F1オーストリアGP フリー走行2回目:ハミルトン最速でメルセデスF1が1-2。レーシング・ポイントF1が3番手に続く
2020年のF1世界選手権 第1戦 F1オーストリアGPのフリー走行2回目が7月3日(金)、シュピールベルクのレッドブル・リンクで行われ、午前中に引き続き、ルイス・ハミルトンがトップタイム、バルテリ・ボッタスが2番手タイムとメルセデスF1が1-2体制で初日のセッションを終えた。

午前中は軽い雨が降ったレッドブル・リンクだが、午後のセッションは全体でドライセッションで行われた。気温19.9度、路面温度29.6度、湿度58.6%で90分間のFP2セッションはスタート。

FP1でブレーキトラブルに見舞われたロマン・グロージャン(ハース)が真っ先にコースインした。

序盤はレーシング・ポイントがタイムシートの上位に並ぶ速さをみせる。昨年のタイトル獲得マシンであるメルセデスW10の空力コンセプトをコピーしたRP20はステアリングの修正の少ないスムーズな走りを見せてあり、プレシーズンでの下馬評通り、今シーズンのダークホースになるかもしれない。

前半部のショートランではメルセデスF1の2台がタイムを更新して1-2で並び、FP1では大人しかったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)も4番手タイムを記録して、各チームはレースシミュレーションに移行。

ロングランでもメルセデスF1は安定した速さを見せる。一方、フェラーリF1はハードタイヤでメルセデスF1と互角のロングランを見せている点も興味深い。

レッドブル・ホンダにとっては静かなセッションとなった。FP2ではショートランでもロングランでも目立った動きはなく、マックス・フェルスタッペンがコースオフを喫してオーバーステアを訴えるなど、まだまだ煮詰まっていない様子だ。

フリー走行2回目のトップタイムはメルセデスF1のルイス・ハミルトンの1分04秒304。2番手には0.197秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、1-2体制で新シーズン初日のセッションを切り上げた。

そして、3番手にはトップから0.641秒差でレーシング・ポイントF1のセルジオ・ペレスが続き、その0.026秒差でフェラーリF1のセバスチャン・ベッテルが続いた。その背後にはルノーとマクラーレンが続いており、熾烈なミッドフィールドバトルが予想される結果となっている。

レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが41周を走行してトップから0.911秒差となる8番手、アレクサンダー・アルボンはトップから1.149秒差の13番手だった。

アルファタウリ・ホンダは、ダニール・クビアトが12番手、ピエール・ガスリーが17番手でセッションを終えている。

F1オーストリアGP フリー走行3回目は7月4日(土)の19時(現地時間12時)から行われる。

2020年 第1戦 F1オーストリアGP フリー走行2回目 結果

順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回
144ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒304 42
277バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒5010.19737
311セルジオ・ペレスレーシングポイント1分04秒9450.64148
45セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分04秒9610.66748
53ダニエル・リカルドルノー1分04秒9720.66836
64ランド・ノリスマクラーレン1分05秒0870.78338
718ランス・ストロールレーシングポイント1分05秒1350.83149
833マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分05秒2150.91141
916シャルル・ルクレールフェラーリ1分05秒2980.98446
1055カルロス・サインツマクラーレン1分05秒3521.04837
1131エステバン・オコンルノー1分05秒4151.11142
1226ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ1分05秒4431.13934
1323アレクサンダー・アルボンレッドブル・ホンダ1分05秒4531.14947
1499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分05秒6081.30449
1520ケビン・マグヌッセンハース1分05秒6781.37444
168ロマン・グロージャンハース1分05秒9081.60450
1710ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分06秒0161.71251
1863ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分06秒1251.82140
197キミ・ライコネンアルファロメオ1分06秒2781.9344
2088ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分07秒1242.82045


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP