを更新せずに6番手となった。
アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが11番手、ダニール・クビアトが12番手。9番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)から16番手のキミ・ライコネン(アルファロメオ)までは1秒以内とミッドフィールドは非常に接戦となっている。
だが、このセッションで最も心配だったのがフェラーリだ。特にトラブルなどがあったわけではないはずだが、セバスチャン・ベッテルはトップから2秒遅れの最下位。シャルル・ルクレールは17番手。ウィリアムズの1台、そして、エンジンカスタマーのハースの2台、アルファロメオの1台の後塵を拝するなど、深刻な状況が続いている。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ベルギーGP
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土曜日のスパ・フランコルシャンは厚い雲に覆われており、温14度、路面温度19度のドライコンディションで60分のセッションはスタート。前日にPUトラブルによって走れなかったハースの2台がコースインする。
数台がインスタレーションラップを行ったがその後は静かなまま。10分が経過した頃からホームストレート付近で雨が降り出すが、コンディションが変わるほどの強さではなく、20分に差し掛かった頃から各マシンはドライタイヤで走行を開始する。レーシング・ポイントはハードタイヤで走行を開始した。
今年はC2(ソフト)、C3(ミディアム)、C4(ハード)と昨年よりも柔らかいタイヤが配分されるが、1ストップが主流になると考えられている。各マシンが予選を見据えつつも、決勝での戦略を考慮に入れてショートランとロングランでのマシンの最終仕上げを進めていく。
30分が経過した時点でタイムシートのトップに立ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)という順でセッションは進んでいく。
残り15分の時点でコース上に出ているマシンはゼロ。各マシンが最後のスティントに備える。
残り10分を切ると続々とマシンがコースイン。ほとんどのマシンがソフトタイヤを装着し、午後の予選にむけての最終確認を実施する。コース上は大渋滞となり、最終アタックは読み取りにくいものとなった。最終的に“スパウェザー”でウエットコンディションになることはなかった。
F1ベルギーGP フリー走行3回目のトップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分43秒255。ダウンフォースを優先し、パワーセクターのセクター1と3ではタイムを失っているが、セクター2で遅れを取り戻すという極端なセッティングになっている。
2番手タイムはルノーのエステバン・オコン。トップとの差は0.230。ルノーはセクター1で速さをみせている。3番手には0.386秒差でランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。
ホンダF1エンジン勢でのトップはレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン。トップから0.476秒差の1分43秒731をマーク。チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、最終スティントで渋滞に巻き込まれてタイヤをうまく準備することができず、ラップをアボート。タイムを更新せずに6番手となった。
アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが11番手、ダニール・クビアトが12番手。9番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)から16番手のキミ・ライコネン(アルファロメオ)までは1秒以内とミッドフィールドは非常に接戦となっている。
だが、このセッションで最も心配だったのがフェラーリだ。特にトラブルなどがあったわけではないはずだが、セバスチャン・ベッテルはトップから2秒遅れの最下位。シャルル・ルクレールは17番手。ウィリアムズの1台、そして、エンジンカスタマーのハースの2台、アルファロメオの1台の後塵を拝するなど、深刻な状況が続いている。
2020年 第7戦 F1ベルギーGP フリー走行3回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分43秒255 | 9 | |
2 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分43秒485 | 0.230 | 9 |
3 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分43秒641 | 0.386 | 12 |
4 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分43秒731 | 0.476 | 13 |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分43秒813 | 0.558 | 9 |
6 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分43秒896 | 0.641 | 10 |
7 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分43秒973 | 0.718 | 8 |
8 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分43秒988 | 0.733 | 12 |
9 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分44秒006 | 0.751 | 13 |
10 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分44秒180 | 0.925 | 12 |
11 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分44秒508 | 1.253 | 14 |
12 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分44秒694 | 1.288 | 14 |
13 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分44秒771 | 1.516 | 11 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分44秒841 | 1.586 | 10 |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分44秒844 | 1.589 | 16 |
16 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分44秒932 | 1.677 | 11 |
17 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分45秒147 | 1.892 | 12 |
18 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分45秒157 | 1.902 | 11 |
19 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分45秒190 | 1.935 | 13 |
20 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分45秒420 | 2.165 | 12 |
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